料理、洗濯、掃除など、家事にいつも大忙しのお母さん。子どもの遊びに付き合っていたら、あっという間に一日が終わって、子どもが寝てから、家事に取りかかるお母さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、子どもが寝てから、家事に取りかかってもかまいません。でも、子どもが上手に一人で遊んでくれたら、その間に、家事を済ませられますよね。
上手に一人遊びできる子どもを育てる、5つのステップと注意点を紹介します。「子どもが一人で遊んでくれたら助かるなぁ」と思っているお母さんは、是非、参考にしてください。
目次
上手に一人遊びできる子どもを育てる5つのステップ
当たり前ですが、最初から一人で上手に遊べる子どもはいません。
上手に一人遊びできる子どもを育てるには、ステップを踏むことが必要です。
では、どのようなステップを踏めばいいのでしょうか。
上手に一人遊びできる子どもを育てるステップは5つあります。
1.一人で遊べるおもちゃを渡す
まずは、一人で遊べるおもちゃを、子どもに渡しましょう。
一人で遊べるおもちゃであれば、何でもかまいませんが、子どもの年齢に適したおもちゃを渡してください。
私のおすすめは、パズルや積み木。子どもの年齢別に販売されているので、子どもの年齢にあわせて選びやすいですよ。
2.遊びに付き合う
一人で遊べるおもちゃを、子どもに渡したら、子どもがそのおもちゃの使い方や楽しさを理解できるようになるまで、隣で付き合いましょう。「隣で付き合っていたら、家事ができない」と思うお母さんもいらっしゃるかもしれません。
でも、説明書を読めない子どもは、おもちゃでどのように遊ぶのか、分かりませんよね。
また、遊び方が分かっても、子どもがそのおもちゃで遊ぶことを楽しいと感じるかどうかは別です。子どもがそのおもちゃを気に入っていなければ、楽しく遊んでくれません。
子どもがおもちゃの使い方を理解しているか、楽しく遊んでいるかなど、子どものそばで様子を見てください。
3.干渉せずに見守る
子どもがおもちゃで楽しそうに遊び始めたら、そばで子どもを見守りましょう。子どもは想像力が豊かです。もしかしたら、お母さんが想像しないような遊び方をするかもしれません。
でも、一つのおもちゃで、何通りもの遊び方を見つけてくれたら、買った甲斐がありますよね。
また、子どもは退屈しにくくなります。「遊び方が違うよ」と言いたくなりますが、遊び方を間違えていても、干渉せずに見守ってください。
もちろん、子どもが怪我をするような遊び方をしていたら、「その遊び方は危ないよ」と注意してあげてくださいね。
4.離れて見守る
子どもが一人で遊ぶようになったら、少し離れた場所で、静かに見守りましょう。家事をしながらでもOKです。
もし、子どもがお母さんを探し始めたら、顔を見せて「お母さんはここにいるよ」と声をかけてあげてください。お母さんの顔を見て、声を聞くことで、子どもは「そばにいなくても、お母さんは見てくれているんだ」と安心します。
5.御礼を言う
子どもが上手に一人で遊べたら、子どもを抱きしめてあげてください。そして「おかげで、夜ごはんを準備できたよ。ありがとう」など、具体的に感謝の気持ちを伝えましょう。
お母さんに褒められたり、「ありがとう」と言われたりして、嬉しく感じない子どもはいません。お母さんの笑顔を見て、子どもは「お母さんが忙しい時には、一人で遊ぼう」と思うようになります。
上手に一人遊びできる子どもを育てる時の注意点
子どもが上手に一人遊びできること、子どもが一人で遊ぶこと、子どもを長時間放置することは、お母さんが子どもから離れるという点では同じです。
でも、子どもの気持ちは全く異なります。子どもが一人で遊んでいても「お母さんがいないと寂しいな」と思いながら、遊んでいるかもしれません。
また、子どもを長時間放置すると、「どうせ、お母さんは…」と、子どもが親の愛情を受けることを諦めてしまいます。
子どもが上手に一人遊びできるということは、子どもが積極的に一人遊びを楽しんでいる状態。
子どもが上手に一人で遊べるようになっても、安心せずに、子どもを気遣ってあげてくださいね。
私が「子どもに上手に一人遊びできるようになってほしい」と思い始めたのは、娘を妊娠している時です。妊娠初期はつわりがひどく、家事をするので精一杯。息子と遊べない時期があり、息子に申し訳ない気持ちでした。
私は横になりながら、息子と一緒に遊びましたが、体調に限界を感じることも。だんだん、料理も適当になっていきました。「もし、息子が一人で楽しく遊んでくれたら、もっと美味しい料理を作ることができるのに」と思いました。
そこで、息子が大好きなレゴブロックとトミカを用意しました。息子の目の前で、レゴブロックを基礎板にはめながら、「いろいろな物を作ることができるね」と声をかけ続けました。
すると、息子がレゴブロックで集中して遊ぶようになりました。私がレゴブロックで家を作って、息子から離れると、息子が一人でおしゃべりしていました。息子は私が作った家を使って、人形ごっこを楽しんでいたんです。
また、トミカをいくつか、近くに置いていたところ、縦列駐車をしたり、車を走らせて回転するタイヤを見たりして、楽しんだりしていました。
今、息子は上手に一人で遊べます。でも、おもちゃに飽きたのか、ふと寂しくなったのか、息子が台所におもちゃを持ってきて「見て!」と言うことがあります。
私は料理する手を必ず止めて、息子に駆け寄って会話をするようにしています。
息子は会話に満足すると、リビングに戻って、再び一人で遊んでくれます。
また、上手に一人で遊べるからといって、息子は1歳の娘をほったらかしにはしません。1歳にピッタリのおもちゃや絵本を選んで、娘と一緒に遊んでくれます。
これは、上手に一人で遊べるようになった子どもだからこそ、できる気遣いなのかなと思っています。
まとめ
上手に一人遊びできる子どもを育てる、5つのステップと注意点を紹介しました。
最初から、子どもは上手に一人で遊べるわけではありません。子どもが上手に一人で遊べるようになるまで、お母さんは付き合わなければいけません。
でも、子どもが上手に一人で遊べるようになると、お母さんは自分の時間を確保することができます。
自分の時間を確保できると、家事に力を入れたり、自分のしたいことをしたりできるようになります。
心がリフレッシュできれば、子どもとしっかり向き合えるようになります。
子どもに上手に一人で遊べるようになってほしいと考えていらっしゃるお母さんは、是非、試してみてくださいね。