2024年5月30日にABCテレビ系列で放送された、林修の今知りたいでしょ!
今回は、6月から要注意!今知りたい食中毒の新常識スペシャル!
- 普段使っているエコバッグが、実は食中毒の原因だった!?
- お肉を低温調理する際に注意すべきことは?
- お弁当の中で傷みやすい食材は何?
高温多湿の梅雨の時期、これから気を付けるべき食中毒の新常識をご紹介します。
ぜひ、あなたの生活に活かしてください。
目次
今気をつけよう~食中毒の新常識
気温が上がり、梅雨になるこの6月から要注意!
時代と共に変わる食中毒の新常識を紹介します。
それぞれ原因と対策を紹介するので、あなたの生活に活かしていきましょう。
エコバックに潜む危険…食中毒の菌がうつる?
あなたは、エコバックを洗っていますか?
実は、エコバックには細菌がいっぱい。
3ヶ月洗っていない番組スタッフのエコバックを調べると…
- 一般生菌:5013個
- 大腸菌群:3061個
大腸菌群は、食中毒になる可能性になる菌のこと。
食中毒菌がついたエコバックに食材を入れると、ドンドン繁殖して食材に移ります。
要注意食材は…鶏肉。
鶏肉のパックにあるドリップは、細菌だらけ。
生の鶏肉に潜む危険な菌は2種類
- サルモネア菌
- カンピロバクター
鶏肉を切った後に洗わずに、サラダ野菜を切るなど。
まな板や包丁でも菌は移ります。
カンピロバクターは、食中毒になる菌の中で、アニサキスに次ぐ2番目に多い菌です。
原因の食材から、4日後に発症します。
- エコバックは、数日に1度洗うのが良い。
- 裏返して、天日干しするのも有効です。
- 生の食材はなるべくビニール袋に入れてから、エコバックに入れる。
見た目で判断すると危険な低温調理
あなたは、鶏肉に火が通ったかどう判断していますか?
実は、白っぽくなったという見た目で判断すると危険な目にあうことも。
ダイエットや健康ブームで、サラダチキンを自宅でジューシーに作りたい!
という方も、多いですが…
実は、結構危険な行為なんです。
鶏肉は、完全に火が通ったかの判断が難しい食材です。
見た目は全く変わらないのに…
- 50度で130分:菌数約4万3千個
- 63度で130分:10個未満
これだけの差がうまれてしまいます。
- 60度以下では、殺菌力が弱いのでNG!
30度になると飲みかけのペットボトルの菌が大量繁殖!?
あなたは、飲みかけのペットボトルいつまで飲みますか?
長時間放置すると、腹痛などになる菌が繁殖します。
口をつけて飲むと、口腔内の菌がペットボトルの中に入るためです。
30℃の気温の中で飲みかけのペットボトルを放置すると、菌はどれだけ増えるのか?
最も菌が増える飲料はどれなのか?
- 水:390→196
- 緑茶:170→10.000
- 麦茶:360→270.000(約75倍)
- スポーツドリンク:16→0
- オレンジジュース:148→80
麦茶が一番繁殖していました。
これは、麦茶に含まれる炭水化物が、栄養素となり急激に増えます。
食中毒菌が活発になるのは、30℃~45℃の間。
しかも、食中毒菌の多くは無臭なので、ニオイを嗅いだぐらいではわかりません。
逆に、スポーツ飲料は、強い酸性なので菌が増殖しません。
緑茶も、カテキンが菌の繁殖を抑えてくれます。
ですが、緑茶の種類によってはカテキン量が異なるので、注意が必要です。
また、ミルクや糖分を多く含まれるものも要注意!
- ミルクティー
- ミルクコーヒー
逆に、無糖紅茶・ブラックコーヒー・炭酸飲料は、酸が強いので菌の増殖を抑えてくれます。
お弁当は30度で保管していても大丈夫?
お弁当は30度で保管していても大丈夫なのでしょうか。
菌が増殖する弁当の定番食材とは?
気温30度で6時間放置した時に危険な食材。
- ご飯10未満
- 玉子焼き10未満→3300
- 焼鮭60
- ポテトサラダ1100→100.000 超危険!
- ブロッコリー240→1900
- ハンバーグ10未満
ポテトサラダがとっても危険なことが分かりました。
なぜ、ポテトサラダだけ、急激に菌が増殖したのでしょうか?
生の食材を使用しているため。
お野菜の土壌には、菌がいるためいくら洗ってもそれを数個は持ち込んでいます。
加熱していないので、さらに菌は繁殖します。
- 30℃の気温が続くこれからの時期は、生野菜や生の果物は入れない。
食中毒の疑問?
みんなが気になる、食中毒に関する疑問をまとめました。
ぜひ、参考にしてください。
大丈夫です。
納豆による食中毒の事例が少ないからです。
念のため、数日程度にしておきましょう。
危険です。
口腔内には、黄色ブドウ菌が常在してるので、直箸だと菌が繁殖します。
本当です。
ですが、菌が繁殖しやすい生野菜と一緒にするのは危険です。
微妙。
カレーのスパイスには、抗菌・殺菌作用があると言われていますが…
シチューとカレーで実験を行った場合、菌の増え方に差はあまり見られませんでした。
まとめ
5月30日に放送された、林修の今知りたいでしょ!
時代とともに変わってきた食中毒の新常識をまとめて紹介しました。
知らず知らずのうちに、やってしまっていることや盲点だったことも。
食中毒の新常識を知った今から、ぜひ!
普段の生活に取り入れて、家族の健康を守りましょう。