産前産後の約3ヶ月間を実家で過ごす里帰り出産。
里帰り出産するお母さんの多くは、お父さんの実家ではなく自分の実家に帰りますよね。
お世話になる相手が自分の両親でも、
「結婚して親元を離れたんだから、里帰り中の生活費は自分で支払いたい」
「生活費を含めて、両親に御礼を渡したい。」
と考えるお母さんが多いのではないでしょうか。
また、どれぐらいの金額の御礼を、いつ渡せばいいのかを悩むお母さんも多くいらっしゃると思います。
私の2度の里帰り出産の経験を交えて、里帰り出産の御礼の必要性と相場、渡す時期を紹介します。
里帰り出産の御礼の必要?
里帰り出産の御礼の相場、渡す時期を紹介する前に、里帰り出産の御礼がそもそも必要なのかを考えてみましょう。
娘の妊娠、出産は両親にとって嬉しい出来事です。
妊娠が判明した時点で、娘の里帰り出産を心待ちにしていた両親もいらっしゃると思います。
結婚して親元を離れた後に、約3ヶ月間を一緒に暮らすというのもなかなかありませんよね。
一方、里帰り出産には、お母さんの食費はもちろん、水道光熱費・ベビー用品代などがかかります。
夏や冬など、エアコンが欠かせない時期であれば、光熱費が跳ね上がりますし、中には、花粉や埃対策として空気清浄機を購入してくれる両親もいるでしょう。
もし、両親が年金で生計を立てているなら、両親に全ての生活費を負担させてしまうと、生活が苦しくなるかもしれませんよね。
また、両親にとっては、孫を育てることは楽しみでもありますが、料理や掃除・洗濯などの家事の負担が増えます。
特に洗濯に関しては、赤ちゃんの肌トラブルを避けるためにベビー用洗剤を使って、赤ちゃんの服を洗濯する必要があります。
つまり、大人の服と赤ちゃんの服を分けて洗濯しなければいけないため、2倍の時間がかかるんです。
そして、忘れてはいけないのが、夫の顔。
結婚して親元を離れたのに両親に生活費を全額負担させてしまっては、夫の顔がつぶれてしまいます。
感謝の気持ちを伝える、夫をたてるという目的で、両親に生活費を含めて御礼を渡しましょう。
里帰り出産の御礼の相場
生活費を含めて御礼を渡すといっても、自分の生活費を詳細に把握するのは難しくどのぐらいの金額を渡すのがいいのか分かりませんよね。
実際にかかっている生活費よりも多めに渡すのが無難ですが、金額が高ければ高いほど両親は気を遣って受け取らないと思います。
里帰り出産の御礼の相場は、一般的に、1ヶ月あたり30,000円程度といわれています。
つまり、3ヶ月間お世話になるなら90,000円ということになりますが、キリが悪い数字なので100,000円を渡す方が多いです。
また、二人目以降の妊娠・出産であれば、お母さんだけでなく上の子もお世話になりますよね。
お母さん以外にお世話になる人がいるなら、一人あたり月10,000円程度上乗せするのが一般的です。
しかし、この金額はあくまで一般的なものです。
両親から「足りない!」と言われていないので、具体的にいくら足りなかったのかは分かりませんが、「魚はこのスーパーで買う!」「肉はあのスーパーで買う!」「日本産のものしか買わない!」と決めているほど、両親は食材に対するこだわりが強かったんです。
私は結婚する直前まで両親と暮らしていましたが、両親と私3人の食費で月150,000円かかっていると聞いたことがありました。
私の生活費として月30,000円ではなく、月50,000円で計算し、150,000円渡すのが妥当だったかなと反省しました。
二人目を出産しに、上の子を連れて里帰りした時には、前回の里帰り出産時の反省を活かして、200,000円(50,000円×3ヶ月+10,000円×3ヶ月+予備20,000円)渡しました。
「200,000円渡せば余裕だろう。」と思っていましたが、上の子の食材に対するこだわりが大人の食材に対するこだわりより強く、余裕はなくギリギリ足りました。
必要な生活費は両親の性格などによって大きく異なります。
また、エアコンや空気清浄機が欠かせず、光熱費が跳ね上がる時期もあります。
相場を参考にしながら、御礼の金額を旦那さんと相談しましょう。
里帰り出産の御礼を渡すタイミング
里帰り出産の「御礼」を渡すなら、里帰りしている期間の最終日に両親に渡すのがいいと考えるお母さんもいらっしゃると思います。
しかし、御礼に生活費が含まれているなら、「これからよろしくお願いします」という気持ちを込めて、里帰りしたその日に夫から渡してもらいましょう。
夫から両親にお金を渡すことで、夫をたてられます。
また、先に渡しておくことで、お母さんも両親に甘えやすくなります。
旦那さんが里帰りに付き添えないなら、「旦那さんから預かってきた」と一言添えてくださいね。
両親の性格や関係性によっては、両親から御礼を遠慮されるかもしれません。
もし、両親から「こんなにたくさんのお金は受け取れない」と言われたら、冗談交じりに「余ったら、返して」と言ってみてください。
私は「余ったら、返して」と言って、受け取ってもらえました。
もし、両親から「要らない」と言われたら、実家から自宅に戻る最終日によく目につくテーブルの上などにさり気なく置いておき、後で御礼の言葉を含めて連絡しましょう。
それでも受け取ってもらえない場合は、お宮参りの食事会に招待したり、赤ちゃんの写真をこまめに贈ったりするなどして、感謝の気持ちを伝えてください。
受け取らないのが「現金だから」という理由なら、「3ヶ月間大変だったでしょう。二人でゆっくり旅行してきて」と言って、お金の代わりに旅行券を渡すのもいいですね。
「毎日料理をしてくれてありがとう。たまには、外食してきて。」と言って、食事券を渡すのもいいと思います。
現金にとらわれず、両親が気を遣わない、両親に喜ばれるプレゼントで感謝の気持ちを伝えましょう。
高額な手土産を買ってきてもらう必要はありません。
既に御礼を渡してはいますが、両親に手土産を渡すことで、旦那さんの「いつもお世話になっています。」という気持ちが事細かに伝わりますよ。
まとめ
里帰り出産の御礼の相場と渡す時期を紹介しました。
里帰り中は、お母さんの食費はもちろん、水道光熱費・ベビー用品代などがかかります。
感謝の気持ちを伝える、夫の顔をたてるという目的で、両親に生活費を含めて御礼を渡しましょう。
里帰り出産の御礼の相場は、
一般的に、1ヶ月あたり30,000円程度といわれています。
また、二人目以降の妊娠・出産など、お母さん以外にお世話になる方がいるなら、1ヶ月あたり10,000円程度上乗せするのが一般的です。
旦那さんと相談して、御礼の金額を決めましょう。
御礼を渡すのは、「これからよろしくお願いします」という気持ちを込めて、里帰りしたその日に旦那さんから渡すのがおすすめです。
旦那さんをたてられますし、お母さんも両親に甘えやすくなります。
両親の性格や関係性によっては、両親から御礼を遠慮されるかもしれません。
受け取ってもらえない場合は、お宮参りの食事会に招待したり、赤ちゃんの写真をこまめに贈ったりするなどして、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
約3ヶ月間の里帰り出産。
お母さんも両親もお互いに気を遣わないで済むように過ごしたいですね。