椅子に座って、床を足で蹴って前に進むコンビカー。
車の形をしたものが、コンビカーのオーソドックスなデザイン。
最近では、建設重機やバイクなど、子どもの目を引くデザインのコンビカーがたくさん販売されていますが、子どもがコンビカーを使うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
また、子どもにコンビカーを使わせる場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
子どもがコンビカーを使うメリットとデメリット、使い方や選び方、おすすめのコンビカーを紹介します。
目次
子どもがコンビカーを使うメリット、デメリット
子どもがコンビカーを使うことには、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
子どもがコンビカーを使うメリットをみていきましょう。
(1)子どもがコンビカーを使うメリット
まずは、子どもがコンビカーを使うメリットをみていきましょう。
長期間使える
コンビカーといっても、コンビカーのほとんどは手押し車の機能が付いたもの。
手押し車はつかまり立ちを始めた頃から使えるので、生後8ヶ月頃から5歳まで長期間使えます。
長い人生の中で、子どもがおもちゃで遊ぶ期間はとても短いです。
おもちゃをせっかく買うなら、できるだけ長く遊んで欲しいですよね。
コンビカーであれば、元が十分取れるほど、子どもがしっかり遊んでくれます。
足の力を養える
紹介したように、コンビカーは床を足で蹴って、前に進みます。
そのため、コンビカーで遊びながら、脚力をつけられるんです。
感染症対策などで外出ができず、おうち時間が増えている今、運動不足の子どもが増えています。
家の中でできる運動なども、情報番組でたくさん取り上げられています。
でも、運動の必要性を理解していない子どもは、楽しさや面白さがないと運動しませんよね。
コンビカーを使えば、子どもの運動量を自然に増やすことができます。
想像力を養える
紹介したように、車の他、建設重機やバイクなど、コンビカーのデザインはさまざま。
コンビカーに乗れば、子どもは車やバイクを運転している気分になったり、建設重機を使って、土を掘っている気分になったりします。
もちろん、コンビカーは子どものおもちゃの一つ。
そのため、それほど本格的ではありません。
でも、普段、車を運転しない子どもは、車のデザインをしたコンビカーに乗ると、新鮮な気持ちになります。
コンビカーを使ったごっこ遊びを通じて、子どもの想像力を養うことができます。
収納スペースがある
メーカーによりますが、椅子の下に収納スペースのあるコンビカーが販売されています。
コンビカー自体がそんなに大きくないので、収納スペースは限られています。
小さなおもちゃしか入れられませんが、収納スペースが限られているからこそ、子どもが本当に大事にしているおもちゃだけを片付けられます。
旅行や帰省など、子どものおもちゃを持ち運ばなければいけない時に、おもちゃの中に、おもちゃを収納できるスペースがあるのはありがたいですね。
また、子どもが片付ける習慣を身につけられます。
子どもがコンビカーにおもちゃを片付けている姿、コンビカーに乗って大事なものを運んでいる姿を見ると和みますよ。
他のおもちゃの機能がある
床を両足で蹴って、ただ前に進むだけでは、子どもも飽きてしまいますよね。
そのため、コンビカーには、子どもが飽きない工夫がされています。
コンビカーによりますが、ボタンを押すと、メロディーが鳴ったり、キャラクターが喋ったり、動いたり、回転したりとたくさんの仕掛けがあるんです。
中には、コンビカーが前に進んでいる間だけ使える機能もあります。
子どもがいろいろな種類のおもちゃを欲しがった場合、その機能が付いているコンビカーを1台買えば、子どもが満足するかもしれませんね。
(2)子どもがコンビカーを使うデメリット
子どもがコンビカーを使うメリットを紹介しましたが、逆にデメリットはあるのでしょうか。
実は、子どもにとって、デメリットはありません。
でも、お母さんやお父さんにとっては、デメリットがあるんです。
床が傷つく
椅子に座って使うコンビカーは、子どもの体重が車輪にかかります。
手押し車に比べて、子どもの体重がしっかりかかるコンビカーは、床を傷つけやすいです。
持ち家であれば、床が傷ついても諦めがつくかもしれません。
でも、賃貸住宅の場合、床に傷がつくと、退去時に修繕費を取られてしまいます。
傷のレベルによっては、高い買い物になってしまうかもしれません。
スペースを取る
コンビカーを使い終わった後に、毎回片付けるとなると、組み立てが面倒です。
そのため、一度組み立てると、子どもがコンビカーで遊ばなくなるまで、部屋に置きっぱなしになります。
でも、コンビカーは折りたためないため、部屋に置いたままにしていると、スペースを取ります。
掃除機をかける度に、コンビカーを持ち上げたり、移動させたりしないといけないため、手間がかかります。
コンビカーの使い方
コンビカーの基本的な使い方は、椅子に座って、床を両足で蹴るだけと、とてもシンプル。
コンビカーについている機能は、他のおもちゃと同じように遊ぶだけです。
ただし、コンビカーについている機能が、電気を使うものであれば、乾電池が必要になります。
また、機能が高度なほど、乾電池の減りも早いです。
乾電池が減って、機能がうまく使えなくなったり、乾電池がなくなって、機能が全く使えなくなったりすると、子どもは不機嫌になってしまいます。
コンビカーを使う前には、乾電池の残量が十分かどうかを確認しておきましょう。
コンビカーの選び方
コンビカーには、屋内用と屋外用の2種類があります。
コンビカーを買うと決めたら、まずは、屋内用を買うか、屋外用を買うか決めましょう。
