妊娠する前は毎日のように外出して身体を動かしていた方も、妊娠すると、外出する機会が減って、家で過ごす時間が長くなります。
趣味が特にない方は、手持ち無沙汰になってしまいますよね。
もし、時間があるなら、お腹にいる赤ちゃんのために、ベビー用品を手作りしてみてはいかがでしょうか。
妊娠中に簡単に手作りできるベビー用品を3つ、作り方と一緒に紹介します。
スタイ
スタイとは、よだれかけのこと。
生後3ヶ月を過ぎると、赤ちゃんは指しゃぶりをするようになり、よだれが口から垂れます。
口から垂れるよだれをそのままにしていると、首をつたって、服がベタベタに濡れてしまいます。
スタイをつければ、よだれが首につたっても、服が濡れたり、汚れたりすることはありません。
インターネットでスタイを検索すると、花柄やボーダー柄、マリン柄など、おしゃれなスタイがたくさん表示されます。
赤ちゃんの性別、着せたい服など、ファッションにあわせて、コーディネートできるように、お母さんがスタイを手作りしてみてはいかがでしょうか。
用意するもの
・生地
・ボタン、もしくは、マジックテープ
・糸と針
スタイの作り方
- スタイの型番がインターネット上で配布されているので、好きな型番をみつけて印刷してください。
- 型番を印刷したら、型番に定規を当てて、長さを測ります。
- 長さを測ったら、布を買いに行きましょう。表と裏で柄を変えて、リバーシブルのスタイを作りたいお母さんは、布を2種類買ってください。
- 布を買ったら、型番に合わせて、布を切ります。
- 布を切ったら、針と糸で縫い合わせてください。
- 最後に、ボタンやマジックテープを付ければ完成です。
でも、生まれてくる赤ちゃんの首周りはもちろん、生後3ヶ月を迎える赤ちゃんの首周りの長さは分かりませんよね。
せっかく作ったスタイが首にフィットしなければ、赤ちゃんが窮屈に感じてしまうかもしれません。
ボタンやマジックテープを付けるのは、赤ちゃんにスタイを試着させてからが無難です。
ボタンやマジックを付けるだけで完成する状態まで作っておきましょう。
にぎにぎ、ガラガラ
赤ちゃんを抱っこすると、赤ちゃんはお母さんの服や髪を引っ張ります。
赤ちゃんの手に人差し指をそっと当てると、赤ちゃんが人差し指をぎゅっと握ります。
赤ちゃんは手で物をつかんだり、握ったりするのが大好きです。
そして、生後3ヶ月を過ぎると、歯茎の内部で歯が生える準備が始まり、口の中がムズムズします。
ムズムズ感をまぎらわせるために、また、手に持っている物がどんな物かを確認するために、手に持っている物を口に入れます。
手に持ちやすい、口に入れやすいにぎにぎやガラガラを作ってみましょう。
用意する物
・布
・綿
・鈴
・糸と針
にぎにぎの作り方
- にぎにぎやガラガラの形を決めて、布を切ります。
- 切った布を糸と針で縫い合わせて、最後まで縫い合わせる前に、綿を入れます。
- 綿を入れたら、最後まで縫い合わせて完成です。
にぎにぎではなく、ガラガラを作りたいお母さんは、綿と一緒に鈴を入れてください。
スタイと同じように、にぎにぎやガラガラもよだれですぐにベタベタに濡れます。
濡れたにぎにぎをずっと口に入れるのは不衛生ですよね。
濡れたら取り換えられるように、2つ以上作っておくといいですよ。
ヘアバンド
お宮参りやお食い初めなど、赤ちゃんの晴れ舞台では、赤ちゃんにおしゃれをさせてあげたいですよね。
でも、生後間もない赤ちゃんは髪が薄く、また、短いため、外見では性別が分かりづらいです。
そこで、女の子には、ヘアバンドを頭につけるのがおすすめです。
もちろん、レースがたっぷりついた可愛らしい服を着せてあげれば、誰が見ても、女の子だと分かります。
でも、赤ちゃんを抱っこすると、手や腕で服が隠れてしまいます。
また、食事中はテーブルで身体が隠れてしまうかもしれません。
でも、ヘアバンドを頭につけていれば、服が隠れてもヘアバンドを見るだけで、赤ちゃんが女の子だと分かりますよね。
赤ちゃんが女の子だと判明しているなら、ヘアバンドを作ってみましょう。
用意する物
・レース
・レースと同じ色のゴム
・糸と針
ヘアバンドの作り方
糸と針を使ってレースに同じ色のゴムを縫い付けて、輪っかを作れば完成です。
レースだけで作るヘアバンドでも、女の子らしさが伝わりますが、花やハートなど、モチーフをヘアバンドに付けたいお母さんもいらっしゃりますよね。
モチーフをヘアバンドに付けるなら、赤ちゃんの肌に当たっても、肌を傷つけない素材でできているモチーフを選んでくださいね。
上の子を妊娠している時に、自動車柄やボーダー柄などのスタイを作りました。
そして、出産祝いにマリン柄のベビー服をもらったので、出産後にマリン柄のスタイを作りました。
にぎにぎは妊娠中に作らず、出産後にお店で購入しました。
でも、よだれですぐにベタベタになり、洗ってもなかなか乾きませんでした。
そこで、100円均一でフェルトと綿と糸と針を購入して、飾りが全くないシンプルなにぎにぎを急きょ作りました。
下の子が生まれて、下の子には上の子のおもちゃで遊ばせたり、服を着せたりしていました。
でも、お宮参りやお食い初めなどの晴れ舞台では、さすがに男の子の服を着せられず、女の子の可愛い服を用意すると共にヘアバンドを手作りしました。
ヘアバンドは、レースで作った輪っかに、100円均一で購入した花のモチーフを縫い付けて作りました。
スタイやにぎにぎ、ガラガラ、ヘアバンドはお店で購入することもできますが、材料は100円均一で揃う物ばかりです。
もし、材料を一つ一つ選ぶのが面倒なら、手作りキットも売っています。
まとめ
妊娠中に簡単に手作りできるベビー用品を3つ紹介しました。
妊娠中は家で過ごす時間が長くなり、生まれてくる赤ちゃんのことを考える機会が増えます。
妊娠する前は、裁縫や手作りに全く興味がなかった方も、妊娠すると、裁縫や手作りに目覚めるお母さんも少なくありません。
子どもが保育園や幼稚園に入る時には、お母さんが手作りしなければいけない子ども用品もあります。
裁縫の練習を兼ねて、妊娠中にベビー用品を作ってみてはいかがでしょうか。