おもちゃコーナーに行くと、室内で楽しめるジャングルジムや滑り台などが売られていますよね。部屋のインテリアに馴染むようなシンプルな室内遊具もあれば、子どもの好きなキャラクターの室内遊具もあります。
「家に置いたら、子どもが喜んで遊んでくれるかな?」と購入を検討したことのあるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
自宅に室内遊具を置くと、子どもにとって、どのようなメリットがあるのでしょうか。
室内遊具を置く場合、どのようなことに気を付けなければいけないのでしょうか。
自宅に室内遊具を置くメリットとデメリット、注意点、おすすめの室内遊具を紹介します。
第一章:自宅に室内遊具を置くメリット
自宅に室内遊具を置くメリットをみていきましょう。
(1)感染症にかかるリスクが低くなる
毎年11月から3月頃にかけて、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行ります。
ほとんどの人が一年に一度はひく風邪ですが、発熱して37.5度を超えると、子どもは保育園や幼稚園を休まなければいけません。
働いていないお母さんは、子どもが学校を休んでも、自宅で子どもの看病をしてあげられます。
でも働いているお母さんは、子どもが治るまでずっと、会社を休むわけにいきませんよね。
会社を休んだり、遅れて出勤したりして、子どもを病院に連れて行くことが難しいからです。夫婦共働きのご家庭では、おじいちゃんやおばあちゃんに子どもの面倒をみてもらわない限り、子どもを保育園に預けなければいけません。
また、保育園や幼稚園で行われる集団生活で、子どもが学ぶことはたくさんあります。子どもが保育園や幼稚園で風邪をもらうのは仕方がないことですが、感染症が流行っている時期は、子どもを外で遊ばせたくありませんよね。
自宅に室内遊具を置いていれば、外に出かける必要がないので、感染症にかかるリスクが低くなります。
(2)天候に関係なく遊ばせられる
雨や雪が降っている日など、子どもを外で遊ばせられない日もあります。雨が降っていなくても、大雨の日の翌日は道路や公園の遊具が濡れていて、遊ばせられませんよね。
また、天気が悪くなくても、日差しが強い日や気温が高い日に、子どもを外で遊ばせると、熱中症になりやすくなって、危険ですよね。
自宅に室内遊具を置いていれば、天候に関係なく遊ばせることができます。
(3)室内で身体を鍛えられる
公園には滑り台、ブランコ、鉄棒などの遊具がありますよね。
普段何気に子どもが遊んでいる公園の遊具ですが、それぞれの遊具に、子どもの成長をサポートする働きがあります。
自宅に健康器具を置いて、大人が身体を鍛えるように、自宅に室内遊具を置くことで、子どもも身体を鍛えることができるんです。
第二章:自宅に室内用具を置くデメリット
自宅に室内用具を置くデメリットをみていきましょう。
1.置くスペースが必要
室内遊具とはいえ、部屋に遊具を置くと、スペースを取るため、圧迫感があります。おもちゃコーナーで室内遊具を見ると、折りたたんだり、分解したりした状態で箱に入っているため、あまり大きく感じられません。
でも、実際に組み立てると、それなりに大きいです。リビングや子ども部屋など、室内遊具を置く部屋が広ければ問題ありません。
でも、室内遊具を置いていない段階で、部屋のスペースがギリギリだと、室内遊具を置けない可能性があります 。
2.収納スペースを取る
おもちゃコーナーで売られていた時のように、室内遊具を折りたたんだり、分解したりして、箱に入れておけば、収納スペースをあまり取らずに済むかもしれません。
でも、子どもが室内遊具で遊びたかったら、箱からもう一度部品を取り出して、組み立てなければいけません。
子どもが室内遊具で遊び終わる度に分解して、遊びたがる度に組み立てるのは大変ですよね。
だからといって、組み立てた状態で、室内遊具をクローゼットに入れようとすると、収納スペースが必要になります。
3.外で遊ばなくなる
先述したように、感染症が流行っている時期や天候が悪い日でも、遊具で遊べるのが、室内遊具のメリットです。
一方で、子どもによっては「家に遊具があるんだから、公園にわざわざ出かけなくてもいい」と考えて、外で遊ばなくなる可能性があります。
気温が高い日、低い日などに、子どもを外で遊ばせることは確かに危険です。
でも、公園に出かけて、虫や季節の花を見たり、風に当たったりすることも、子どもの成長に欠かせません。
自宅に室内用具を置いても、外で遊ぶ楽しさ、外でしか触れられないものがあることを忘れないように注意が必要です。
4.子どもが気に入るとは限らない
室内遊具に限らず、どんなおもちゃでもいえることですが、室内遊具を買ったからといって、子どもが気に入るとは限りません。
子どもが欲しがっていたとしても、実際に組み立てて遊んでみると、パッケージで見たのとは違う、思っていたのとは違うということはよくあります。小さなおもちゃであれば、子どもが気に入らず、遊ばなくても、おもちゃ箱に入れられて、収納スペースを取りません。