といっても、屋内用と屋外用をどのように選べばいいのか、分からないですよね。
屋内用のコンビカーと屋外用のコンビカーのメリット、デメリットを紹介します。
(1)屋内用のコンビカーのメリットとデメリット
コンビカーのほとんどは屋内用です。
家の中で使うため、車輪はもちろん、コンビカー本体も汚れにくく、また、雨の日、雪の日など、天候に左右されずに、家で楽しめます。
コンビカーを使っている間は、お母さんが子どもを見守る必要がありますが、コンビカーをリビングで使うなら、洗濯物を畳んだり、掃除したりしながら見守れますよね。
一方、屋内用のコンビカーは、床を傷つけたり、畳を剥がしたりするおそれがあります。
(2)屋外用のコンビカーのメリットとデメリット
屋外用のコンビカーは庭や公園で使うため、自宅の床や畳が傷つきません。
賃貸住宅など、退去時に修繕費を支払わなければいけないご家庭には、嬉しいメリットですね。
一方、屋外用のコンビカーは、屋内用のコンビカーに比べて、あまり見かけません。
選択肢が少ないため、子どもが気に入らないかもしれません。
また、雨の日など、天候の悪い日には使えません。
雨の日に、屋外に置きっぱなしにしていると、コンビカーが汚れてしまいます。
プラスチック製の場合、水に濡れたままにしておくと、破損しやすくなります。
そのため、天候の悪い日には、雨が降る前に、家の中にコンビカーを片付けなければいけません。
おすすめのコンビカー
おもちゃ屋に行くと、コンビカーがたくさん並んでいます。
「こんなにたくさんある中から、どのコンビカーを選べばいいのか分からない」と悩むお母さんも多くいらっしゃると思います。
そこで、おすすめのコンビカーを2つ紹介します。
乗用玩具 キングショベル
まるで本物の建設重機のようなコンビカー。
アーム部分を上下左右に動かせるのはもちろん、ショベルとグラッパーに交換できるため、子どもが本当に操作しているかのような気分になります。
ヘルメットも付いているので、ヘルメットをかぶれば、コンビカーをより楽しめますね。
乗用玩具 キングショベルの口コミ
作りもしっかりしています!兄も一緒に虜になっているので、かなり長く使えそうな気がします。
アーム部分が付け替え可能なのも良く、掴むタイプのアームは、ぬいぐるみ等を掴む事が出来て、見ているこっちもUFOキャッチャーの様な感覚で楽しいです♪
ずっとショベルカーが欲しいと言っていたので大喜び!
ちょっといじったらすぐ動かし方覚えてうまいこと物をすくったり掴んだりしています。
ちょいちょいアームを変えて欲しいと言って来るのが面倒ですが(笑)喜んでいるのでよかったです。
アンパンマン よくばりビジーカー
手押し車でもあるこちらのコンビカーは、長期間、子どもが二人以上いるご家庭では、兄弟で一緒に遊ぶことができます。
車輪が回転すると、ばいきんまんとドキンちゃんもぐるぐる回るので、ばいきんまんとドキンちゃん見たさに、子どもも一生懸命動かそうとします。
ボタンを押すと、アンパンマンが喋ったり、アンパンマンマーチや童謡が流れたりと、子どもが楽しめる仕掛けがたくさんあります。
アンパンマン よくばりビジーカーの口コミ
7000円ちょっとで同じタイプのアンパンマンカーが有りますが、もう2000円出して、こちらを買って正解でした。
まず、ガードがあるので、乗せても落ちる心配が少ないです。
このガード部分は、外せます。
また、ドライブファンボードが遊び心満載で、喋るスマートキーは、お気に入りになりました。
後輪に回転制御が付いているので、手押し車にしても安定して押せます。
アンヨの練習になりました。おすすめですよ
最初は、ガードを付け押し棒を使用。
今は1才になり、ガード、押し棒を取って、押し車としてあんよの練習をしていますが、安定性も良くて得意そうに歩きます。
またボタン類は、たたいて音を出していますが、メロディボタンのアンパンマンのマーチが大好きになりました。
毎日乗ったり押したり鳴らしたり、飽きないようです。
知育玩具としても、色々ついていて、これから重宝しそうです。
何から何まで、細かい配慮がうかがえて良い品物だと思い満足しています。
どうして対象年齢に入ってからすぐに、コンビカーを使わなかったのかというと、手押し車を持っていたからです。
自分が小さい頃にコンビカーを使ったことがあるものの、コンビカーと手押し車の違いがあまり分からず、コンビカーを購入しませんでした。
1歳半を過ぎた頃に、子育て支援センターに子どもを連れて行ったところ、コンビカーを見つけるなり走っていきました。
コンビカーにすぐにまたがり、ハンドルを左右に動かしたり、クラクションを鳴らしたりして、目を輝かせる子どもを見て「コンビカーを買えば良かった」と後悔しました。
子育て支援センターには、コンビカーがいくつか置いてありましたが、私の子どものお気に入りは紹介したアンパンマンのコンビカーでした。
子育て支援センターに行くと、今でも一度は必ずコンビカーに座っています。
そして、コンビカーに飽きたら、2歳年下の妹をコンビカーに座らせて、取っ手を持って手押し車として遊んでいます。
まとめ
子どもがコンビカーを使うメリットとデメリット、使い方や選び方、おすすめのコンビカーを紹介しました。
・足の力を養える
・想像力を養える
・収納スペースがある
・他のおもちゃの機能がある
などが、一方、
・スペースを取る
などが挙げられます。
コンビカーには、屋内用と屋外用の2種類があります。
コンビカーを買うと決めたら、それぞれのメリット、デメリットを比べて、屋内用か屋外用かを選びましょう。
コンビカーには、子どものしたいことがたくさん詰まっています。
実際に、子どもがコンビカーを使っている姿を見て感じたのは、コンビカーと手押し車や歩行器は全く異なるアイテムだということ。
コンビカーを購入しようかどうか悩んでいるお母さんは、是非、購入を検討してみてはいかがでしょうか。