慣れないオムツ交換や授乳に追われ、お母さんの一日はあっという間に終わってしまいますよね。「授乳やオムツ交換に慣れてきた!」と思ったら、離乳食やトイレトレーニングが始まります。
そして、子どもが自分のことを自分でできるようになって「手がかからなくなってきた!」と思ったら、子どもに自我が芽生えて、お母さんと衝突するようになります。育児の悩みは尽きません。
でも、子どもの笑顔を見たり、成長を感じられたりすると、疲れなんて吹き飛んでしまいますよね。
そんな辛かったこと、嬉しかったことなどを、育児日記につけてみませんか?
育児日記をつけるメリット、期間、おすすめの育児日記を紹介します。
目次
育児日記をつけるメリット
育児日記をつけると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
育児日記をつけるメリットをみていきましょう。
1.子どもの生活リズムをつかめる
育児日記に、ミルクや母乳を飲んだ時間、睡眠時間を記録すれば、子どもの生活リズムをつかむことができます。
子どもの生活リズムをつかめれば、子どもが起きている時には、子どもと一緒に遊ぶ、子どもが寝ている時には、家事をするなど、お母さんの生活にメリハリをつけられますね。
2.育児用品を補充するタイミングをつかめる
育児日記に、飲んだミルクの量、オムツを交換した時間を記録すれば、一日に飲むミルクの量、使うオムツの枚数を把握できます。
ミルクやオムツを補充するタイミングをつかめるので「足りると思っていたのに、足りなかった!」と困ったり、慌てて買いに行ったりせずに済みます。
3.子どもの体調を把握できる
赤ちゃんはもちろん、言葉が未発達な子どもは、体調の変化を伝えることができません。子どもの体調の変化に、お母さんが気付いてあげなければいけないんですね。風邪など、子どもの体調の変化はさまざま。
中でも、お母さんを悩ませるのが便秘。子どもが便秘になると、不機嫌になったり、食が細くなったりしてしまいます。
育児日記に、うんちの回数や量を記録すれば「3日ほど、うんちが出ていないな」「出ているけど、量が少ないな」と、子どもが便秘かどうかを把握しやすくなります。
子どもの便秘に気付くことができれば、食生活を見直したり、病院に早く連れて行ってあげたりできますね。
4.お父さんが子どもの様子を把握できる
男性も育児休暇を取得できる企業が増えていますが、男性の育休取得率はまだまだ低いですよね。お父さんの帰りが遅く、お父さんが育児に参加できないというご家庭も多いのではないでしょうか。
お父さんが仕事をしていて、育児に参加できないのは仕方がないこと。
でも、お母さんが見た子どもの表情、お母さんが感じた子どもの成長を、お父さんにも伝えたいですよね。
お母さんが育児日記をつければ、お父さんは子どもの様子を把握できます。
「育児日記をつけなくても、お父さんと話せばいい」と考えるお母さんもいらっしゃるかもしれません。確かに、お父さんと話せばいいんですが、家にいる時間が短いお父さんとは、コミュニケーションをとる機会がなかなかありません。
また、コミュニケーションをとる機会があっても、お母さんが疲れていると「休日にまとめて話せばいいかな」と、お父さんとのコミュニケーションを後回しにしがちです。
育児日記をテーブルの上に置いておけば、お母さんが寝た後に、お父さんはじっくり読めます。お父さんが子どもの様子を把握すれば、仕事をより頑張ることができるかもしれませんよ。
5.子どもに思い出話をできる
もう何十年も前の話ですが、私が小学生だった頃「自分の名前の由来を、お母さんやお父さんから聞く」という宿題がありました。実は今でも、小学校では、このような宿題が出ているんです。
もちろん、子どもの名前の由来を忘れるお母さんはいらっしゃらないと思います。
でも、育児日記に、名前の由来はもちろん名前を付けた時の気持ちを書いておけば、お母さんとお父さんの愛情が子どもに、より強く伝わります。
また、名前の由来から派生して、子どもから「私はどんな赤ちゃんだった?」と聞かれるかもしれません。育児日記を子どもに見せながら、赤ちゃんの頃の様子を伝えれば、より詳しい思い出話をすることができます。
