子どものいるご家庭に一つはあると言っても過言ではないお絵かきボード。
おもちゃ屋はもちろん、百円均一や三百円均一などでも販売されるほど、需要のあるおもちゃですが、お絵かきボードにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、お絵かきボードはどのように選べばいいのでしょうか。
お絵かきボード本体と種類別のメリットとデメリット、おすすめのお絵かきボードを紹介します。
目次
お絵かきボード本体のメリットとデメリット
お絵かきボードの種類を紹介する前に、お絵かきボード本体のメリットとデメリットをみておきましょう。
お絵かきボード本体のメリット
まずは、お絵かきボード本体のメリットをみていきましょう。
筆記用具代を節約できる
お絵かきするためには、紙と鉛筆が必要ですよね。鉛筆の消費スピードは遅いと思いますが、紙の消費スピードは速いです。
私の子どもはコピー用紙に絵を描きますが、1分もしない間に1枚使い切ります。
1枚あたり0.5円のコピー用紙を、一日で10枚使う場合、一ヶ月で150円、一年間で1800円の費用がかかります。
1800円あれば、お絵かきボードを買うことができます。
壊さない限り、お絵かきボードはずっと使えるので、紙に絵を描くよりも経済的です。
力の弱い子どもでも描ける
紙に鉛筆で描く場合、鉛筆を紙にしっかり押し当てなければいけないので、ある程度の力が必要です。
でも、お絵かきボードを使えば、付属のペンを滑らせるだけで、簡単に絵を描くことができます。
お絵かきボードは、鉛筆を紙に押し当てる力のない子どもにピッタリのアイテムです。
お絵かきボード本体のデメリット
続いて、お絵かきボード本体のデメリットをみていきましょう。
作品として残せない
お絵かきボードに絵を描く場合には、既に描いた絵を消して、お絵かきボードを最初の状態に戻さなければいけません。
お気に入りの絵を描いたり、上手に絵を描けたりしても、お絵かきボードでは保存できないんです。
もちろん、残しておきたい絵を写真に撮って保存することはできます。
でも、子どもは納得できずにグズったり、新しいお絵かきボードを買ってほしいと言ったりするかもしれません。
外出時の荷物が増える
筆記用具の代わりになるお絵かきボードですが、子どもにとって、お絵かきボードはおもちゃの一つ。
お出かけをする時に、お絵かきボードを持って行きたがるかもしれません。
他のおもちゃに比べて、お絵かきボードは大きくて重いので、外出時の荷物が増える可能性があります。
お絵かきボードの種類別メリットとデメリット
お絵かきボードには、磁石タイプと水タイプの2種類があります。
それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。
磁石タイプのお絵かきボードのメリットとデメリット
昔から販売されている磁石タイプのお絵かきボード。
子どもの頃に使ったことのあるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
付属のペンを使えば、磁石の力を利用して、お絵かきボードに絵を描くことができます。
磁石タイプのお絵かきボードのメリット
磁石タイプのお絵かきボードのメリットをみていきましょう。
1. 持ち運びが簡単
他のおもちゃに比べてかさばりますが、磁石タイプのお絵かきボードは頑丈なため、安心して持ち運ぶことができます。
また、お絵かきボードによっては、取っ手の付いたものがあるので、かばんを持つのと同じように、子どもに気軽に持たせられます。
2. 安全性が高い
子どもが色鉛筆で絵を描く場合、色鉛筆の芯で子どもが怪我をしないように見守らなければいけません。
また、子どもが絵の具で絵を描く場合、子どもが誤って絵の具を飲み込まないように注意しなければいけません。
磁石タイプのお絵かきボードであれば、ペン先は丸く、また、インクを使用しないので、子どもが安心してお絵かきを楽しむことができます。
3. 簡単に消せる
色鉛筆で絵を描く場合、消す箇所は消しゴムを使って消さなければいけません。
消すためには力が必要なので、子どもの年齢によってはうまく消せなかったり、消しゴムを壊したりするおそれがあります。
