おもちゃコーナーはもちろん、本屋でも売られているかるた。
子どもがかるたで遊ぶと、どのようなメリットがあるのでしょうか?
また、かるたをどのように選べばいいのでしょうか。
子どもがかるたで遊ぶメリットと遊び方、選び方とおすすめのかるたを紹介します。
目次
第一章:子どもがかるたで遊ぶメリット
子どもがかるたで遊ぶメリットには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
子どもがかるたで遊ぶメリットを見ていきましょう。
1.集中力が身につく
かるたは、読み手が文章を読んで、聞き手がかるたを取る遊び。
正解のかるたを取るためには、読み手の声を正確に聞きとらなければいけません。
また、誰よりも早く、かるたを取るためには、キーワードを聞き取らなければいけません。
「最初の文字は何か」「ヒントとなる言葉は何か」など、読み手の声に集中するため集中力が身につきます。
2.記憶力が高まる
かるたで初めて遊ぶ場合、見たことのないかるたに戸惑うかもしれませんが、かるたで繰り返し遊んでいるうちに、かるたに書かれたひらがなや絵を自然と覚えます。
ひらがなや絵、文章を覚えることで、記憶力が高まります。
3.区別する力が身につく
「は」と「ほ」、「ね」と「わ」など、形が似ているひらがながありますよね。
私には3歳の子どもがいて、ほとんどのひらがなを読めるんですが、似ているひらがなは時々間違えます。
子どもが「かるたを少しでも多く取ろう」と思えば、ひらがなの形を覚えるため、似ているひらがなを見分けられるようになります。
4.遊びながら、ひらがなを学べる
ひらがなドリルなど、ひらがなを学べるアイテムはたくさんありますが、かるたは遊びながら、ひらがなを学ぶことができます。
ひらがなに興味をもっていても、ひらがなドリルが長続きしない、壁に貼ったひらがなポスターを見ない子どもはたくさんいます。
かるたであれば、楽しみながらひらがなに触れられますね。
5.反射神経が良くなる
取った枚数を競い合うかるた。
読み手の声に反応してかるたを取るため、反射神経が良くなります。
反射神経が良くなると、先生や友達の声に速く反応したり、急に飛んできたボールを避けたり、受けたりすることができるようになります。
運動神経の向上にもつながりますよ。
6.達成感を得られる
かるたは取った枚数を競い合います。
競争心をもってかるたを早く取る、たくさん取ることで子どもは達成感を得られます。
達成感を得られたら、「もっと多くかるたを取りたい!」と思うようになります。
もっと多くかるたを取るためには、読み手の声に集中したり、ひらがなや絵を覚えたり、似ているひらがなを区別することが大事ですよね。
子どもがやる気になれば、集中力、記憶力、区別する力がどんどん身につきます。
かるたは、子どもがひらがなを楽しく学べ、子どものやる気を引き出し、さまざまな力を高めてくれる遊びなんです。
かるたの遊び方
当たり前ですが、初めてかるたで遊ぶ子どもは、かるたの遊び方やルールを知りません。
子どもがかるたの楽しさやルールを理解しやすいように、次のような3つのステップを踏みましょう。
1.少ない枚数で遊ぶ
突然、目の前にたくさんのかるたを並べても、初めてかるたで遊ぶ子どもは戸惑ってしまいます。
まずは、「あ・い・う・え・お」など、子どもが馴染みのある5枚を目の前に並べて、5枚でかるた遊びをしましょう。
5枚のかるたを取り終わる頃には、「かるたは、読み手が読んだかるたを取る遊びなんだ!」と理解できているはずです。
2.読み手を交代する
かるたの文章は、誰が読んでもかまいません。
子どもがかるたを取ることに慣れたら、かるたの読み手を交代して、お母さんがかるたを取ってみてください。
もちろん、ひらがなを読めなければ、かるたの文章を読むことは難しいです。
でも、かるたで繰り返し遊んでいるうちに、子どもはかるたの文章を自然と覚えます。
最初の一文字だけお母さんが読んであげれば、子供はその後に続く文章を全て暗唱できるかもしれません。
お母さんのかるたの取り方を見て、子どもはかるたをより効率的に取る方法をみつけるかもしれませんよ。
3.枚数を増やして遊ぶ
少ない枚数で、かるたを取ることに慣れたり、文章を覚えたりしたら、かるたの枚数を徐々に増やしていきましょう。
