赤ちゃんのお世話に追われてストレスや疲れをためているお母さんも、赤ちゃんの笑顔を見ると癒されますよね。
赤ちゃんが口を開けて笑った時に、「あれ?歯が生えている!」と気付くお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
また、歯が生えていることに気付くと、
「歯が生えているということは、歯磨きをし始める必要があるっていうこと?」
「歯をどう磨くの?」と不安になるお母さんもいらっしゃると思います。
子どもの歯磨きの開始時期、手順、歯ブラシの選び方、乳歯を磨く理由を紹介します。
子どもの歯磨きの開始時期
一般的に、生後6ヶ月から9ヶ月頃にかけて、中央下に乳歯が2本生え始めます。
生後6ヶ月を過ぎたら、赤ちゃんの口の中を毎日見て、乳歯が生え始めていないかを確認しましょう。
乳歯が生え始めていたら、歯磨きを始めてください。
離乳食が始まるとうんちのにおいが変わるように、口のにおいも変わります。
口のにおいが気になったら、乳歯が生えていなくても口の中をガーゼで拭き取るとにおいが軽減されますよ。
歯磨きの手順
先述したように、歯磨きの開始時期は乳歯が生え始めた頃です。
歯磨きの手順を、乳歯が生え始めた頃、乳歯が生え揃った頃の2つに分けて紹介します。
乳歯が生え始めた頃
乳歯が生え始めた頃の歯磨きは、歯ブラシや歯磨き粉を使いません。
乳歯が生え始めたばかりの赤ちゃんには、水で湿らせたガーゼで、歯の表面を拭くことから始めましょう。
母乳やミルク、柔らかい離乳食しか口に入れていない赤ちゃんにとって、歯ブラシを口に入れることは大きな冒険です。
この時期は、歯をしっかり磨くことより、歯ブラシやガーゼなど食べ物以外のものを口に入れることに慣れることを目的に、歯磨きを始めましょう。
お母さんの人差し指にガーゼを巻き付けて、歯の表と裏をサッと拭き取ります。
嫌がる素振りがなく、歯磨きに慣れてきたと感じたら、赤ちゃんの機嫌がいい時に、また、お母さんに時間の余裕がある時に歯ブラシを使って歯磨きをします。
赤ちゃんが歯ブラシに慣れたら、毎食後に歯磨きをしてください。
ただし、食後でなくても、寝る前には必ず歯磨きをしましょう。
というのも、唾液には口内を殺菌する働きがありますが、就寝中は唾液の分泌量が減り、菌が繁殖、増殖しやすくなります。
寝る前に歯磨きをすることで、虫歯や口臭予防になります。
乳歯が生え揃った頃
意外に思われるかもしれませんが、子どもが自分で歯を磨くようになっても小学4年生までは仕上げ磨きをしてあげる必要があるといわれています。
歯磨きだけでなく、子どもがお母さんの仕上げ磨きに慣れるように、赤ちゃんの頃から歯を正しく磨いてあげてください。
乳歯が生え揃った頃の歯磨きの手順をみていきましょう。
- 1. お母さんが床に座り、太ももに赤ちゃんの頭を乗せて、仰向けに寝かせます。
- 2. 赤ちゃんに「あーん」や「『あ』の口をして」と言いながら、赤ちゃんの口を指で優しく開けます。
※赤ちゃんに「あーん」と言っても口を開けないとは思いますが、自分から口を開ける習慣を身につけるためにも、積極的に声かけしましょう。 - 3. 水で湿らせたガーゼで歯の表面を拭く、もしくは、歯ブラシで歯を磨きます。強く擦ったり、長く磨いたりすると、歯茎を傷つけてしまうおそれがあるので、歯1本あたり5秒を目安に磨いてください。
- 4. 歯ブラシに歯磨き粉をつけている場合は、歯の表面を水で湿らせたガーゼで拭き取り、歯磨きを終えます。
乳幼児の歯磨き粉には、歯磨きをした後にすすぎが必要なタイプ、ガーゼで拭き取るタイプ、すすぎもガーゼで拭き取るのも不要なタイプがあります。
うがいができるようになるのは、3歳を過ぎてからといわれているので、それまでは、すすぎもガーゼで拭き取るのも不要なタイプの歯磨き粉を使うと楽です。
