中に手を入れて、自由に動かして遊ぶパペット。
パペットで遊ぶことは、子どもにとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
また、効果的な遊び方はあるのでしょうか。
子どもがパペットで遊ぶメリットと活用方法、注意点やおすすめのパペットを紹介します。
目次
子どもがパペットで遊ぶメリット
子どもがパペットで遊ぶメリットは、ズバリ、第三者との関わりを体感できることです。
自分で歩けるようになるまで、お母さんやお父さんにずっと抱っこされていた子どもも、一歳前後になると一人で歩けるようになります。
一人で歩けるようになり行動範囲が広がると、お母さんやお父さん以外の第三者と触れ合う機会が増えます。
つまり、一歳前後は、第三者の存在を認識する大事な時期なんです。
でも、感染症が流行り、外出を自粛しているご家庭も多いですよね。
外出を自粛すると、当然、人と接する機会が減ってしまいます。
このような時に活躍するのが、パペットです。
人と接する機会が減るなら、パペットに第三者になってもらいましょう。
パペットを動かすのはお母さんやお父さんであり、パペットの声は、もちろん、お母さんやお父さんの声です。
パペットは完全に第三者になることはできません。
でも、普段聞き慣れているお母さんやお父さんの声で、パペットが喋るからこそ、子どもはパペットを怖がりません。
第二章:パペットの活用方法
紹介したように、パペットは第三者になることができます。
では、第三者であるパペットを、どのように活用すればいいのでしょうか。
具体的な活用方法を、段階を踏まえてみていきましょう。
1.パペットに興味をもたせる
パペットで遊んだことのない子どもは、パペットを怖がるかもしれません。
まずは、子どもがパペットに興味をもったり、親しみをもったりするようになるまで、子どものそばにパペットを置きましょう。
2.パペットに役割を与える
子どもがパペットに慣れたら、パペットに、いろいろな役割を与えてみましょう。役割は大きく3つあります。
・友達
落ち込んでいる子どもを励ましたい時には、パペットに友達を演じてもらいましょう。
お母さんやお父さんからずっと応援されてきた子どもは、友達から励まされると、いつも以上にやる気になるかもしれません。
・ライバル
子どもの競争心をあおりたい時には、パペットにライバルを演じてもらいましょう。
子どもにしてほしいことがあるのに、子どもがなかなか動かない時に、「どっちが速いかな?よーい、ドン!」と話しかけてみるといいですね。
・お兄さん、お姉さん
子どもに身につけてほしい習慣がある時には、パペットにお兄さんやお姉さんを演じてもらいましょう。
お母さんやお父さんの言うことは聞かないけど、おばあちゃんやおじいちゃん、友達の言うことなら聞くということはありませんか?
子どもに習慣を身につけてほしいからと、お母さんやお父さんは、ついついうるさく言いがち。
普段一緒に過ごしている時間が長いからこそ、お母さんやお父さんの話を聞かないことがあります。
もし、子どもがお母さんやお父さんの言うことを聞いてくれないなら、パペットを通じて、子どもに話してみてはいかがでしょうか。
息子は2歳を迎える前まで、ぬいぐるみが苦手でした。
もちろん、パペットも苦手でした。
そこで、まずは、息子がパペットに慣れるよう、息子の目が届く場所に置きました。
何度も視界にパペットが入ったからか、パペットに興味をもち始めました。その後、息子が怖がらないように、パペットをゆっくり動かして、優しく話しかけました。
息子が寝たがらない時には、パペットを動かして、「くまさんが目をこすっているよ。夜だから、眠いのかな」と話しました。
パペットを使って、一日の流れや身につけてほしい習慣を紹介していたところ、息子は規則正しい生活を送れるようになりました。
3歳になり、幼稚園でパペットを動かす友達を見て、息子も自分でパペットを動かすようになりました。
今では、息子がパペットを動かして、娘に話しかけてくれています。
パペットで遊ぶ時の注意点
パペットで遊ぶ時の注意点をみていきましょう。
1.衛生的に保つ
手でパペットを動かしているうちに、汗や皮脂で、パペットが汚れてしまいます。
特に、パペットの中は、湿気がこもって、雑菌が繁殖しやすいです。
パペットを定期的に洗ったり、裏返して干したり、アルコール除菌シートで拭いたりしましょう。
2.食事に持ち込まない
友達やお兄さんの役割をパペットに演じさせていると、パペットを生き物だと勘違いしてしまう子どもがいます。
中には、自分の食事に、パペットの口を近付ける子どもも。
いろいろな役割を演じさせても、パペットはおもちゃです。
食事中は食事に集中できるように、パペットは食卓から離れた場所に置きましょう。