まだまだ想像ができないとは思いますが、子どもが大人になって、子どもを授かり、親になった時、思い出話をしながら、子育てのアドバイスをすることもできますよ。
6.育児に自信をもてる
自分の育児が正しいかどうか、誰にも分かりません。中には、育児に悩んだり、自信をもてなかったりして、育児ノイローゼになるお母さんもいます。
でも、お母さんがその時に悩んだこと、その悩みを解決したことを育児日記に書けば、お母さんは自分の育児に自信をもてるようになります。育児日記を読んで「あの時、たくさん悩んだけど、乗り越えられた!」と振り返ることで「これからぶつかる壁だって、絶対に乗り越えられる」と思えるんですね。
7.第二子以降の子育てに役立つ
育児日記は、世界に一つしかない育児書にもなります。もちろん、子どもの個性はさまざま。
でも、一人目の月齢、生活リズムと二人目の月齢を照らし合わせれば「離乳食が始まったら、上の子は便秘になったから、下の子も便秘になるかも」など、予測して、対策を立てやすくなります。もちろん、同じ問題が起きるとは限らないので、問題が起きてから解決してもかまいません。
ただ予測しておくことで、心の準備をしたり、お父さんの協力をあおいだりしやすくなります。二人目以降の予定がなくても、育児に悩む友達や親戚の力になることができるかもしれません。
育児日記をつける期間
育児日記をつけるメリットを知って「育児日記をつけてみよう!」と思ったお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
中には「子どもが1歳を過ぎているんだけど、今から育児日記をつけるには遅いかな」と思われるお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
では、育児日記は、いつからつけるのでしょうか。
結論から言うと、育児日記は、いつからつけてもかまいません。
赤ちゃんが生まれてから、育児日記をつけるお母さんもいれば、赤ちゃんが生まれる前から、日記をつけるお母さんもいます。お腹に赤ちゃんを授かった時から、育児は始まっています。
お母さんが「育児日記をつけたい」と思った時に、育児日記をつけ始めましょう。
また育児日記は、いつまでつけてもかまいません。育児に終わりはないので、極端に言えば、育児日記をずっとつけ続けてもいいんです。
でも、忙しいと「育児日記なんてつけている時間がない」と、育児日記をつけ続けることを、負担に感じるお母さんもいらっしゃると思います。日記と言うと、毎日つけ続けなければいけないような気がしますが、育児日記をつけることで、お母さんがストレスを感じてはいけません。
育児日記を毎日つけることを負担に感じるお母さんは、子どもの様子が普段と違う時だけでもつけておくと、子どもの体調を把握しやすくなりますよ。
おすすめの育児日記
大学ノートやスケジュール帳など、育児日記は何につけてもかまいません。
でも、食事内容、排泄回数、睡眠時間など、書きたい内容が決まっているお母さんには、育児日記に特化したアプリや日記帳がおすすめです。
というのも、大学ノートやスケジュール帳には、子どもの生活リズムを書く欄がないから、お母さんが自分で欄を作らなければいけないんです。日記をつける度に、書く欄を作っていたら、面倒くさくなって、育児日記をつけ続けられなくなるかもしれません。
おすすめの育児日記アプリ、育児日記帳を紹介します。
1.おすすめの育児日記アプリ
私のおすすめの育児日記アプリは、
「育児記録 -ぴよログ- 夫婦で赤ちゃんの子育ての記録を共有できる授乳タイマー付き母子手帳日記アプリ」です。
こちらのアプリの最大の特徴は、授乳時間の通知機能。家事に忙しかったり、子どもがよく寝てくれたりすると、授乳するのをついつい忘れてしまいがち。
でも、こちらのアプリは、設定した授乳時間になったら、通知してお知らせしてくれます。
また、アプリでつけた日記は、印刷して残せます。アプリから日記帳に移行する時に、印刷した紙を日記帳に貼れば、日記の内容を引き継ぐことができますよ。
育児記録 -ぴよログ- 夫婦で赤ちゃんの子育ての記録を共有できる授乳タイマー付き母子手帳日記アプリの口コミ
二人目が生まれたので、それぞれ切り替えて使えるのも良いです。
最後はpdfに書き出す機能を利用して、思い出として保管したいと思っています!