また、普段からやお父さんが歯磨きしている姿を赤ちゃんに見せておくと、赤ちゃんも歯磨きに興味をもちますよ。
私のおすすめは「ピジョン 親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき ぷちキッズ」です。
1歳6ヶ月から使用できます。定番のキシリトールの他、いちご味やぶどう味があり、子どもも歯磨き粉に慣れやすいです。
ピジョン 親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき ぷちキッズの口コミ
これのおかげか、歯医者大嫌いでなかなか行けてないのにも関わらず、まだ虫歯ゼロです。
細かいですが、最後まできっちり出しきれるのも嬉しいです。
10歳になる現在も一度も虫歯になったことがありません。
(3か月に一度の定期健診&フッ素塗布もしていますが)
そろそろ大人用の歯磨きジェル(コンクール)にしてもらいたいのですが、このほのかな甘さに慣れた子供には辛すぎて難しいようです。
歯ブラシの選び方
赤ちゃんの小さな口に歯ブラシを入れるのは緊張しますよね。
また、どのような歯ブラシで歯磨きをしてあげればいいのか悩むと思います。
私のおすすめの歯ブラシは「ピジョン 乳歯ブラシセット」です。
3本の歯ブラシがセットになっていて、
1本目は口に歯ブラシを入れるのに慣れることを目的に、
2本目は歯を磨く感覚を覚え、歯ブラシを自分で持って動かす練習をすることを目的に、
そして、3本目は前歯だけでなく奥歯まで磨くことを目的に設計されていて、赤ちゃんの成長にあわせた歯ブラシが揃っています。
歯ブラシを喉の奥まで突っ込むのを防止するために、歯ブラシに取り付ける安全プレートも付属しています。
月齢が上がるにつれて自我が芽生え、好きな色や好きなキャラクターの歯ブラシを好むようになるとは思いますが、歯を正しく、安全に磨く習慣を身につけるためにも、1セットは持っておきたい歯ブラシです。
ピジョン 乳歯ブラシセットの口コミ
とても気に入っているようで取り上げると怒るくらいです ^^;
まだ歯磨きという感じではないですが、慣れさせる目的としては良い商品だと思います。
ガードが付いているので誤飲の心配もなく安心です。
喉奥までいかないようにストッパーが付いていて安心です。
子どもも喜んで使っています。
第四章:乳歯を磨く理由
12歳頃までに全ての乳歯が抜けて、永久歯と入れ替わるため、「乳歯が虫歯になっても問題ない」と、乳歯を磨くことを軽く考えがちです。
でも、乳歯の状態が永久歯に影響するといわれています。
乳歯が虫歯になると、永久歯胚が発育不全になり、変形したり、変色したりして永久歯が生えるおそれがあるんです。
「いつか生え変わるから」と思わず、乳歯を磨いて、健康的な永久歯を育てましょう。
まとめ
子どもの歯磨きの開始時期、手順、歯ブラシの選び方、乳歯を磨く理由を紹介しました。
生後6ヶ月から9ヶ月頃にかけて、中央下に乳歯が2本生え始めるので、乳歯を確認できたら、歯磨きを始めましょう。
赤ちゃんの機嫌がいい時に、また、お母さんに時間の余裕がある時に歯ブラシやガーゼを使って歯磨きをします。
赤ちゃんが歯磨きに慣れてきたら、毎食後と寝る前に歯磨きをしてください。
乳歯は永久歯と入れ替わるため、乳幼児期の歯磨きを軽視しがちですが、乳歯が虫歯になると、変形したり、変色したりして永久歯が生えるおそれがあります。
乳歯を磨いて、健康的な永久歯を育てましょう。
幼稚園に通い始めると、自分で歯を磨くようになりますが、小学4年生までは仕上げ磨きをしてあげる必要があるといわれています。
赤ちゃんの頃から、歯の正しい磨き方を身につけて、虫歯を防ぎましょう。