また、消しゴムで消した後には、必ず消しゴムのカスが出るので、掃除の手間がかかります。
磁石タイプのお絵かきボードであれば、ボタンを押したり、レバーを動かしたりするだけで簡単に消せます。
力の弱い子どもでも綺麗に消せるうえに、消しゴムのカスも出ないので掃除の手間を省くこともできます。
磁石タイプのお絵かきボードのデメリット
磁石タイプのお絵かきボードのデメリットをみていきましょう。
1. 絵がぼやける
磁石の力を利用するため、色鉛筆や絵の具で絵を描く場合に比べて、絵がぼやけてしまいます。
子どもの視力は4歳から5歳でやっと1.0に達します。
そのため、4歳未満の子どもがお絵かきボードに絵を描いても、絵がぼやけて見えて、つまらなく感じてしまうかもしれません。
2. 色の種類が少ない
色鉛筆や絵の具であれば、何百種類もの色の中から、好きな色を使って絵を描くことができます。
でも、磁石タイプのお絵かきボードでは、使える色が限られています。
子どもの好きな色がなかったり、使いたい色がなかったりすると、子どもの表現する幅を狭めてしまうかもしれません。
水タイプのお絵かきボードのメリットとデメリット
磁石タイプのお絵かきボードに比べて、まだまだ馴染みのない水タイプのお絵かきボード。
水タイプのお絵かきボードは、水を入れた付属のペンで、お絵かきボードに絵を描いて、お絵かきを楽しみます。
水タイプのお絵かきボードのメリット
水タイプのお絵かきボードのメリットをみていきましょう。
1. 収納スペースが必要ない
磁石タイプのお絵かきボードとは異なり、水タイプのお絵かきボードは柔らかいため、折りたたんだり、丸めたりすることができます。
そのため、持ち運びが簡単で、また、収納スペースも必要ありません。
2. 安全性が高い
水で薄めた絵の具や色鮮やかなインクは、子どもがジュースと勘違いして飲んでしまうことがあります。
先述したように、水タイプのお絵かきボードは、付属のペンに水を入れて絵を描くので、絵の具やインクを使いません。
水であれば、誤って飲んだり、子どもの肌に付いたりしても安心ですね。
水タイプのお絵かきボードのデメリット
水タイプのお絵かきボードのデメリットをみていきましょう。
1. 絵を描く時にはスペースが必要
先述したように、水タイプのお絵かきボードには、収納スペースは必要ありません。
でも、絵を描く時にはシートを広げるため、スペースがそれなりに必要です。
4畳など、狭い部屋では、子どもが絵をのびのびと描くことができません。
2. 乾くまで遊べない
磁石タイプのお絵かきボードは、ボタンやレバーで簡単に消せますが、水タイプのお絵かきボードは水が乾いて絵が消えるまで、新たな絵を描くことができません。
新しい絵を描きたい場合には、お絵かきボードが乾くまで待つ必要があります。
磁石タイプと水タイプのお絵かきボードのメリットとデメリットを紹介しましたが、お絵かきボードをどのように選べばいいのか悩む方もいらっしゃると思います。
メリットとデメリットから、絵を描く時にスペースを確保できない方は磁石タイプを、スペースを確保できる方は水タイプのお絵かきボードを選んでみてはいかがでしょうか。
上の子が磁石タイプのお絵かきボードを初めて使ったのは、2歳を過ぎた頃。
プレ幼稚園に通い始めて、お絵かきに興味を持ったのがきっかけでした。
上の子がお絵かきボードを使っていると、下の子がお絵かきボードに興味を持つようになりました。
二人でお絵かきボードの取り合いをするようになったため、お絵かきボードをもう一つ買い足しました。
そのため、我が家には、磁石タイプのお絵かきボードが二つあります。
磁石タイプのお絵かきボードのペンの先は、水タイプのお絵かきボードのペンに比べてとがっています。
そのため、下の子がお絵かきボードを使っている間は、いつも隣で見張っていました。
水タイプのお絵かきボードも使ったことがありますが、水がなくなり絵を描けなくなると、子どもがかんしゃくを起こしてしまいました。
水がなくなったことに気付いて、水を補充してあげられるご家庭であれば、水タイプのお絵かきボードを買うのがいいかもしれません。
おすすめのお絵かきボード
おもちゃ屋に行くと、お絵かきボードが何種類か並んでいます。