色々な項目が網羅されており、授乳カウンターやまとめ表示等とても便利です。
レビューを見ると、どんどん使いやすくなっているようでありがたいです。
2.おすすめの育児日記帳
続いて、おすすめの育児日記帳を2つ紹介します。
アプチェカ ベビーダイアリー
可愛い動物が描かれた、全ページフルカラーの豪華な育児日記。生後半年までは、24時間が1時間単位で分けられているので、細かく、詳しく、赤ちゃんの様子を記録することができます。
また、生後半年以降は、時間に縛られることなく、自由に記録することができます。
こちらの育児日記の特徴は、妊娠期から日記をつけられること。超音波写真を貼るスペースもあるので、産前から産後まで、日記をしっかりつけたいお母さんにピッタリの育児日記です。
いただいた出産祝いを記録するページ、予防接種を記録するページなどもあります。日記のつけ方の例も書いているので、日記を初めてつけるお母さんでも安心ですよ。
アプチェカ ベビーダイアリーの口コミ
とにかくイラストも色合いも可愛くて癒されるし、全ページカラーなので書いているときの気分が上がります。
後ろのほうにフリーページがたくさんあるので前回は出産の流れをつらつらと書きました(笑)
今回も出産の入院バッグに入れて入院中から好きなこと書こうと思います!!
毎日の赤ちゃんの行動が振り返った時に見やすいので、授乳間隔や便秘の判断がすぐにできる所が助かっています^_^
デザインもフルカラーで可愛いのでつけるのが楽しいです!!
ベビーダイアリー 学研ステイフル
育児日記としての機能は、紹介した「アプチェカ ベビーダイアリー」とほぼ同じ。
でも、絵本でお馴染みのハラペコあおむし、ムーミンなどのキャラクターが登場します。絵本になっているキャラクターの育児日記なら、成長した子どもに思い出を話す時に、興味をもってもらいやすいのではないでしょうか。
ベビーダイアリー 学研ステイフルの口コミ
事前に本屋さんで中身をチェックしていたので、相違あることもなく、実際に使ってみて、とっても便利だなと感じています!
妊娠中から記録をまとめて残せるのがとっても便利でした。
育児の記録と思い出に良さそうです!
名前の由来やお祝い品の管理などの便利なページや思い出になるページもたくさんあり、将来娘に見せるのが楽しみな一冊です。
上の子を産んですぐ、産院で育児日記を渡され、授乳量と回数、排泄回数をつけるように言われました。産院でもらった育児日記は、半年分しかつけられないものだったので、生後半年を迎える前に、育児日記帳を買いました。
私が育児日記をつけなくなったのは、子どもが1歳を迎えた時です。
1歳を過ぎると、風邪をひいた時や便秘になった時など、子どもの様子が普段と違う時だけつけていました。
下の子が生まれると、上の子の育児日記を読み返して「そろそろ夜泣きが始まる頃かな」と心づもりをしたり、「便秘を解消できた食事は...」と参考にしたりしました。
二人の子育てに追われて、下の子の育児日記は全然つけられませんでしたが、「一人目の育児日記をつけていて良かった」と、改めて思いました。
まとめ
育児日記をつけるメリット、期間、おすすめの育児日記を紹介しました。
・育児用品を補充するタイミングをつかめる
・子どもの体調を把握できる
・お父さんが子どもの様子を把握できる
・子どもに思い出話をできる
・育児に自信をもてる
・第二子以降の子育てに役立つ
などが挙げられます。
育児日記は、子育てしている期間にしか書けない特別な日記ですが「いつから、いつまでつけなければいけない」という決まりはありません。
「つけたくなったら、つける」「つけたくなくなったら、やめる」でOKです。
お母さんが負担に感じない程度に、簡単に、楽しく日記をつけましょう。