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今や日本はすっかり自動車社会ですが、ママチャリという言葉があるほど、自転車は女性に大人気。

近くのスーパーや最寄り駅に出かけたり、子どもを送迎したりするのに、自転車はとても便利ですよね。でも、中には、「妊娠しても、自転車に乗り続けて大丈夫なの?」と不安になる方も少なくありません。

妊娠中に自転車に乗ると、何か問題はあるのでしょうか。
また、注意しなければいけないことはあるのでしょうか。

妊娠中に自転車に乗るリスク、注意点を紹介します。

 

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妊娠中に自転車に乗るリスク

約10ヶ月の妊娠期間は、妊娠初期・中期・後期3つに大きく分けられます。
それぞれの時期の自転車に乗るリスクをみていきましょう。

1.妊娠初期に自転車に乗るリスク

妊娠初期に自転車に乗るリスクは2つあります。

・事故に遭いやすい
妊娠初期はお腹がまだ膨らんでいないため、妊娠前と同じように動くことができます。
でも、8割以上のお母さんつわりに悩まされます。

つわりは…
・吐きづわり
・眠りづわり
・食べづわり
・においづわり
         など、様々な種類があります。

どのつわりにも共通しているのが、お母さんに倦怠感をもたらす点。
身体がだるい、頭がボーッとするなど、妊娠初期のお母さんは集中力、注意力がなくなっています。集中力や注意力がなくなると、赤信号や自動車、歩行者に気付かず、自動車や歩行者と衝突してしまいます。

また、障害物を避けようとした時に、バランスを崩して転倒しやすくなります。転倒すると、怪我をすることはもちろん、ハンドルやペダルにお腹をぶつけるおそれがあります。

・腹圧が高まって、子宮に負担がかかる
腹圧とはお腹の中の圧力のこと。お腹に力を入れる時に、骨盤底筋や横隔膜が動いて、腹圧が高まります。
安定期に入る前の妊娠15週目から16週目頃までは、赤ちゃんと母体をつなぐ胎盤が完成していません。そのため、腹圧が高まると、流産や出血のリスクが上がってしまいます。

妊娠したら、重い物を持ってはいけないと聞いたことはありませんか?

重い物を持つ時に、一時的にお腹に力を入れますよね。妊娠中に重い物を持ってはいけない理由は、腹圧が高まるからなんです。重い物を持つ時のほか、日常生活では、排便するためにいきむ時・動作を突然早める時・咳やくしゃみをする時などに、腹圧が高まります。

自転車に乗って、ペダルを踏むことは「動作を突然早める時」に当たります。ペダルを踏む時、一時的にお腹に力を入れるため、腹圧がかかります。もちろん、自転車を漕ぐスピードが安定すれば、力をそれほど入れなくても乗ることができます。

でも、坂道を上る時や向かい風がある時は、思わず力をグッと入れてしまいますよね。力をグッと入れなくて済むように、自転車から降りて、自転車を押して進む場合、お腹に力をずっと入れ続けることになります。

自転車に乗っても、自転車を押しても、腹圧がかかってしまうんです。

心拍が確認できる前や胎盤が完成する前の妊娠初期は、流産の確率が最も高いといわれています。流産の原因は主に染色体異常で、お母さんの行動とは無関係

ただ無関係であっても、万が一の事態が起きたら、自分の行動を後悔するお母さんが少なくありません。「あの時、安静にしていなかったからだ」と後悔する可能性があるなら、自転車に乗らないほうがいいかもしれませんね。

2.妊娠中期に自転車に乗るリスク

妊娠中期に入ると、胎盤が完成して安定期に入ります。

妊娠初期につわりに悩まされていたお母さんも、つわりがなくなって、アクティブになります。中には、マタニティヨガやピラティスを始めるお母さんもいるほどです。

ただ、妊娠週数が進むと、お腹はだんだん大きくなってきます。妊娠前や妊娠初期と同じように、身体を動かせなくなるんです。大きくなるお腹を抱えて自転車に乗ろうとすると、バランスを崩しやすくなります。

またお腹が大きくなるスピードによっては、子宮が胃や肺などの臓器を圧迫するため、息苦しくなります。息苦しいと、自転車をうまく漕げなくなったり、疲れて集中力がなくなったりします。

