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オノマトペという言葉を聞いたことはありますか?

「キラキラ」「ピカピカ」などのオノマトペは大人である私達の生活に欠かせない言葉ですが、赤ちゃんの言葉の発達に欠かせない言葉でもあります。

なぜ、オノマトペが赤ちゃんの言葉の発達に欠かせないのでしょうか?オノマトペを赤ちゃんが覚えると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

オノマトペを赤ちゃんが覚えるメリットとステップ、おすすめの絵本を紹介します。

 

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オノマトペとは?


オノマトペとは、擬音語や擬態語を指します。

擬音語とは、物や動物が発する音を文字で表したものです。

例えば「モーモー」という牛の鳴き声、「ブーブー」という自動車が走る音などがあります。
擬態語は、状態や感情を文字であらわしたもので、例えば「モクモク」という煙が出る様子、「ばらばら」という崩れ去る様子などがあります。

オノマトペはフランス語で、英語ではアナマタピーァ(onomatopoeia)といいます。
つまり、日本だけでなく、外国にもオノマトペは存在するということです。

でも、日本語ほどオノマトペが多い言語はありません。
また、日本最古の書物である古事記でも、オノマトペが使われています。

オノマトペは昔から、私達の生活に欠かせない言葉なんですね。

赤ちゃんがオノマトペを覚えるメリット


牛を指して「モーモー」と言ったり、車のおもちゃを持って「ブーブー」と言ったりする赤ちゃんって、可愛いですよね。

でも、「牛」「車」と喋っている同じ学年の子どもを見て、「オノマトペじゃなくて、言葉を覚えさせたほうが良かったのかな…」と考えるお母さんが少なくありません。

実際、私も、羊を指して「メーメー」と言う息子にメロメロでした。

でも、子育て支援センターで、同じ学年の子どもが「羊」と言っているのを聞いた時、「えっ!?もう『羊』って言えるの?」と。「息子の言葉の発達が遅いのでは…」と不安になりました。

オノマトペが私達の生活に欠かせない言葉とはいえ、「ゆくゆく言葉を教えることになるなら、最初から言葉を教えるほうが手っ取り早い」と思うお母さんも多くいらっしゃります。

