ベビーベッドの種類にもよりますが、ほとんどのベビーベッドの使用期間は24ヶ月。
つまり、子どもが2歳になる前に、ベビーベッドを卒業しなければいけません。
子どもがベビーベッドを卒業した後は、布団を敷いて、添い寝するご家庭が多いんですが、
「添い寝をしたことがないんだけど、どうすればいいの?」
「今までベビーベッドで寝ていたのに、添い寝で寝てくれるのかな?」
と心配するお母さんも少なくありません。
そこで、ベビーベッド卒業後に子どもと添い寝する時の5つのポイントを紹介します。
目次
ベビーベッドの卒業日を決める
ベビーベッドの種類にもよりますが、先述したように、子どもが2歳になる前にベビーベッドを卒業しなければいけません。
もちろん、2歳を迎える誕生日まで使い続けてもかまいませんが、
・寝返りをたくさん打ってベビーベッドの柵に当たり
・夜中に目を覚ましてしまう
・年齢に比べて身体が大きいので、足が柵からはみ出してしまう
などの理由で、2歳を迎える前に卒業する子どももたくさんいます。
2歳といえば、お母さんが言っていることを少しずつ理解でき始める年齢です。
生まれてからずっとベビーベッドで寝ていた子どもにとって、ベビーベッドを卒業することは一大事。
突然、「今日から布団で寝るんだよ」と言うと、戸惑ったりグズったりしてしまうかもしれません。
「あと10回寝たら2歳になるから、ベビーベッドとはバイバイしようね」
「来週から、お兄さんの布団で寝ようか」
など、ベビーベッドを卒業することを事前に伝えてあげましょう。
キッズ用や大人用の敷き布団を用意する
通常のベビーベッドの大きさは120cm×70cm、2歳の平均身長は80cm程度です。
「身長が80cmなら、ベビーベッドを卒業しても、ベビーベッドで使っていた敷き布団を使い続けられる」と考えるお母さんがいらっしゃりますが、子どもが寝返りを打って移動すると、敷き布団からはみ出してしまいます。
敷き布団から子どもがはみ出すと、ひんやりした床に背中が当たって、目を覚ましたり、お母さんが子どもを抱きかかえて、敷き布団に身体を戻してあげたりすることになるかもしれません。
ベビーベッドを卒業した後は、キッズ用、もしくは、大人用の敷き布団を用意してあげましょう。
お母さんとお父さんの布団の間に、子どもの布団を敷く
布団とは違って、ベビーベッドには高い柵があるので、子どもが動ける範囲は制限されています。
子どもが寝返りをたくさん打ったり、うつ伏せになって前後に進んだりと寝相がどんなに悪くても、子どもの身体が柵にぶつかるので、子どもがベビーベッドから落ちることはないですよね。
でも、子どもを布団に寝かせると布団には柵がないので、子どもの寝相や布団の大きさによっては布団から床に身体が落ちるおそれがあります。
布団の近くに家具を置いている場合、布団と家具の間に身体がはさまって、子どもが自分の力では抜け出せず夜中に大泣きしてしまうかもしれません。
また、冷たい床に寝ることになって、風邪をひいてしまうかもしれませんよね。
布団から子どもの身体がはみ出す可能性があるなら、お母さんの布団とお父さんの布団の間に子どもの布団を敷きましょう。
子どもが寝返りをたくさん打ってもお母さんとお父さんの布団に身体が当たるので、布団から身体がはみ出す可能性が低くなります。
お父さんの帰りが遅い場合や3人分の布団を敷けるほど部屋が広くないなど、お母さんの布団とお父さんの布団の間に子どもの布団を敷けない場合もあると思います。
お母さんの布団と子どもの布団しか敷けない場合は、お母さんの布団と家具の間に子どもの布団を敷いてください。
家具と子どもの布団の間は、隙間ができないように、ピッタリくっつけましょう。
子どもの布団の隣に置く家具は、子どもがぶつかっても怪我をせずに済むような家具、また、地震が起きても倒れないような家具を選んでくださいね。
子どもの遊びに付き合わない
「ベビーベッドではすんなり寝付いたのに、布団で添い寝すると、全然寝付いてくれない」と悩むお母さんが少なくありません。