でも、室内遊具の場合、先述したように、収納スペースを取ります。収納スペースがないご家庭では、ずっと収納しておくことができず、リサイクルショップやフリマアプリなどで、すぐに売ることになるかもしれません。
5.友達がたくさん遊びに来る
子どもに友達が多いことは、子ども本人にとっても、子どもを育てているお母さんにとっても、嬉しいことだと思います。
でも、自宅に室内遊具を置いているご家庭は少ないです。友達が「雨が降っている日は、あの子の家に行って、遊具で遊べばいい」と考えるかもしれません。
また「あの子の家には遊具がある」と噂が広まったりして、たくさんの友達が自宅に押しかけるかもしれません。子どもの友達が来たら、ジュースやお菓子などを出さないわけにいきませんよね。
大人であれば「来週、お邪魔します」など、日にちに余裕をもって、会う約束をしますが、子どもはその日に友達を連れてきます。
そのため、掃除したり、片付けたりして、部屋をいつも綺麗に保っておかなければいけません。子どもが友達を連れてくるのは嬉しいことですが、お母さんの負担がそのぶん増えてしまいます。
第三章:自宅に室内遊具を置く時の注意点
室内遊具を置く時の注意点をみていきましょう。
1.平らで滑りにくい床に置く
床が傾いている場所に室内遊具を置くと、子どもがバランスを取りにくくなり、足を滑らせたり、踏み外したりして、怪我をするおそれがあります。
また、滑りやすい床の上に室内遊具を置くと、子どもが室内遊具に力を加えた時に、室内遊具そのものが滑る可能性があります。子どもが室内遊具を降りて、床に足をつけた時に滑ったりして、頭を打つ可能性もあります。
室内遊具は、平らで滑りにくい床に置きましょう。室内遊具を置きたい部屋の床が滑りやすいなら、マットを敷くなどの工夫をしてくださいね。
2.広い場所に置く
家具や電化製品の隣に室内遊具を置くと、子どもが室内遊具から足を踏み外した時に、家具や電化製品に身体をぶつけるおそれがあります。家具と室内遊具の間に、身体をはさんで、怪我をするかもしれません。
また、子どもが怪我をしなくても、家具や電化製品が故障するおそれがあります。
家具や電化製品などから十分に離れた場所に、室内遊具を置いてください。
3.説明書どおりに遊ぶ
公園の遊具をよく見ると、対象年齢が書かれたシールが貼られています。室内遊具にも対象年齢があります。室内用具を購入する時には、パッケージに書かれた対象年齢を見てください。
子どもは想像力が豊かで、発想が自由です。大人が「この遊具はこんなふうに遊ぶものだ」と思っていても、子どもは大人が思っているような遊び方をしないかもしれません。
ジャングルジムで鉄棒をしようとする子どもだっています。室内遊具で遊ぶ前に、文字が読めない子どもの代わりに、お母さんやお父さんが説明書を必ず読んでください。
そして、遊び方やしてはいけないことを、子どもにしっかり伝えてください。
また、子どもの友達が自宅に遊びに来て、室内遊具で一緒に遊ぶ場合、室内遊具の耐荷重を超える可能性があります。
大人数で、室内遊具で遊ぶ時には、耐荷重を超えないように注意してください。
4.大人の目が届く場所に置く
室内遊具の遊び方やしてはいけないことを子どもに伝えても、子どもが全てを理解したり、覚えたりするのは難しいですよね。子どもが間違った室内遊具の遊び方をしたり、怪我をしたりしないように、大人の目が届く場所に室内用具を置いてください。
お母さんやお父さんが室内遊具で遊ぶ子どもを見ていれば、子どもが怪我するのを防げる可能性が高まります。
第四章:おすすめの室内遊具
私には子どもが二人いて、上の子が現在3歳です。
子どもが実際遊んだことのある室内遊具を紹介します。
1.アンパンマン ぴょんぴょんジャンプ
でも、家の中で跳ぶと、着地した時に家が傷みそうだったので、家の中で跳ぶのはやめるように、子どもに注意してきました。一方で、教育テレビの音楽やダンスにあわせて、楽しそうに跳ぶ子どもを見ると、強く注意する気になかなかなれませんでした。
そこで、マットを敷いて、その上に、トランポリンを置くことにしました。子どもがトランポリンで跳んでも、床に着地するわけではないので、着地した時の音が気にならず「家が傷むのでは」という心配もなくなりました。子どもがリビングでトランポリンを跳んでいても、テレビの音が十分に聞こえるので、お母さんもお父さんもいつも通りに生活できますよ。
直径90cmの小さなトランポリンですが、子どもには十分な大きさです。対象年齢は3歳、耐荷重は70kgなので、子どもが二人で跳んでも問題ありませんよ。
アンパンマン ぴょんぴょんジャンプの口コミ
2歳半の子供は、最初は怖々してましたが、すぐにコツをつかんで毎日元気に遊んでいます。
表面は子供が跳ねすぎて落ちるほどではなく、適度な弾力性があります。
つくりもわりとがっしりしていて、簡単には動きません。
全体的に安定したトランポリンで、子供が使用して平衡感覚を養える運動具として良いです。
2.アンパンマン うちの子天才 ゆらゆらロッキング
下にバネがついていて、またがると、前後や左右にゆらゆら揺れる遊具を、公園でよく見かけませんか?
