外出できない日々が続き、自宅で過ごす時間が長いと、子どもに何をして過ごさせようかと悩みますよね。
子どもがおもちゃに退屈したら、料理を手伝ってもらうのがおすすめです。
というのも、料理は手指を使うため、手先が器用になったり、脳の成長を促したりできるんです。
そこで、子どもと一緒に簡単に手作りできる料理を5つ紹介します。
フルーチェ
私が子どもと一緒に作ったことのある料理の中で、一番簡単にできるのがフルーチェ。
パウチの中身と牛乳を、ボウルに入れて、よくかき混ぜるだけで完成。
包丁や火を使わないので、3歳以上の子どもであれば、簡単に作ることができます。
注意点は、必ず牛乳を使うこと。牛乳の価格が上がっているので、低脂肪乳を購入する人が増えています。
でも、フルーチェと低脂肪乳を混ぜても、うまく固まりません。
普段、低脂肪乳を購入している人は、少し高くついてしまいますが、牛乳を購入してくださいね。
フルーチェといえば、イチゴ味やみかん味など、果物の味がメジャーですが、最近では、わふーちぇという和風味もあります。
賞味期限が長いので、何種類か買い揃えておくと、毎日楽しめますね。
また、ホットケーキにかけたり、アイスクリームにかけたりなど、アレンジを楽しめるのも、フルーチェの魅力ですよ。
ホットケーキ
ホットケーキミックス、卵、牛乳をボウルに入れて、かき混ぜて焼くだけで出来上がるホットケーキ。
子どもに大人気の絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」を読んで、ホットケーキを作りたがる子どもがたくさんいます。
フライパンで生地を焼くので、子どもがやけどしないか、心配するお母さんも多くいらっしゃると思います。
また、コンロに子どもを近づけたくない、子どもに火を使わせたくないというお母さんもいらっしゃりますよね。無理をして、子どもにホットケーキを焼かせる必要はありません。
ボウルでかき混ぜる工程まで、子どもに任せて、お母さんがフライパンで焼いてあげましょう。
最後の盛り付けを子どもにお願いすれば、子どもが「自分でホットケーキを作った」という達成感を得られます。
子どもが「鉄板を触らないでね」と注意して聞く年齢であれば、ホットプレートを使って焼くのもいいかもしれません。
コンロで、フライパンを使って、ホットケーキを焼くとなると、子どもの身長では、フライパンの中を確認できません。
でも、食卓にホットプレートを置けば、身長の低い子どもでも、ホットケーキが焼き上がる工程を確認できます。
ぜひ「しろくまちゃんのほっとけーき」に載っている工程を見ながら、作ってみてください。
料理の楽しさはもちろん、絵本の楽しさを、より強く感じることができますよ。
ポテトサラダ
加熱調理をする必要があるけれども、火を使わず、電子レンジで作ることができるのがポテトサラダ。
ポテトサラダのメインの食材は、じゃがいも。
そして、ポテトサラダの彩りを良くするために、緑のキュウリ、オレンジのニンジンを混ぜる人が多いですよね。
じゃがいもはざく切りでかまいませんが、キュウリやニンジンは、ある程度細かく切る必要があります。
子どもに包丁を持たせるのは、怖いですよね。
食材を包丁で切っている時に、手元がくるって、怪我をしないかと心配するお母さんも多くいらっしゃると思います。
子どもに包丁を持たせたくないなら、お母さんが食材を切りましょう。
切ったじゃがいもを耐熱容器に入れて、電子レンジで温めます。
電子レンジによって、加熱時間は異なりますが、じゃがいもに箸がすっと入るぐらい、柔らかくなるまで加熱するのが目安です。
加熱したてのじゃがいもは熱いので、子どもにそのまま渡すと、子どもがやけどするおそれがあります。
じゃがいもが十分冷めたことを確認して、子どもに渡しましょう。
あとは、加熱したじゃがいも、お好みの大きさに切ったキュウリ、ニンジンをボウルに入れて、調味料を入れて、かき混ぜるだけ。
ポテトサラダはおやつではなく、ごはんのおかずになります。
子どもがポテトサラダを作れるようになると、お母さんも助かるのではないでしょうか。
食卓に並べた時に、お父さんに「今日は一緒に作ったんだよ」と話せば、お父さんも子どもの成長を感じられますね。
たこ焼き
子どもが大好きなたこ焼き。一家に一台、たこ焼き器を持っているというご家庭も多いのではないでしょうか。
ボウルに、市販のたこ焼き粉、卵、水を入れて、よくかき混ぜれば、生地が出来上がります。
「キャベツを細かく切るのが面倒」「子どもに包丁を持たせたくない」というお母さんは、カットサラダを使いましょう。
カットサラダは、キャベツがあらかじめ細かく切られているので、生地に入れるだけです。
たこ焼きの中に入れるタコは硬いため、子どもが包丁の扱いに慣れていても、お母さんが包丁で切ってあげるのが無難です。
また、子どもの年齢によっては、タコを噛みきれませんよね。
タコの他、ウィンナーや鶏肉を入れたりすれば、簡単に噛み切れますし、さまざまな味を楽しめるのでおすすめです。
熱い鉄板を触ると、やけどすることを理解できる子どもであれば、竹串でたこ焼きをくるくる回す工程も任せてみましょう。
手指に入れる力の加減を調整できるようになるので、手先がより器用になりますよ。
餃子
つまみ食いしない子どもには、餃子を包んでもらいましょう。
今まで紹介してきた、フルーチェ、ホットケーキ、ポテトサラダ、たこ焼きは生で食べても、お腹を壊す可能性は低いです。
でも、餃子のタネは生肉。加熱せずに口に入れると、食中毒になるおそれがあります。
つまみ食いをしないこと、餃子を包み終えたら、必ず手を洗うことを約束できるなら、子どもに餃子作りを手伝ってもらうといいかもしれません。
餃子を包めるようになると、シュウマイ、小籠包、春巻きなど、さまざまな中華料理にチャレンジできますよ。
子どもが泡だて器を持っている姿、盛り付けている姿、美味しそうに食べている姿などの写真が投稿されていました。
そして、投稿初日には、写真に「盛り付けがうまくできない」という文章が添えられていました。
それから日が経つにつれて、料理のレパートリーが増え、盛り付けが豪華になっていきました。
「毎日、一緒に料理すれば、子どもの料理の腕が上がっていくんだ!」と思い、私も子どもと一緒に料理し始めました。
今では、料理の写真をSNSに投稿し合い、参考にし合っています。
まとめ
子どもと一緒に簡単に手作りできる料理を5つ紹介しました。
包丁や火を使わせるのが怖いというお母さんは、無理をする必要はありません。
子どもに任せられる工程だけ任せて、一緒に料理を楽しみましょう。
料理教室に通わせるのもいいですが、お母さんと一緒に料理すれば、教室代を支払わずに、料理を学ぶことができます。
また、お母さんの味を引き継ぐことができます。
私は母の味付けを参考に料理をしていますが、母は祖母の味付けを参考に料理をしています。
味が代々引き継がれていくというのは素敵ですよね。
一緒に料理を楽しみながら、お母さんが子どもの頃に食べた忘れられない味など、思い出話をしてみてはいかがでしょうか。