布団で寝付いてくれない理由はさまざまですが、一番多い理由は、お母さんとお父さんが布団の上で遊んでくれると勘違いするから。
今までベビーベッドで一人で寝てきた子どもは、お母さんやお父さんが隣にいると、興奮して眠れなくなるんです。
会話の相手をすると、子どもが「遊んでくれる!」と思って、ますます寝なくなってしまいます。
電気を消した後に、子どもが話しかけてきても、心を鬼にして寝たふりをし、子どもが寝るのを静かに待ちましょう。
もちろん、寝たふりをせずに、子どもより先に寝てもかまいません。
お母さんやお父さんの寝息を聞くと、子どももつられて眠くなりますよ。
就寝後の子どもの様子に気を配る
ベビーベッドで子どもがすんなり寝付いてくれていたなら、子どもが寝た後にお母さんやお父さんは自分の時間を確保できたと思います。
でも、ベビーベッドを卒業して、子どもと添い寝するとなると子どもが布団で寝付くまで、子どものそばにいなければいけません。
また、子どもが途中で目を覚ましてお母さんやお父さんを探そうと、寝室から出ると危険なので、すぐに気付いてかけつけられるように、子どもの様子に気を配らなければいけません。
もし、子どもが寝付いた後に、お母さんやお父さんがリビングで過ごすなら、リビングの隣の部屋を寝室にするか寝室にカメラを設置して、リビングでモニター越しに子どもの様子を確認するなどしましょう。
上の子は1歳10ヶ月までベビーベッドで寝ていました。
部屋が真っ暗で静かだと怖がって泣き出すので、完全に寝付くまで豆電球をつけて、オルゴールの音楽が収録されているCDを再生していました。
ベビーベッドを卒業して、布団で添い寝することになった時に同じように豆電球をつけていたところ、布団から出て近くに置いているおもちゃやぬいぐるみで遊び始めてしまいました。
その日は、私達は寝たふりをして子どもが遊び疲れて寝るのを待つしかありませんでした。
この反省を活かして、「今日は部屋を暗くして寝ようね」と言って、豆電球をつけずに寝始めました。
子どもはしばらく
「お母さんはいる?」
「ねぇねぇ、お父さん」
と話しかけてきましたが、わざと寝息を立てて寝たふりをしました。
寝息を立てると、子どももわりとすぐに寝付きました。
今では、豆電球をつけなくても、すんなり寝付いてくれます。
寝付いた後は、寝室をそっと抜け出してリビングに移動しモニター越しに子どもの寝相を見ながら、
夫婦で「今日は寝相がいいね」「今、寝返りを打った!」と、子どもの成長を楽しんでいました。
下の子が生まれてからは、上の子とお父さんが同じ部屋で寝て、私はベビーベッドに寝る下の子と同じ部屋で寝るようになりましたが、下の子は豆電球に慣れないように、寝付く前から部屋を真っ暗にしました。
ベビーベッド卒業後に添い寝ですんなり寝付けるかどうかは、ベビーベッドで寝ていた期間の習慣に左右されます。
ベビーベッド卒業後に添い寝する予定なら、早く添い寝に慣れるように卒業前から環境づくりをし始めましょう。
卒業後に寝る布団で昼寝させるなど、「この布団は自分のもの」という意識をもたせることで、布団に馴染みやすくなりますよ。
まとめ
ベビーベッド卒業後に子どもと添い寝する時の5つのポイントを紹介しました。
ベビーベッドを突然卒業させるのではなく、ベビーベッドの卒業日を決めてベビーベッドを卒業することを、子どもに事前に伝えて、心の準備をする期間を設けてあげましょう。
子どもが心の準備をしている間に、お母さんはキッズ用や大人用の敷き布団を用意してあげてください。
用意した敷布団で昼寝させれば、子どもが自然とその布団に馴染めます。
もし、子どもの寝相が悪く布団から身体がはみ出す可能性があるなら、お母さんとお父さんの布団の間に、子どもの布団を敷いてあげてください。
隣にお母さんやお父さんがいると、子どもは興奮して寝ないかもしれませんが、遊びに付き合わず寝たふりをしたり、実際に子どもより先に寝付いたりすることで、添い寝でも寝付けるようになります。
添い寝に慣れるまでは大変かもしれませんが、子どもは眠くなったら寝ます。
あまり心配せずに、子どもより先に寝るつもりで、どんと構えてくださいね。