子どものペースにあわせて、かるたの枚数を増やしていくことで、最終的に、全部のかるたを使って、子どもが楽しく遊べるようになります。
かるたの選び方とおすすめのかるた
かるたはどのように選べばいいのでしょうか。
かるたの選び方とおすすめのかるたをみていきましょう。
1.かるたの選び方
子どもがかるたに興味をもつためには、子どもが好きな絵柄が描かれたかるたを選ぶことが大事です。
でも、好きな絵柄が描かれていても、文章が難しければ、子どもは楽しめませんよね。
子どもがかるたで楽しく遊ぶためには、子どもの年齢にあったかるたを選ばなければいけません。
そこで、年齢別に、おすすめのかるたを紹介します。
3歳児まで
好き嫌いが出始める2歳児や3歳児におすすめのかるたは、「アンパンマンにこにこかるた」です。
子どもが大好きなアンパンマンキャラクターが描かれたかるた。文字は小さく、イラストは大きく描かれているので、ひらがなを読めない子どもでも、イラストを見て、かるたを取ることができます。初めてかるたで遊ぶ子どもにおすすめです。
また、かるたの収納ケースは缶でできているので、力加減をまだつかめていない子どもでも、上手に片付けることができますよ。
アンパンマンにこにこかるたの口コミ
・「当時2才になったばかりのアンパンマン大好きな息子に祖母が買ってくれました。『あさひきらきらアンパンマン』、『いつもにこにこジャムおじさん』という具合なので、字が全く読めない子供でもキャラクターの絵を探してバシバシ取ることができます。かるたデビューにピッタリでした。」(Amazonより)
・「友達の家で遊ばせてもらいすごく気に入ったので購入しました。知っているあんぱんまんのキャラクターがたくさん出てくるので喜んで毎日遊んでいます。ひらがなも覚えて読めるようになっているので、楽しく勉強もできて母も嬉しいです。」(Amazonより)
・4歳から5歳
幼稚園に通って1年が経ち、幼稚園生活に慣れる4歳、5歳。中には、幼稚園で友達と過ごすことに慣れて、マナーを守らなかったり忘れたりしてしまう子どもも少なくありません。そこで、4歳、5歳におすすめのかるたが、「銀鳥産業 ギンポー せいかつかるた MA-SKC」です。
かるたで遊びながら、幼稚園のうちに身につけておきたいマナーが書かれています。対象年齢は3歳からですが、マナーを復習するのにピッタリのかるたです。
「読み手が必要なかるたは、一人では遊べない」と考えられがち。確かに、昔は、子どもがかるたで遊びたがったら、お母さんやお父さんが付き合わなければいけませんでした。でも、今はCDやアプリなど、便利なものがあります。このかるたは、スマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば、文章を自動で読み上げてくれます。もちろん、ランダム再生もできます。ランダム再生すれば、遊ぶ度に順番が変わるので、新鮮な気持ちで遊べますね。
銀鳥産業 ギンポー せいかつかるたの口コミ
・「4歳の娘がカルタ大好きです。アプリ読み上げ素晴らしいと感じます。」(Amazonより)
という口コミもあれば、
・「ここで買わなくても100均にカルタが売ってた。100均は小さめだけど厚紙でできてるのでそっちで十分でした。」(Amazonより)
という口コミもあります。
お時間のあるお母さんは、100円均一を覗いてみてもいいかもしれません。
(3)小学校1年生、2年生
小学生になると、国語や算数を習います。社会のルールやマナーを学ぶことに重点を置いていた幼稚園。小学校では、勉強が始まるんですね。初めての勉強にとまどう子どもも少なくありません。
そこで、勉強にとまどう子どもを助けてくれるのが、「頭のよくなる算数かるた シソック from4ます連算」です。
足す、引く、掛ける、割るの4つの計算をして取るかるた。足す、引くの2つの計算で、かるたを取る遊び方もあるので、掛け算、割り算を習っていない小学1年生から遊べます。お母さんやお父さんはもちろん、おばあちゃんやおじいちゃんの頭の体操にもおすすめ。幅広い年齢層に大人気のかるたです。
頭のよくなる算数かるた シソック from4ます連算の口コミ