妊娠初期に引き続き、事故に遭いやすい状態が続きます。

3.妊娠後期に自転車に乗るリスク

出産日が近付くにつれ、身体を少し動かすだけで疲れやすくなります。

また身体を動かしたり、緊張したりすると、お腹が張ります。自転車に乗っている間は、身体と心に負担がかかり続けるため、お腹が張りやすくなります。事故に遭うリスクに加えて、お腹の張りによる早産のリスクを考えなければいけません。
 

妊娠中に自転車に乗る場合の注意点

 

妊娠中に自転車に乗るリスクを知って「妊娠中には自転車に乗らないようにしよう」と決めた妊婦さんもいらっしゃるかもしれません。確かに、妊娠中に自転車に乗らないに越したことはありません。

でも自動車や公共交通機関を使えず、自転車に乗らなければいけない妊婦さんもいらっしゃると思います。では、妊娠中に自転車に乗る場合、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。

妊娠中に自転車に乗る場合の注意点をみていきましょう。

1.サドルを低くする

サドルの適切な高さは、サドルにまたがった時に、両足のつま先が地面に着く高さです。

・サドルが低すぎる:足全体が地面に着く。
・サドルが高すぎる:片足しかつかない。指の先しか着かない。

足全体が地面に着けば、転倒しにくくなりますが、そのぶん、足を地面に着けた時に、足に衝撃が走ってしまいます。サドルの高さを調整して、転倒を予防したり、衝撃を正しく吸収したりするようにしましょう。

2.坂道や段差は避ける

紹介したように、坂道を上る時はお腹に力が入ってしまいます。坂道を下る時は、スピードが上がって、転倒した時のリスクが高まってしまいます。

また自転車に乗ったまま、段差を通るとその衝撃によってバランスを崩したり、お腹に衝撃が加わったりする可能性があります。なので少し遠回りしてでも、坂道や段差は避けましょう。

段差をどうしても避けられないなら、サドルからお尻に伝わる衝撃を軽減しましょう。妊娠中は体重がどんどん増えるため、自転車に乗ると、体重のほとんどが、お尻にかかってしまいます。妊娠前より、サドルからお尻に伝わる衝撃が大きくなるんです。

サドルから伝わる衝撃を軽減するなら
衝撃吸収サドルカバー」がおすすめです。

サドルに取り付けるだけで、中に入っているジェルが衝撃を吸収してくれます。もちろん、全ての衝撃を吸収してくれるわけではないので、効果を過信したり、無茶な自転車運転をするのは禁物です。

また、ジェルを包んでいるカバーが水分を吸収しやすい素材のため、雨の日はサドルがベタベタになってしまいます。こちらのサドルカバーを取り付けてから、更に、水を吸収しない素材のサドルカバーを取り付ければ、防水できるだけうえに、衝撃がより吸収されるのでいいですよ。

衝撃吸収サドルカバーの口コミ

自転車に乗るのが快適に!
思った通りの固めモッチリで、自転車に乗るのがもっと快適になりました。
サドルに被せる時、ちょっと小さいかなと思いましたが被せてみたらこのくらいギッチリしていたほうが、乗っている時にずれなくていいですね!
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簡単に取り付けできて、コスパ良し!!
サイズは、私の自転車にほぼぴったりでした。
そのため、取り付けにそれほど力がいらず、今のところズレも発生していません。
内蔵されているジェルの量も十分です。
(配達された本製品を初めて持った時、その重さに驚いてしまいました)
装着後は、尻の痛みが解消しました。
耐久性がどの程度あるかは、暫く使ってみなければ分かりませんが、価格が安いだけにコストパフォーマンスは十分です。
楽天市場より

3.雨や風が強い日は乗らない

雨や雪、風の強い日は、自転車のバランスを崩しやすいです。
タイルの地面やマンホールなどの金属は、水に濡れると滑りやすくなります。滑りやすい地面で、カーブをしたり、ブレーキをかけたりすると、自転車が傾いてしまうので気を付けましょう。

4.暑い日は乗らない

妊娠中は、摂取した水分が胎児に栄養を運ぶのに使われるため、水分不足になりがちです。

そのため夏など、気温の高い日は、熱中症や日射病になりやすいです。

自転車に乗っている最中に、熱中症や日射病になると、倒れてしまうかもしれません。気温の高い日には自転車に乗らない、涼しい時間帯に自転車に乗るなど、日や時間を調整してみましょう。