あの遊具はロッキングチェアというんですが、なんと、室内でもロッキングチェアで遊べるんです。
ロッキングチェアには、体幹を整える働きがあり、姿勢が良くなったり、走りが速くなったりします。
ボタンを押すと、音楽が流れるので、会話している時やテレビを見ている時など、静かに遊んでほしい時にはうるさく感じられるかもしれません。
アンパンマン うちの子天才 ゆらゆらロッキングの口コミ
組み立てた瞬間乗ってくれて、ずーっとユラユラしていました♬
音楽もなるし大きさもちょうど良かったです
3.鉄棒ブランコ ポップンロール
鉄棒にブランコ、つり輪がぶら下がっていて、バスケットボールのゴールが横に付いているので、この室内遊具1つで4種類遊べます。
ママ友の自宅にお邪魔した時に、私の子どもも遊ばせてもらいました。簡単に折りたためるので、収納も楽だそうです。
ただ、ブランコとつり輪があまり離れていません。ブランコとつり輪で同時に遊ぶと、つり輪で遊んでいる子どもの足がブランコで遊んでいる子どもの身体に当たって、危険かもしれません。
鉄棒ブランコ ポップンロールの口コミ
(女性一人で組み立て)作りはしっかりしていて、折り畳むことも可能。
今は屋内にありますが、いずれは外遊び用にしようと思います。
バスケットボールは付属しておらず、網も小さめなので100円のお店でボールを購入しました。
吊り輪はあまり使いませんが、自宅でブランコが出来るのには大喜びです。
こちらの商品のおかげで鉄棒がどんどん上達していき満足しています。
4.白いわんぱくジム
つかまり立ち、伝い歩き、上り下りなど、子どもの成長にあわせて、ジムの形を変えられるので、生後7ヶ月頃から長く使えます。ほとんどの室内遊具はプラスチック製ですが、
このジムは紙パイプでできているので、いらなくなったら、可燃ゴミとして処分できます。
また滑り台もついているので、子どもの成長はもちろん、部屋の広さにあわせて、滑り台を取り付けたり、取り外したりできますよ。
白いわんぱくジムの口コミ
飽きずに遊んでくれてます。
体をよく動かすようになるからか身体機能の発達にも寄与してくれている気がします。
見てても不安だったのが、体幹も鍛えられるのか、安心して見れるような動きになってきました。
まとめ
自宅に室内遊具を置くメリットとデメリット、注意点、おすすめの室内遊具を紹介しました。
・天候に関係なく遊ばせられる
・室内で身体を鍛えられる
の3つが、あります。
・収納スペースを取る
・外で遊ばなくなる
・子どもが気に入るとは限らない
・友達がたくさん遊びに来る
の5つが挙げられます。
室内遊具は、家具や電化製品が近くにない広いスペースで、平らで滑りにくい床の上に置きましょう。
また、子どもの安全を確保するために、お母さんが子どもの代わりに説明書を読んで、子どもが理解しやすいように説明してください。
子どもが室内遊具で遊んでいる時は、特に、目を離さないようにしましょう。
子どもは公園が大好きです。自宅に公園と同じような遊具があれば、子どもは大喜びします。室内遊具を置くスペースがあるなら、試しに一つ購入してみてはいかがでしょうか。