でも、赤ちゃんがオノマトペを覚えるメリットがあるんです。
どのようなメリットがあるのか、みていきましょう。

簡単に表現できる

オノマトペは、カタカナ4文字で、情景を表現することができます。

例えば、「ブーブー」は自動車が走っている光景を、カタカナ4文字で表現しています。

オノマトペを使わなければ、「自動車」と「走る」の2つの言葉を、赤ちゃんに説明しなければいけません。
赤ちゃんはイラストや光景を見て、言葉と物を結びつけます。

言葉と物を結びつけるのに「自動車が走っている」と言うより、「ブーブー」と言うほうが赤ちゃんは理解しやすいんです。

簡単に発音できる

赤ちゃんは発することができる音が限られています。

中でも、サ行を言えるようになるのは5歳頃だといわれています。

お母さんが赤ちゃんに「自動車が走っている」と教え続けても、同じように言うことができるのは5歳頃になってからなんです。

「ブーブー」であれば、生後10ヶ月頃の赤ちゃんでも言うことができます。

赤ちゃんにとって発しやすい言葉を教えることは、赤ちゃんの言葉を引き出すためにとても重要です。

簡単に覚えられる

赤ちゃんはリズム感のある、繰り返される音が大好き。

モーモー、ブーブー、モクモク、ばらばらなど、オノマトペは2文字を繰り返しています。何度も聞いて、発することで、オノマトペを簡単に覚えられます。

大人になっても使える

外国で使われるオノマトペは赤ちゃんの頃だけ使ったり、漫画の中だけで使われたりしますが、日本では大人になってもオノマトペを使います。

「今日は雨がザーザー降っている。」「今日はぽかぽか陽気だ。」など、大人同士の会話でも日常的に使用しますよね。

赤ちゃんの頃に覚えた言葉を、人生を通じて使うことができるんです。
 

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赤ちゃんがオノマトペを覚えるステップ


赤ちゃんがオノマトペを覚えるメリットを知ると、赤ちゃんにオノマトペをどんどん使いたくなりますよね。

でも、最初からオノマトペを正しく理解できる赤ちゃんはいません。

それどころか、お母さん、お父さんがオノマトペを正しく使わなければ、赤ちゃんがオノマトペの使い方を間違って覚えてしまうおそれがあります。

赤ちゃんがオノマトペを覚えるステップをみていきましょう。

身近なオノマトペだけを使う

オノマトペには「モーモー」や「メーメー」などの鳴き声、「ザーザー」や「トントン」などの音など、種類がたくさんありますが、赤ちゃんにオノマトペを覚えさせるには、身近なオノマトペだけを使うことが大事です。

よく読んでいる絵本に牛が登場するなら「モーモーだね」と教えても問題ありません。

でも、普段、牛を見ない赤ちゃんに「モーモー」と言っても、何のことかサッパリ分かりませんよね。

まずは、身近なオノマトペだけを使いましょう。

赤ちゃんがよくとる行動を、オノマトペで表現するのがおすすめです。

例えば、ミルクを飲んでいる時に「ゴクゴクしてるね」と声をかけたり、背中を軽く叩く時に「トントン」と声をかけたりします。

犬や猫を飼っているご家庭であれば、「ワンワン」や「ニャンニャン」などのオノマトペも身近ですね。

オノマトペとオノマトペを組み合わせる

赤ちゃんがオノマトペに慣れてきたら、オノマトペとオノマトペを組み合わせてみましょう。

組み合わせて使えるオノマトペは多くないので、生活の中で、自然と使うのは難しいかもしれません。

例えば、ご飯を食べる時に、
「アツアツだから、フーフーしようね」
「ガツガツせずに、モグモグしようね」

と声をかけてみてください。

言葉では表現が難しい二つの動作を、オノマトペで表現することで、赤ちゃんが理解しやすくなります。

オノマトペと言葉を組み合わせる

オノマトペとオノマトペの組み合わせに慣れてきたら、オノマトペと言葉を組み合わせてみましょう。

例えば、
「犬がワンワン鳴いているね」
「車がブーブー走っているね」

などです。

オノマトペと言葉を組み合わせることで、オノマトペと言葉の結びつきを認識できます。

オノマトペと言葉の結びつきを認識できれば、犬を指して「ワンワン」と言っていた赤ちゃんが、「ワンワン」ではなく「犬」と表現できるようになります。
 

おすすめのオノマトペの絵本


赤ちゃんがオノマトペに興味をもってくれなければ、オノマトペを覚えることはできません。

そこで、活躍するのが、オノマトペを使った絵本です。

おすすめのオノマトペの絵本を紹介します。

じゃあじゃあびりびり」(まついのりこ/著)


1983年に発売され、2001年には全国学校図書館協議会の選定図書になるほど、昔から親しまれている絵本です。

水が出るイラストに「じゃあじゃあ」、紙が破れるイラストに「びりびり」というオノマトペが添えられています。

水や紙は小さい頃から触れるもの。身近な物のイラストとオノマトペが取り上げられているので、日常生活で実物を見せやすいです。

絵本のサイズが一辺14センチメートルの正方形で、バッグに気軽に入れて持ち運びがしやすいのもポイントですよ。

「じゃあじゃあびりびり」の口コミ

赤ちゃんが、理解しやすい物で物語が作られている!
水道、自動車、踏切、飛行機、掃除機、赤ちゃんの泣き声など1歳児の身の回りにある物と音が書かれていて理解が早いようです。
自動車、理解出来るようで、ハンドルを握る仕草をします。
踏切は実際に動画を見せたのでカンカンカンという音が分かるようです。
水道も家で見ているのでじゃあじゃあという音が理解出来るようです。
Amazonより
いろんな、使い方があって有難い!
1歳2ヶ月、ふみきりとネコのページがお気に入り。
読んであげなくてもパラパラとページをめくって、1人で遊んでいます。
サイズ感もちょうどよく、初めの『◯◯ちゃんの絵本です』のところに名まえを入れて、毎回名まえを呼んで始めてあげると、とても喜びました。
うれしいのだなあ、と、私もうれしくなりました。
素敵な絵本。ありがとうございます。
Amazonより

