2024年5月7日に日本テレビ系列で放送された、カズレーザーと学ぶ。
今回のテーマは、不老不死の研究の最前線!
- 大反響の若返り食材とは?
- 注射1発で老化防ぐ、改造T細胞とは?
- 老いた脳を丸ごと交換!?脳オルガノイドとは?
- ヒトの細胞で作るロボット、アンスロボットとは?
これらの最新研究ついて詳しく紹介します。
健康で若くいたい人は、要チェックです!
目次
不老不死研究の最前線を教えてくれる先生
不老不死研究の最前線を教えてくれるの3人の先生を紹介します。
今年1月発表の一生老けない体になれる改造T細胞
京都大学iPS細胞研究所
教授 濱崎 洋子先生
老いた脳を入れ替えるiPS細胞で作る脳オルガノイド
関西医科大学 医学部
教授 六車 恵子先生
昨年11月発表の人間の細胞で作ったロボット
東北大学院 工学研究科 ロボティクス専攻 ロボティクス研究室
准教授 野村 慎一郎先生
長寿遺伝子を活性化する若返り食材とは?
長寿遺伝子を活性化する若返り細胞は、サーチュイン遺伝子です。
「サーチュイン遺伝子(Sirtuin genes)」は、老化や寿命に関連するサーチュインタンパク質をコードする一連の遺伝子で、哺乳類ではSIRT1からSIRT7までの7種類が存在します。
これらはカロリー制限などの栄養ストレス下で活性化し、抗老化効果、代謝調節、DNA修復、ミトコンドリア機能の向上、炎症抑制などの役割を果たします。
カロリー制限と寿命の関連や、レスベラトロールなどによる活性化の可能性から、抗老化や代謝調節における潜在的なターゲットとして注目されています。
ですが、過剰摂取するとデメリットもあります。
そこで、無理なく食材から取り入れるのがおすすめです。
サーチュイン遺伝子が摂れる若返りする食材は、ザクロ!
非常に特徴的なポリフェノールが配合されています。
エラグ酸含有量
- ブルーベリーの164倍
- いちごの6倍
ザクロの方が豊富に配合されています。
いろんな長寿遺伝子が同時に活性化されます。
1日1杯のザクロジュースで効果があるという研究結果もあります。
今年1月発表の一生老けない体になれる改造T細胞
多くの人が望む老けないカラダ。
しかし人間は加齢に伴って「老化細胞」がカラダにたまり続けてしまうため、老化を止めることはできません。
ですが、近年ではそんな老化細胞を体からなくせる可能性のある細胞の研究が進んでいて、老化防止・若返りの方法として注目されています。
その細胞こそ、細菌やウイルスなどの病原体からカラダを守ってくれる『T細胞』。
人体にもともと備わった免疫機能であり、これを遺伝子組み換えで『改造T細胞』へと再プログラム化することで、老化細胞を攻撃させるようにします。
老化細胞を排除すれば、新鮮な若い細胞が増え、老けないカラダを維持できます。
改造T細胞とは?
普通のネズミの10倍長生きハダカデバネズミに不老不死の大ヒントが!
改造T細胞を与えたネズミは、比較すると運動力があがり、太りにくくなります。
老化細胞は、炎症をおこしてしまう物質です。
炎症を取り除きたいのですが…
糖化細胞が増え、免疫細胞が低下するので、どんどん老化します。
老化細胞が炎症を巻き散らかすことで、シミ・シワにもなります。
T細胞
ウイルス・ガンからカラダを守ってくれる細胞(免疫系)
T細胞ごとに反応する病原体が違います。
T細胞を多く作っておくことで、どれかに当てはまる可能性があります。
改造T細胞
T細胞を人工的に改造することで、老化細胞を適認識してやっつけてくれます。
この技術、がん治療や白血病の治療に使われています。
一発で老化を防ぐ注射のお値段は…
現在は、白血病治療で3000万します。
問題点は…値段と副作用!
現在も研究をすすめています。
随時更新します。
老いた脳を入れ替えるiPS細胞で作る脳オルガノイド
ここ10年で急速に研究が進んでいる「脳オルガノイド」。
試験管で脳を育てるという研究であり、応用することで、近い将来には損傷を受けると回復が難しかった脳への移植も可能になるかもしれません。
多能性幹細胞を培養し、脳の発生初期段階の一部を再現する脳オルガノイド。
壊れた部分を取り出し、脳オルガノイドで埋める。
脳オルガノイドの実験
2022年
日本はこの分野で世界をリードする国の一つであり、慶應義塾大学のチームではアルツハイマー病患者の脳内を作り出すことにも成功しているそうです。
将来的なアルツハイマー完治も夢ではない?
実は、大脳より小脳が作りにくい!
胎児の時に脳は、前から作られるため、後ろに行くほど作りにくくなります。
また、人の体で臨床実験を行うことがまだ難しい薬でも、脳オルガノイドを用いれば薬の効果を試すことも可能になります。
なので、新薬の開発や病態の解明など医療が飛躍的に進むと予想されています。
随時更新します。
昨年11月発表の人間の細胞で作ったロボット
ロボットと聞くと機械のイメージを思い浮かべる人も多いと思います。
ですが現在、生物の細胞から生まれた常識を覆すロボットの研究が話題になっています。
原点となったのは「ゼノボット」と呼ばれるカエルの細胞から作られたロボット。
これは「多機能性幹細胞」という臓器に分化する前の細胞を用いて作ったもので、コントロールすることによって
目標に向かって移動することができます。
このゼノボットを人間の細胞で作ったのが「アンスロボット」。
体内に入れることができるようになれば、継続的な治療と病気の発見も期待できます。
医療のアプローチそのものを変えてしまう新技術です。
老化解決にも繋がる可能性がある新しいロボットです。
多機能性幹細胞は、色んな細胞を作ることができます。
随時更新します。
まとめ
5月7日に放送された、カズレーザーと学ぶ。
今回は、大好評の不老不死シリーズ!
この半年で驚くべき大発表がありました。