子どもの頃に粘土遊びに夢中になったお母さんも多いと思いますが、中には、「手が汚れるから、子どもに粘土遊びをさせたくない」と考えるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、粘土遊びにはメリットがあるんです。
子どもが粘土で遊ぶメリットとデメリット、3種類の粘土の特徴と保存方法を紹介します。
目次
子どもが粘土で遊ぶメリットとデメリット
子どもが粘土で遊ぶメリットとデメリットをみていきましょう。
子どもが粘土で遊ぶメリット
論理的に考える力が身につく
粘土遊びといえば、手で練ったり丸めたりするイメージが強いですが、それだけではありません。
作品の完成イメージを思い浮かべて、粘土を必要な大きさにちぎります。
手に取った粘土が少なければ、必要な大きさになるように粘土を少しずつ加えます。
作品を完成させるために粘土をどれぐらい用意するのか、どのように練るのかなど、子どもが自分で考えるので、論理的に考える力が身につきます。
手先が器用になる
例えば、粘土でうさぎを作る場合。
顔と身体・耳などは、粘土をある程度大きくちぎれば作れますが、目や鼻・尻尾などは、粘土を小さくちぎる必要があります。
そして、小さくちぎった粘土を丸めて、目や鼻・尻尾を作ったら、顔やお尻に付けます。
でも、顔やお尻から落ちないように、でも、形を崩さないように付けるのは難しいですよね。
粘土遊びを通じて、手先が器用になります。
子どもが粘土で遊ぶデメリット
後片付けが大変
粘土で遊ぶ時には、粘土板に粘土を乗せるのが一般的ですが、粘土と一緒に粘土板を購入する方は少ないです。
「粘土を忘れずに買おう」と強く思うあまり、粘土板を買うのを忘れるんですよね。
そこで、多くの方が、粘土板の代わりにチラシを敷いて、子どもに粘土で遊ばせようとします。
でも、チラシの上で粘土を練ったり伸ばしたりすると、チラシが粘土に張り付いて、遊びにくくなります。
お母さんが目を離したすきに、「チラシの上では遊びにくい」と思った子どもがテーブルに粘土を置いて遊んでいたというのはよくある話。
粘土に含まれている油で、テーブルがベタベタになってしまうので、粘土板がなければ後片付けが大変です。
また、粘土遊びでベタベタになるのは、テーブルだけではありません。
粘土で遊んでいる最中や遊び終わった後に、手を洗わずに粘土以外のものを触ると、触ったものに油が付いて拭き取らなければいけません。
遊び終わったら、手を洗わなければいけない
他のおもちゃに比べて、粘土に汚いイメージはありませんか?
例えば、食事する前にレゴブロックで遊んでいても手を洗う必要はない。
でも、粘土で遊んでいたら手を洗う必要があると考えるお母さんが多いのではないでしょうか?
粘土に含まれている油が手に付いた状態で食事すると、確かに不衛生ですよね。
でも、子どもはそんなことお構いなしに、ごはんやおやつを食べたがります。
粘土で遊び終わったら、手を洗うように言っても、普段、手を洗う習慣がない子どもはきかないかもしれません。
3種類の粘土の特徴と保存方法
幼稚園や小学校で使われる粘土は、主に紙粘土、油粘土、小麦粘土の3種類です。
それぞれの特徴と保存方法を見ていきましょう
1.紙粘土
紙粘土の特徴
紙粘土はこの3種類の中で一番軽く、力が弱い子どもでも簡単に作品を作ることができます。
作品が完成したら、しばらく放置するだけで紙粘土が自然乾燥します。
乾燥したら、絵の具などで色付けできるので家事をしている時など、手が離せない時に、子どもに紙粘土で遊ばせるお母さんも多くいらっしゃいます。
子どもが紙粘土で遊び終わって退屈している場合、子どもに絵の具を渡して、「粘土に色付けしたらどう?」と声をかけることができます。
また、子どもに紙粘土で遊んでほしいけれども、子どもが紙粘土に興味をもっていない場合ってありますよね。
お母さんが紙粘土で作ったものに子どもに絵の具で色付けをしてもらうなど、 間接的なアプローチで子どもに紙粘土の魅力を伝えることができます。
紙粘土の保存方法
先述したように、紙粘土はしばらく放置すると自然乾燥します。
作品を保管したい方に向いている紙粘土。
でも、言い換えれば、開封後の紙粘土は、時間が経つにつれてどんどん硬くなるということ。
紙粘土が硬くなると、紙粘土をちぎったり、伸ばしたり、丸めたりするのに力が必要になって、子どもが気軽に遊べなくなってしまいます。
開封後は、紙粘土をできるだけ早めに使い切ってください。