ぶんぶんきいろ」(柏原晃夫/著)


「あかあかくろくろ」「しましまぐるぐる」などの「いっしょにあそぼ」シリーズの1つ。

タイトルの通り、こちらの絵本には、バナナやひよこ、ハチなど、黄色い食べ物や動物がたくさん登場します。

赤ちゃんは視力が弱く、原色やハッキリした色を好みます。

黒色と黄色を使ったハチの可愛いイラストに、赤ちゃんは釘付け。
こちらの絵本を楽しむ赤ちゃんを見て「しましまぐるぐる」を買うお母さんも多いです。

「ぶんぶんきいろ」の口コミ

赤ちゃんでも見やすい、色使いが嬉しい♪
可愛らしい蜂さんが沢山描かれた、低月齢の赤ちゃんでも見やすい色使いの絵本です。
同じシリーズの緑と赤も持ってますが黄色が一番可愛い(*^^*)
Amazonより
じっと、本を見つめ笑います!
生後2ヶ月の赤ちゃんに買いました。
本はまだ早いかなと思っていたのですが、そんなことありませんでした。
黄色と黒のはっきりした色合いと、かわいいハチの絵が気に入り、読み聞かせをするとじっと本を見つめ笑います。
購入して本当によかったです。
絵が少ないページも多いのですが、月齢が低い赤ちゃんには目で追いやすくいいのかなと思います。
Amazonより

~私の体験談~
私には子どもが二人いて、現在上の子が3歳半、下の子が1歳です。
上の子が生後3ヶ月になった時に「じゃあじゃあびりびり」と「ぶんぶんきいろ」を読み聞かせしました。

どちらもはっきりした色を使った絵本だからか、読み聞かせする度に、子どもが笑顔を見せてくれました。
大泣きして、抱っこしても泣き止まなかった時も、この絵本を見せるとニコニコ。

私は「子どもが喜んでくれて嬉しい!」という気持ちだけで読み聞かせ続けました。
でも、1歳を過ぎる頃、私が読む前に子どもが「カンカンカンカン」(踏み切りのオノマトペ)と言い出しました。

その後、次々と他のオノマトペを言うようになり「覚えてくれていたんだ!」と、読み聞かせする度に子どもの成長を感じました。

オノマトペの絵本は、子どもが小さいうちしか読みませんが、買って良かったです。

今では、上の子が下の子に、オノマトペの絵本を読み聞かせしてくれます。

下の子に車のおもちゃを見せて、「これがブーブーだよ。絵本と同じでしょ」と教えてくれることも。
もちろん、上の子は「車が走っている」と言うことができます。でも、相手の年齢にあわせて、表現の仕方を変えているんですね。

このような表現の幅の広さも、オノマトペに慣れ親しんだ子どもだからこそのものだと思っています。

まとめ


オノマトペを赤ちゃんが覚えるメリットとステップ、おすすめの絵本を紹介しました。

オノマトペを使わずに、赤ちゃんに最初から言葉を教えたいと考えるお母さんもいらっしゃると思います。

でも、オノマトペを赤ちゃんが覚えることには、
・カタカナ4文字で
・情景を表現できる
・赤ちゃんが簡単に発音でき
・覚えられる
・大人になっても使える

というメリットがあります。

赤ちゃんにオノマトペを使う時には、まず、身近なオノマトペから使ってみてくださいね。

絵本の読み聞かせに、オノマトペを使った絵本を取り入れて、親子でリズム感のあるオノマトペを楽しんではいかがでしょうか。

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