おすすめのパペットのパペット
お母さんやお父さん以外の第三者になることができるパペット。
でも、パペットであれば、どんなパペットでも構わないわけではありません。
パペットを選ぶポイントは3つあります。
一つ目は、子どもが親しみやすいパペットを選ぶこと。
見た目が怖いパペットでは、子どもが親しみを感じられませんよね。
また、奇抜な色のパペットは、子どもの目に刺激を与えるので、子どもが興奮して寝られなくなる可能性があります。
絵本やアニメなどでよく見かける動物やキャラクターのパペットで、色合いが優しいパペットを選びましょう。
二つ目は、お手入れがしやすいパペットを選ぶこと。紹介したように、手で動かすパペットは、汚れや皮脂が付着しやすいです。衛生的に保てるよう、洗濯機で丸洗いできるパペットや手洗いできるパペットを選びましょう。
三つ目は、誤飲するパーツがないパペットを選ぶこと。赤ちゃんの口は小さいですが、赤ちゃんが口を大きく開けると、39㎜以下の物は、赤ちゃんの口に入ってしまいます。
パペットに付いている目や鼻が39mm以下の物だったり、パーツが取れやすかったりすると、子どもが誤って飲み込んでしまうかもしれません。
子どもがパーツを外そうとしても簡単には外れないパペットを選びましょう。
パペットを選ぶこの3つのポイントを踏まえて、おすすめのパペットを紹介します。
ノンタン ぬいぐるみ ハンドパペット
子どもも、大人も大好きなノンタンのパペットです。絵本でよく見るノンタンのパペットは、子どもの生活に自然と溶け込んでくれます。
全身が白いので、汚れが目立ちやすいですが、汚れが目立ちやすいからこそ、「お手入れをしよう」という気持ちになります。また、子ども向けのパペットなので、お母さんやお父さんが手を完全に中に入れるのは難しいです。でも、子どもがパペットに慣れれば、子ども自ら喜んで遊ぶこと間違いなし。トイレや歯磨きなど、ノンタンの絵本では、身につけたい習慣を取り上げられています。絵本を読んだ後に、パペットを使えば、習慣づけがスムーズに進みます。
ノンタン ぬいぐるみ ハンドパペットの口コミ
保育士さんにはオススメです。長〜く使える可愛いノンタンです。
親の方がテンション上がりました。
手のサイズが大きめの私(女)ですが、確かに手を入れると少しきつく感じます。
しかし動かす分には問題ありません。
アンパンマン ハンドパペット ソフト アンパンマン 182500
ノンタンに負けないぐらい、子どもに人気のアンパンマン。アンパンマンの真似をする子どもが多いですよね。
真っ白なノンタンに比べると、アンパンマンのパペットは汚れが目立ちにくいです。ただ、出っ張っているほっぺや鼻が黒ずみやすいので、ほっぺと鼻の汚れはこまめに拭き取りましょう。
アンパンマンの他、ばいきんまんのパペットもあるので、アンパンマンとばいきんまんを揃えて、遊ぶのもいいですね。
アンパンマン ハンドパペット ソフト アンパンマンの口コミ
子ども達が、これを使って英語のレッスンをしていると、退屈せずにいろんな表現にもチャレンジしてくれます。
名前を呼ぶときやお話するとき、絵本等を読む前のちょっとした時間に大活躍です!
大人の手の大きさにピッタリです。
『アンパンマン』と子どもたちからも大人気ですよハートぴかぴかひかる
PUPPET COLLECTION ZOO レッサーパンダ ハンドパペット
動物園で大人気のレッサーパンダ。愛くるしい表情で、子どもの目を引きつけます。フワフワした手触りなので、パペットを動かす大人も、つい手を入れたくなりますよ。
PUPPET COLLECTION ZOO レッサーパンダ ハンドパペットの口コミ
自分でも持っていますが、見た目が可愛いだけでなく、とても手触りの良いフカフカの生地でできたパペットで、手を入れるととても気持ちがいいです。お値段も安く安心の日本製。
人形にありがちな荒っぽい作りはなく、とても丁寧な仕上げになっています。
指の位置もちょうどよく、折り曲げるだけでも可愛らしい動きをたくさん作れます。
まとめ
子どもがパペットで遊ぶメリットと活用方法、注意点やおすすめのパペットを紹介しました。
子どもがパペットで遊ぶメリットは、第三者との関わりを体感できることです。
パペットは、友達やライバル、お兄さんやお姉さんになることができます。
一緒に過ごす時間が長いお母さんやお父さんの話は、子どもの耳に届かない場合もしばしば。このような時には、パペットを通じて、子どもに話してみるといいですよ。
パペットを選ぶ時には、子どもが親しみやすいこと、お手入れが簡単なこと、誤飲するパーツがないことの3つに気を付けてくださいね。
パペットで遊びながら、子どもの成長をうながしましょう!