・「計算ドリルを単純に反復するだけだと飽きがきてしまいますが、これはゲームとして計算スピードを競うことができるので親子や、同学年の友達同士、きょうだいで楽しめると思います。きょうだいで遊ぶ場合は年上のお子さんにハンデとして取り札からマイナス〇枚した枚数が得点とすると、年齢に関係なく平等に楽しめます。計算を楽しみながら遊べるゲームとして楽しかったのでお勧めです。」(Amazonより)
・「一年生の息子は、掛け算、割り算を習っていないので主に足し算と引き算でカルタをしています。学校の宿題で計算カードを暗算する宿題は苦手でいつも嫌々やっています。このカルタになると、遊びと勝負が加わりトランプをするかのように楽しんでいます。」(Amazonより)
(4)小学校3年生、4年生
ことわざは小学3年生から学びますが、実は、理科と社会を学び始めるのも小学3年生。国語、算数の2教科で勉強についていけなくなった子どもは、小学3年生
になると、ますます勉強についていけなくなります。もし、かるたで遊びながら、ことわざを自然と覚えられたら、ラッキーですよね。
「にほんごであそぼ ことわざかるた」です。
「にほんごであそぼ ことわざかるた」は、NHK教育テレビで放送されている「にほんごであそぼ」でも使われているかるた。
テレビで引っ張りだこの教育学者・斎藤孝先生が厳選したことわざが、可愛いイラストと一緒に書かれています。どれも、小学校の教科書で習うメジャーなことわざばかり。もし、子どもがかるたで遊ぶ事が好きなら、遊びと勉強を兼ねて、ことわざかるたを使ってみてはいかがでしょうか。
にほんごであそぼ ことわざかるたの口コミ
・「諺を覚えさせるために購入しました。 カルタの中には、例えば『い』ではじまる諺は一つ、というふうに『あいうえお』に合わせて一つずつしか選ばれないこともありますが、これは三つ選ばれているなど『あいうえお』にとらわれず、齊藤先生が子供たちに覚えて使ってほしいという諺が48こ選ばれているところが気に入りました。 分かりやす過ぎないイラストも、子供が絵だけで選ばなくていいと思いました。」(Amazonより)
・「小3の娘に購入。ことわざの知識はない状態でしたが、1回遊んだだけで8割くらいは覚え、2回目で9割。2日もあれば、ほぼ全部暗記してしまいました。(『暗記して』とは一切言っていません)この『ことわざかるた』の威力はすごい!」(Amazonより)
(5)小学校5年生、6年生
小学校6年生になると、歴史を学び始めます。歴史の教科書には、織田信長や豊臣秀吉など、有名な武将が登場しますが、歴史の教科書に登場する武将は、皆、日本人なので、漢字も覚えなければいけません。漢字を覚えられないという理由で、歴史が苦手な子どもが増えています。
そこで、活躍するのが、「学習版 日本の歴史人物かるた」です。
歴史の教科書に登場する50人のイラストが描かれたかるた。かるたの裏には、その人物の解説が書かれています。かるたを取った後に、裏返して、解説を読むのがおすすめ。また、かるたとは別に、年表が付いているので、お得感があります。
学習版 日本の歴史人物かるたの口コミ
・「これで歴史の有名人物を覚えられるので一石二鳥です」(楽天より)
・「子供が勉強するのに購入しました。コンパクトなのでいいです。」(楽天より)
私には子どもが二人いて、上の子は現在3歳8ヶ月になります。3歳を過ぎると、ひらがなに興味をもち始め、3歳半になる頃には、ひらがなを全部読むことができました。3歳8ヶ月になって、かるたデビューしましたが、私達大人が想像していたより速く、かるたをどんどん取っていきます。かるたで3回遊び終わる頃には、文章を覚えて、暗唱できるようになっていました。
まとめ
子どもがかるたで遊ぶメリットと遊び方、選び方とおすすめのかるたを紹介しました。
子どもがかるたで遊ぶメリットには、集中力が身につく、記憶力が高まる、区別する力が身につく、遊びながら、ひらがなを学べる、反射神経が良くなる、達成感を得られるなどが挙げられます。
かるたで遊ぶことに慣れていない子どもには、少ない枚数で遊ぶ、読み手を交代する、枚数を増やして遊ぶといった3つのステップを踏んで、かるたに慣れさせましょう。また、子どもの年齢にあったかるたを選んであげてくださいね。
自宅で過ごす時間が増えている今こそ、家族皆で、かるた遊びを楽しみましょう!