通販で買おうとすると、更に種類が増えるため、どのお絵かきボードを選べばいいか悩むお母さんも多くいらっしゃります。
そこで、私がおすすめするお絵かきボードを紹介します。
磁石タイプのおすすめのお絵かきボード
磁石タイプのおすすめのお絵かきボードは2つあります。
「アンパンマン かいて育脳! らくがき教室ジュニア」
横32cm、縦26cmのコンパクトなお絵かきボード。
オーソドックスなお絵かきボードなので、お絵かきボードデビューにぴったりです。
皆が大好きなアンパンマンが付いているので、お絵かきボードに興味のない子どもでも興味を持つようになるかもしれませんね。
アンパンマン かいて育脳! らくがき教室ジュニアの口コミ
おかげで上達してやっと絵らしい絵を書くようになりました。
もっとはやく買えば良かった。良いおもちゃです。
大喜びで絵を描いてとせがんできます。
息子が持ち歩くにもちょうど良い大きさで、使い心地も良いので買って大正解でした。
「アンパンマン 天才脳おしゃべりらくがき教室DX」
先ほど紹介した「アンパンマン かいて育脳! らくがき教室ジュニア」の進化版。
付属のペンからは車の音やアンパンマンの声、歌が流れます。
また、アンパンマンやばいきんまん、ドキンちゃんのスタンプはもちろん、アンパンマンとばいきんまんのなぞりがきシートが付いています。
ひらがなのなぞりがきシートも付いているので、遊びながらひらがなを学べます。
「アンパンマン かいて育脳! らくがき教室ジュニア」でお絵かきボードに慣れたら、「アンパンマン 天才脳おしゃべりらくがき教室DX」にステップアップしてみてはいかがでしょうか。
アンパンマン 天才脳おしゃべりらくがき教室DXの口コミ
書き心地は滑らかで良いです。
また、色んな音やキャラクターの声が出るのでとても楽しそうに使っています。
ひらがなのなぞり書きをするようになって文字を覚えてくれました。
水を入れて使うものは、水で布団にソファーに濡らされたくない。
結論、これを買って大正解でした。
子供も楽しそうに遊びますし、汚れもないし、ペンさきも丸くて安心。お勧めします!
水タイプのおすすめのお絵かきボード
私がおすすめする水タイプのお絵かきボードは、「スイスイおえかき NEW カラフルシート」です。
筆記用具メーカーで有名なパイロットが製造している水タイプのお絵かきボード。
赤青緑黄の4色のシートがあり、描く場所によって色が変わるので、飽きやすい子どもでも長く楽しめます。
また、シートのサイズが縦78cm、横100cmと大きいので、絵をたくさん描くことができます。
押すタイプのスタンプはもちろん、転がすタイプのローラースタンプも付属しています。
スイスイおえかき NEW カラフルシートの口コミ
ペンをずっと持って描いて遊んでいます。筆圧が弱くてもちゃんと線は残ります。
遊び始めるとしばらく遊んでくれるのでその間にこちらの作業が出来たりして助かっています。
クレヨンタイプと迷いましたが、間違いなく紙からはみ出てカーペット・床に付いてたな。。と確信。
ほんっとうに良くできていて、大人が遊んでも楽しいし、水だけでこんなことができるなんてすごい!!感動しました。
水だけで書けるので危険性もなく他の場所を汚すこともないので安心して放っておくこともできます。
シートの書く場所によって色が違うことも面白いです。
書く場所の周りにはその色を使って書く絵が書いてあるので真似をして書くと色の使い方を覚えていきますし見本が常にあるので絵の特徴を掴むのにいいと思います。
まとめ
お絵かきボード本体と種類別のメリット、デメリット、おすすめのお絵かきボードを紹介しました。
・力の弱い子どもでも描ける
など。
・外出時の荷物が増える
などが挙げられます。
お絵かきボードには、磁石タイプと水タイプの2種類があります。
・安全性が高い
・簡単に消せる
などが、
・色の種類が少ない
などが挙げられます。
・安全性が高い
など。
・乾くまで遊べない
などが挙げられます。
お絵かきボードは種類が多いため、どれを選べばいいのかと悩むお母さんも多くいらっしゃると思いますが、部屋の広さをベースに選ぶのがおすすめです。
お絵かきボードは子どもの表現する力を育ててくれます。
ぜひ、子どもが気に入るお絵かきボードをみつけてあげてくださいね。