5.スピードを出さない

自転車のスピードが速いと、万が一転倒した時に、衝撃が強まってしまいます。
また、急ブレーキをかけた時の反動が大きいため、身体に大きな衝撃が伝わってしまいます。スピードを出さなくて済むように、時間に余裕をもって出かけましょう。

6.動きやすい服装にする

マタニティウェアは大きなお腹を優しく包む形をしたものが多く、妊娠中はゆったりとした服を着る機会が増えます。
裾の広いワイドパンツや裾の長いスカートは、タイヤに巻き込まれたり、自転車を乗り降りする時に邪魔になったりします。自転車を漕ぎやすい、乗り降りしやすいスッキリした服装で、自転車に乗りましょう。
マタニティウェアの中でも、身体にフィットして動きやすいデニムズボンおすすめですよ。

7.長時間乗らない

妊娠中でなくても、自転車を長時間漕ぎ続けていると疲れますよね。
妊娠中は身体を動かすのが億劫で、運動不足になり、体力が低下する妊婦さんが多いです。体力が低下しているのに、自転車を長時間漕ぎ続けると、普段より早く疲れてしまいます。疲れを感じる前に休憩を挟む、遠出しないなど、自分の体力を考えて、自転車に乗る時間や距離を決めましょう。

電動アシスト付き自転車など、あまり漕がなくてもいい自転車を利用するのもいいですね。
また同じことを長時間続けていると、集中力が切れやすくなります。定期的に休憩したり、普段とは違う景色を楽しんだりして、気分転換しましょう。

8.脱げやすい靴は履かない

サンダルやミュールなど、つま先に引っ掛けて履く靴は、自転車に乗っている最中に脱げてしまう可能性があります。
靴が脱げると、脱げた靴を拾うために、自転車を停めなければいけませんが、自転車を停めるのにも一苦労です。普段から履き慣れている靴で、足にフィットする靴を選びましょう。

また、履き慣れた靴であっても、底がすり減って、滑りやすくなっているかもしれません。滑りやすい靴を履いていると、ペダルを漕ぐ時に足を踏み外したり、停止する時にうまく着地できなかったりします。出かける前に、靴の底の減り具合を確認するようにしましょう。

~私の体験談~
 私には子どもが二人いますが、妊娠中は自転車に全く乗りませんでした。

妊娠前は自転車によく乗っていました。でも「自転車の揺れで、万が一のことがあったら…」と不安にだったため、妊娠を意識し始めた頃から、自転車に乗るのを控えました。

ある日、子どもを幼稚園に送迎する時に、自転車の後ろに椅子を取り付けて、子どもを乗せて送迎するお母さんに出会いました。お母さんは妊娠していて、妊娠していることが一目で分かるぐらい、お腹が膨らんでいました。

私は「バランスを崩さないかな」と心配しましたが「普段から自転車に乗り慣れているから、不安に感じない」と言っていました。話をよくよく聞くと「お父さんが会社に行くのに自動車を使っていて、日中、自由に使える自動車がない」とのこと。

でも雨が降っている日、風が強い日は、自動車を家に置いてもらって、自動車で子どもを送迎していました。天候の悪い日は、お父さんにバスと電車を使ってもらっていたそうです。

その後、そのお母さんは無事に出産しましたが、生まれたての赤ちゃんを抱っこして、上の子と一緒に自転車に乗るのはさすがに控えていました。天候やお母さんの体調に合わせて、家族で協力し合えるといいですね。

 

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まとめ

 

妊娠中に自転車に乗るリスク、注意点を紹介しました。

妊娠中に自転車に乗ると、
・事故に遭いやすい
・腹圧が高まって、子宮に負担がかかる
・お腹が張って、早産になりやすい
     などのリスクがあります。

 

妊娠中に、自転車に乗る場合は、
・サドルを低くする
・坂道や段差は避ける
・雨や風が強い日は乗らない
・暑い日は乗らない
・スピードを出さない
・動きやすい服装にする
・長時間乗らない
・脱げやすい靴は履かない
     といった点に注意して乗りましょう。

 自動車や公共交通機関を利用するのが安心ですが、どうしても自転車に乗らなければいけない場面もあると思います。身体に負担のかからない道を調べる、時間に余裕をもつなど、自転車に安心して乗られるように工夫してくださいね。

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