実家から離れた大学に進学することになった、転勤することになった、家族が増えて、今住んでいる家が手狭になった。人生において、引っ越しする機会はたくさんありますよね。
私は進学や就職、結婚、転勤などで、今までに10回以上引っ越ししています。
引っ越し作業は面倒ですが、10回以上引っ越しをしていると、さすがに引っ越しにも慣れてくるものです。
そこで、私の経験を踏まえて、作業がはかどる引っ越しの荷物の梱包と開梱の手順を紹介します。
目次
作業がはかどる引っ越しの荷物の梱包の手順
引っ越し業者にもらったり、スーパーから調達したりした段ボールに、荷物を適当に詰めればいいと思っていませんか?
段ボールに荷物を適当に詰めると、引っ越し先で段ボールを開けて、荷物を片付ける時に手間がかかります。
というのも、「これは台所に片付ける物で、これは寝室に片付ける物で」と、部屋を何度も往復しなければいけなくなる可能性があるんです。
引っ越し先で荷物をスムーズに片付けられるようにするためには、正しく梱包することが大事です。
作業がはかどる引っ越しの荷物の梱包の手順は5つあります。
1.荷物を確認する
家の中にある荷物を全て把握していますか?
例えば、特売日についつい買いだめしがちなトイレットペーパーや洗剤などの日用品。家に何がいくつあるか、すぐに答えられますか?
また、普段開けない物入に収納している荷物は忘れがちです。
玄関、リビング、台所、洗面所、浴室、寝室と、部屋を順番に回って、見えるところ、見えないところに何があるのか、荷物を確認しましょう。
「荷物を確認しても、忘れてしまう」「確認したら、荷物の内容をメモしたいけど、メモしきれない」という方もいらっしゃると思います。
このような場合には、まずは写真を撮って、後で写真を見ながら、パソコンでExcelやWordに打ち込むのがおすすめです。データ保存しておけば、家族に共有できますよ。
2.スケジュールをたてる
・前日まで使う物
・使わない物
に分けてください。
ギリギリまで使うのに段ボールに詰めてしまったら、せっかく梱包したのに、段ボールを開けなければいけなくなります。
二度手間にならないように、作業を進めていきましょう。
3.引っ越し先で、荷物を置く場所を決める
引っ越し先の間取りを見ながら、どこに何を置くか、決めましょう。
物入には、洗剤やシャンプー、ボディーソープなどの日用品、ワックスやモップなどの掃除用品、掃除機などを置く。
リビングには、テレビ、加湿器、ソファーやカーペットなどを置く。
寝室には、ベッドや布団一式などを置く。など。
使い勝手がいいように、家族で話し合ってくださいね。
置き場所を決める時のポイントは、今の置き場所から大きく変えないこと。
台所に置いている物をリビングに置くと、物の配置に慣れず、探したり、戸惑ったりしてしまうかもしれません。
引っ越し先での生活に早く慣れることができるように、荷物の置き場所を考えましょう。
4.荷物を仕分ける
引っ越し先で荷物を置く場所を決めたら、置き場所ごとに荷物を分けます。
そして、置き場所ごとに荷物を分けたら、梱包が必要な物と必要でない物に分けます。
例えば、掃除機や加湿器などの家電製品、カーペットなどは梱包が必要ありません。布団一式は布団収納袋に入れるだけ。調理家電は購入した時に入っていた箱に入れれば、改めて段ボールに入れる必要はありません。
段ボールに入れる荷物が少なければ、梱包の手間を省くことができます。
5.梱包する
段ボールごとに荷物を分けたら、いよいよ梱包です。
重い物や大きな物から、段ボールに入れてください。
タオルやぬいぐるみなど、柔らかい荷物であれば、問題ありませんが、硬い荷物を入れると、荷物同士がぶつかって、傷ついてしまうおそれがあります。
荷物を傷つけないためには、空間をできるだけつくらないことが大事です。
空間をつくらないように、段ボールに荷物を入れて、できた空間には、緩衝材を詰めてください。
緩衝材はホームセンターに行けば手に入りますが、緩衝材を使うのは引っ越し作業ぐらい。日常生活では使いませんよね。緩衝材にお金をかけたくないなら、丸めた新聞紙を代わりに使ってもかまいません。
段ボールに荷物を入れたら、段ボールの上面と側面に、荷物の内容、引っ越し先での置き場所を書きましょう。
ポイントは、ガムテープで段ボールを閉じる前に、荷物の内容を書くこと。
私は段ボールを閉じてから、荷物の内容を書こうとしたところ、荷物の内容を忘れて、せっかく閉じた段ボールを開けるはめになりました。段ボールを閉じる前に、荷物の内容を書けば、万が一、荷物の内容を忘れても、段ボールの中を確認できるので、二度手間を避けられます。
作業がはかどる引っ越しの荷物の開梱の手順
梱包した荷物が引っ越し先に到着したら、段ボールの側面に書いた置き場所を見て、該当する部屋にどんどん運びましょう。引っ越し業者に依頼しているなら、段ボールの側面を見て運ぶように話しておくとスムーズです。
段ボールを該当する部屋に運び終えたら、あとは開梱して、片付けるだけ。
一日で片付けが終わらないなら、すぐに使う物、しばらく使わない物、使う予定がない物に分けて、すぐに使う物から開梱しましょう。しばらく使わない物や使う予定がない物の入った段ボールも開梱してもかまいませんが、開梱すると、部屋が散らかって見えてしまいます。
また、小さな子どもがいるご家庭では、段ボールを開けっぱなしにしていると、子どもが段ボールから荷物を出して遊んでしまうかもしれません。
特別な理由がない限り、片付けられる時に開梱するのがおすすめです。
開梱して、空っぽになった段ボールをそのまま置いていると、片付けが進んでいないように感じられて、モチベーションが下がってしまいます。
空っぽになった段ボールは折り畳んで、一箇所にまとめておけば、部屋が片付いて見えるうえに、ゴミの日に処分しやすくなりますよ。
旦那は3年に一度転勤するような職場に勤めています。頭では「もうすぐ転勤する」と分かっているんですが、いざ辞令が出ると「また、引っ越しかぁ」とため息をついていました。
というのも、我が家は荷物が多いうえに、平日の日中は子どものお世話で忙しく、平日の夜や土日しか引っ越し作業をできないからです。
端午の節句の兜、桃の節句の雛人形など、大きくて、梱包を丁寧にしなければいけない荷物もあり、ストレスがたまりました。
でも、紹介した手順で梱包を進めることで、安心して、引っ越し作業を進められました。
「今日は普段使っていない食器とタオルを梱包する」など、梱包するスケジュールを旦那に毎朝共有して、夜に二人で作業をしました。
引っ越し先では、荷物を一日で片付けられなかったので、開梱する優先順位を決めたり、スケジュールをたてたりして、片付け始めました。
スケジュールどおりに片付けが進まないことももちろんありましたが、スケジュールどおりに進んだ日は達成感がありました。
まとめ
作業がはかどる引っ越しの荷物の梱包と開梱の手順を紹介しました。
2.梱包するスケジュールをたてる
3.引っ越し先で
4.荷物を置く場所を決める
5.荷物を仕分ける
6.梱包する
という、5つの手順を踏むとスムーズに進みます。
荷物が引っ越し先に到着したら、段ボールを該当する部屋に運んで、開梱しましょう。
・しばらく使わない物
・使う予定がない物
に分けて、すぐに使う物から開梱して片付け始めるといいですよ。
土地勘がない新しい場所で暮らすのは、意外とストレスがたまるもの。すぐに使う物以外は無理せずに、ゆっくり片付けてくださいね。