ベビー用品やキッズ用品コーナーに行くと、枕が並んでいますよね。
今まで枕を使ったことのない子どもから「枕が欲しい!」と言われて、子どもの枕の必要性を考えるお母さんが多くいらっしゃります。
私達大人は枕を当たり前のように使っていますが、子どもに枕は必要なのでしょうか。
必要な場合、何歳から枕を使えばいいのでしょうか。
子どもの枕の必要性と使い始める年齢、おすすめの子どもの枕を紹介します。
子どもの枕の必要性
寝る時に枕を使う方がほとんどだと思いますが、なぜ枕を使うのか、考えたことはありますか?
枕には、寝る時の姿勢を整えるという役割があります。
でも、実は、枕の役割は年齢によって変わるんです。
2歳から5歳までの幼児が枕を使う場合、汗や皮脂を吸収して、敷布団を汚れから守る役割があります。
6歳を過ぎると、敷布団を汚れから守る役割の他、頭、首、肩の高さを調整して、寝る時の姿勢を整えたり、寝返りしやすくしたりする役割があります。
なぜ、枕の役割が年齢によって変わるのでしょうか。
その答えは、背骨の形の変化にあります。
乳児の背骨はC字カーブといって、耳の位置が肩より前にある状態です。
歩けるようになると、耳の位置がと肩が一直線になるS字カーブに変わります。
C字カーブからS字カーブに突然変わるわけではなく、徐々にS字カーブに変化するため、完全にS字カーブに変わる年齢には個人差があります。
大人と同じ形の枕を使うのは、完全にS字カーブに変わる10歳以降。
それまでは、子どもの枕を用意してあげましょう。
子どもの枕を使い始める年齢
子どもの枕から大人の枕に切り替えるタイミングは、10歳以降だと紹介しました。
では、何歳から、子どもの枕を使い始めればいいのかというと、背骨がS字カーブに変化し始める8歳頃です。
でも、中には、8歳になる前に、枕を使い始める子どももいます。
というのも、子どもはお母さんやお父さんの真似をするのが大好き。
兄弟がいる子どもであれば、お兄さんやお姉さんの真似をしたがります。
3歳を過ぎると、自我が芽生えるうえに、自分の気持ちを伝えられるようになるため「お母さんと同じように、私も枕を使いたい」と言う子どもがいるんです。
8歳になるまでは、子どもに枕は必要ありません。
でも、子どもが自分の意思で枕を使いたがったら、子どもが3歳未満の場合には中央にくぼみのある枕を、3歳以上8歳未満の場合には高さ7cm以下の枕を用意してあげましょう。
おすすめの子どもの枕
子どもの枕の必要性を知って、枕を買おうと思ったお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、中には、子どもの枕をどのように選べばいいのか悩むお母さんもいらっしゃると思います。
そこで、おすすめの子どもの枕を紹介しますので、悩んでいる方は、是非、参考にしてください。
1歳以上3歳未満の子どもの枕
1歳以上3歳未満の子どもには、
「Adokoo ベビーまくら 」がおすすめです。
長方形でありながら、ドーナツ型のように中央にくぼみのある枕。
子どもの頭にフィットするため、寝返りをしっかりサポートしてくれます。
枕が高いと子どもの頸椎が変形して、頭の形がいびつになったり、猫背になったりするといわれていますが、こちらの枕の高さは3cmと低め。
中には物足りないと感じる子どももいるかもしれませんが、子どもの成長と健康を考えて作られた枕です。
Adokoo ベビーまくらの口コミ
右側ばっかり向くので頭の形も気になってきたので購入。
ちゃんと使ってくれるか心配だったんですけど、これを使ったらずっと仰向けで寝てくれるようになったんです!
もう寝そうだなってタイミングでサッと枕を出すと、くぼみにうまくフィットして寝てくれます。
ちょっと横向きそうなときでも、すぐくぼみにストンして仰向けに。感動しました。
まくらを嫌がることもなく寝てくれました。
横向きで寝るのも寝やすいみたいでいびきみたいな寝息も治りました。
3歳以上8歳未満の子どもの枕
3歳以上8歳未満の子どもには
「アニメキャラクター枕(枕カバー付ジュニア枕)」がおすすめです。
ハローキティやドラえもん、ポケットモンスターなど、子どもの好きなキャラクター9種類から選べるカバーが付いているキッズ枕です。
カバーは綿100%なので、子どもの寝汗をしっかり吸い取ってくれます。
枕の中身はポリエステル綿、パイプの2種類から選べますが、どちらも丸洗い可能。
毎日手軽にお手入れできるのも嬉しいですね。
アニメキャラクター枕(枕カバー付ジュニア枕)の口コミ
私は自分が長年パイプ枕を愛用していて、子ども達もこれが気に入っていたので迷わずパイプ枕を選びました。
届いてカバーに入れましたが、軽くて入れやすかったし、程よい沈みと低反発のようにぺったんこにならないのが気に入っています。
今まで枕を使っていなかったのですが、喘息が出ているときは頭を高くして寝かさないといけない為、枕購入しました!
お気に入りでとても喜んでくれました!!丸洗い出来るのも助かります!!大きさも丁度良いです!
ベビー布団セットに含まれていたベビー用枕を、頭に敷いてあげました。
でも、ベビー用枕のメリットが感じられず、また、吐き戻しが多かったので、傾斜のついた吐き戻し防止用枕に変更しました。
寝返りを打ち始めると、窒息が怖くなり、ベビー用枕も、吐き戻し防止用枕も使わなくなりました。
3歳になり、幼稚園に通い始めると、自分の好きなキャラクターができ、また、月齢が上のお友達と遊ぶうちに、枕に興味を持ち始めました。
下の子のオムツを買いに、ベビー用品コーナーに行った時に、子どもが大好きなキャラクターのキッズ枕を発見。
キッズ枕を見て「僕も枕を使って寝たい」と言い出しました。
キッズ枕の対象年齢を確認したところ「3歳から」と説明書に書かれていました。
子どもは既に4歳を過ぎていたので、十分使えると判断しましたが、子どもが枕を使い始めるのは8歳を過ぎた頃からだと思っていたので、枕を買うのはまだ早いかなとも思いました。
でも、子どもが欲しがったキッズ枕は、ある有名な寝具メーカーから販売された枕で、1000円以下で販売されていました。
「この値段なら、とりあえず試してみよう」と思って購入。
購入したその日の夜に、子どもが早速使いたがり使いました。翌朝、子どもの頭に大きな変化がありました。
実は、子どもは寝癖がひどく、毎朝髪を濡らしてクシでといて、寝癖を直していました。
でも、キッズ枕を使った翌朝は、後頭部の寝癖が落ち着いていたんです。
また、それまでなかなか寝付かなかった子どもがすぐに寝付くようになり、翌朝の目覚めがご機嫌に。
寝癖を整える手間と子どものご機嫌を取る手間がなくなり、一石二鳥でした。
子どもが枕を使って寝ている時の姿勢などをよく見て、子どもの成長に合った枕を買い足していきたいと思います。
まとめ
子どもの枕の必要性と使い始める年齢、おすすめの子どもの枕を紹介しました。
子どもの枕の必要性は年齢によって異なります。
・2歳から5歳までの幼児が枕を使う場合、汗や皮脂を吸収して、敷布団を汚さない
・6歳を過ぎると、敷布団を汚れから守る役割の他、頭、首、肩の高さを調整して、寝る時の姿勢を整えたり、寝返りしやすくしたりする
役割があります。