紙粘土が余ってしまうなら、紙粘土が空気に触れないように、ラップやジップロックなどに包んで、日光が直接当たらない場所に保管してください。
2.油粘土
油粘土の特徴
自然乾燥して硬まる紙粘土とは違って、乾燥しにくい、硬まりにくいのが油粘土です。
作品を手直ししたい時、いらなくなった作品の粘土を再利用して、新しく作りたい時などにとても便利です。
でも、乾燥しにくく固まりにくい油粘土は、作品を保管しておくのには適していません。
油粘土の保存方法
油粘土は硬まりにくいので、開封後3年程度を遊ぶことができます。
ただ、ほこりやゴミが付きやすいです。
手で遊ぶ粘土に、ほこりやゴミが付着すると不衛生ですよね。
また、粘土を練っている時に、ほこりやゴミが粘土の内側に入っていくので、完成した作品の見栄えが悪くなるかもしれません。
油粘土は乾燥しませんが、ほこりやゴミが付着するのを防ぐために紙粘土と同じように、ラップやジップロックに入れて保管するのがおすすめです。
3.小麦粘土
小麦粘土の特徴
粘土といえば、紙粘土、油粘土の2種類を思い浮かべるお母さんが多くいらっしゃると思いますが、幼稚園や小学校では、小麦粘土も使われています。
その名のとおり、小麦粘土は小麦から作られています。
子どもは手に持ったものを口に入れたがったり、手が汚れていても気にせずに、その手でおやつをつかんだりしますよね。
特に、赤ちゃんは手に持っているものを口に入れて、形や硬さなどを理解しようとします。
紙粘土や油粘土を口に入れたり、触った手を舐めたりすると不衛生ですが、小麦から作られている小麦粘土であれば安心ですよね。
ただし、子どもが小麦アレルギーをもっていると、小麦粘土を口に入れたり、触った手を舐めたりすると、アレルギー症状を起こすおそれがあります。
小麦アレルギーの子どもがいるご家庭では、小麦粘土で遊ばせないように注意してください。
小麦粘土はおもちゃコーナーなどの店頭で購入できますが、ご家庭にある材料を使って、簡単に作ることができます。
小麦粉、水、油をボウルに入れて、混ぜるだけです。
分量は決まっていません。分量を調整することで、小麦粘土の硬さを自由に変えられます。
遊ぶ前に小麦粘土を作れば、遊びに必要な粘土だけを用意できるので、余らずに済みますよ。
小麦粘土の保存方法
小麦粘土は口に入れても問題ないぶん、保存料や添加物が含まれていません。
そのため、完成した作品を長期間保存すると、虫が寄ってきたり虫が発生したりするおそれがあります。
また、作りたての小麦粘土は口に入れても問題ありません。
でも、作って時間が経過した小麦粘土を口に入れると、食中毒などの病気を引き起こしてしまうおそれがあります。
小麦粘土は保存には向いていないので、遊び終えたらすぐに廃棄しましょう。
私のおすすめの小麦粘土は「プレイ・ドー 8色セット こむぎねんど」です。
子どもの目を引くカラフルな小麦粘土。カラフルな粘土が子どもの創造力をかき立てます。
プレイ・ドー 8色セット こむぎねんどの口コミ
3歳児ならではのセンスでカラフルな料理?を作ったり、カラーを混ぜて新しい色を研究したり…
とにかく色んな遊びができる!
コスパも良く、安いからすぐ捨てれるし、何より3歳児が飽きることなく集中して遊べる代物です!
以前に購入した粘土はすぐに固くなりましたが、この商品は日数が経過しても固くならず、子供も固くならないと驚いています。
まとめ
子どもが粘土で遊ぶメリットとデメリット、3種類の粘土の特徴と保存方法を紹介しました。
子どもが粘土で遊ぶメリットには、
・論理的に考える力が身につく
・手先が器用になる
という2つが、デメリットには、
・後片付けが大変
・遊び終わったら、手を洗わなければいけない
という2つが挙げられます。
粘土には、主に紙粘土、油粘土、小麦粘土の3種類があります。
子どもの遊び方にあわせて、粘土を選んであげましょう。
プレ幼稚園で開催されていた粘土遊びのイベントで、子どもが粘土で遊んだんですが、お土産として粘土を持って帰ってきました。
それまで、粘土遊びをしたら部屋が汚れると思っていたため、子どもに粘土を触らせたことがありませんでした。
子どもが粘土を丸めて、「ボール」や「おにぎり」と言っているのを見て、子どもに粘土でもっと早く遊ばせてあげれば良かったと思いました。
お母さんが子どもの頃に遊んでいた粘土に比べて、今販売されている粘土は品質が向上しています。
お店に足を運んで、粘土を是非チェックしてみてくださいね。