オムツを交換しても、授乳したり、ミルクを飲ませたりしても、赤ちゃんの機嫌がずっと悪いなら、その原因は、歯の生え始めにあるかもしれません。
歯が生え始めてむず痒くなって、赤ちゃんが不機嫌になるのは自然なことなので心配する必要はありません。
でも、赤ちゃんが不機嫌だと赤ちゃんを抱っこしたり、あやしたりすることになって、お母さんは大変ですよね。
もし、歯が生え始めて、赤ちゃんが不機嫌になっているなら、歯固めを使ってみてはいかがでしょうか?
歯固めのメリットとデメリット、使用開始時期やお手入れ方法、おすすめの歯固めを紹介します。
歯固めのメリットとデメリット
歯固めには、メリットとデメリットがあります。どのようなメリットとデメリットがあるのか、みていきましょう。
歯固めのメリット
歯固めのメリットをみていきましょう。
赤ちゃんがご機嫌になる
生後3ヶ月頃から、歯茎の内部で歯の生える準備が始まります。
実際に歯茎から歯が生えるのは、生後9ヶ月頃からです。
でも、歯の生える準備が始まると、歯茎が痒くなって口の中がムズムズし始めます。
私達大人であれば、口の中に異変を感じたら、周りに知らせることができます。
でも、赤ちゃんはまだ話せないので、口の中がムズムズしても、お母さんに言葉で知らせることができません。
赤ちゃんの不機嫌になった理由が歯の生え始めなら、歯固めを噛むことでむず痒さが解消されてご機嫌になります。
脳の発達を促す
噛む力が弱くなって、固いものを食べられなくなると、認知症が進みやすくなるという話を聞いたことはありませんか?
一方で、よく噛んで食べることで、脳が鍛えられ、認知症を防げるといわれています。
赤ちゃんも同じで、よく噛むことで、脳の発達を促せます。
赤ちゃんはまだ話すことができませんが、大人の行動をよく見たり、言葉をよく聞いたりしています。
歯固めを噛んでいる赤ちゃんにたくさん話しかければ、赤ちゃんがお母さんの口から出た言葉を吸収して、言葉の引き出しが増えるかもしれませんよ。
物を持つ力、握る力が高まる
歯固めを口の中に入れるためには、歯固めを手に持って、口まで運ばなければいけません。
また、歯固めを噛んでいる間は、歯固めを落とさないように、握り続けなければいけません。
歯固めは赤ちゃんの噛む力だけでなく、持つ力、握る力を高めることができます。
噛む力が強くなる
生まれてすぐに、赤ちゃんは母乳やミルクを飲み始めますが、生後5ヶ月を過ぎると 10倍粥など、噛まずに食べられる離乳食が始まります。
お母さんの乳首や哺乳瓶の乳首しか口に入れてこなかった赤ちゃん。
赤ちゃんにとって、食べ物を口に入れること、口に入れた食べ物をもぐもぐすることは未知の世界で、食感に戸惑うこともあります。
でも、歯固めを噛んでいれば、口に乳首以外のものを入れることに慣れる、また、噛む力が育つので、離乳食がスムーズに進みます。
ものが傷つかない
赤ちゃんは手に持っているものを口の中に入れたがります。
口のむず痒さを解消しようと、手に持っているものを噛んでいると、ものが凹んだり、歯が生え始めていると、ものが傷ついたりしてしまいます。
歯固めは赤ちゃんが噛んでも凹まず、傷つきにくい設計になっているので、赤ちゃんが噛むものとして最適です。
歯固めのデメリット
歯固めのデメリットをみていきましょう。
お手入れが面倒
歯固めは口に入れるものなので、衛生的に保たなければいけません。
朝寝や昼寝、外出など、赤ちゃんが歯固めを口から離したタイミングで、哺乳瓶と同じように消毒が必要です。
赤ちゃんが哺乳瓶を使っているなら、哺乳瓶と一緒に歯がため消毒すれば手間はかかりません。
でも、もし、哺乳瓶を使っていないなら、歯固めだけを消毒することになり、消毒液をもったいなく感じるかもしれません。
落としたら使えない
先述したように、歯固めは口に入れるものなので、衛生的に保つ必要があります。
歯固めを落としたら、ゴミやほこりなどが付着するので、洗って消毒しない限り使えません。
外出先では消毒できないことを考えると、歯固めを2つ以上用意しておくのが無難です。
歯固めの使用開始時期
歯固めはいつから使うのでしょうか?
結論からいうと、歯固めの使用開始時期は、赤ちゃんの歯の発達具合によって異なります。
先述したように、一般的には、生後3ヶ月頃から、歯茎の内部で歯の生える準備が始まります。
早ければ、生後3ヶ月頃に口の中がムズムズし始めるんです。でも、実際に歯が生え始めるのは、生後9ヶ月頃なので、生後9ヶ月を過ぎてから口の中がムズムズする赤ちゃんもいます。
もちろん、生後6ヶ月頃に口の中がムズムズする赤ちゃんもいるので、個人差が大きいんです。
赤ちゃんがむず痒さを感じているかどうかは、お母さんが気付いてあげなければいけません。
口の中を見て、歯が生え始めているかどうかを確認するのが一番確実です。
でも、赤ちゃんが動いたり、口を閉じたりして、口の中を確認できないこともありますよね。
・よだれが増えた
・口の中に手や指、ものを入れると、赤ちゃんが落ち着く
など、赤ちゃんがむず痒さを感じて出すサインがあるので、赤ちゃんの様子をよく見ましょう。
歯固めのお手入れ方法
先述したように、歯固めは赤ちゃんの口に入れるものなので、衛生的に保たなければいけません。
生後3ヶ月頃は、赤ちゃんが自分でつくり出す免疫がまだまだ弱いので、哺乳瓶と同じように消毒してください。
生後6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの免疫力が向上するので、消毒する必要はありません。
ただし、歯固めによだれが付いているのに、そのままにしたり、よだれを拭き取ったりするのは、言うまでもなくアウトです。
食器用洗剤で洗って、しっかり乾かすなど、清潔に保ってくださいね。
おすすめの歯固め
歯固めは赤ちゃんが自分で持って、口に入れるもの。赤ちゃんが持ちやすく、口に入れても安心できる素材で作られている歯固めを選びましょう。
私のおすすめの歯固めは、「歯固めセット おしゃぶり 噛むおもちゃ カミカミベビー用 出産祝い - Happytime」です。
赤ちゃんが大好きな哺乳瓶のケースに、歯固めがたくさん入っています。
赤ちゃんは視力が弱いので、パステルのような優しい色の歯固めより、カラフルな歯固めのほうが、手に持ちやすいです。
歯固めセット-Happytime の口コミ
振ったり舐めたり齧ったり投げたり(笑)してよく遊んでくれています
カラフルだしカラカラ音が鳴ったり仕掛けがあるのでこっちまで楽しませてもらってます。
一つ一つ雑な作りではないしお出かけにもホルダーをつけてカバンや子供に付けて行けそうだし家にあるベビージムにもぶら下げられるので良かったです。
まとめ
歯固めのメリットとデメリット、使用開始時期やお手入れ方法、おすすめの歯固めを紹介しました。
歯固めのメリットには、
・赤ちゃんがご機嫌になる
・脳の発達を促す
・物を持つ力、握る力が高まる
・噛む力が強くなる
・ものが傷つかない
などが、
歯固めのデメリットには、
・お手入れが面倒
・落としたら使えない
などが挙げられます。
歯固めの使用開始時期は、個人差が大きいので、
・よだれが増えた
・口の中に手や指、ものを入れると、赤ちゃんが落ち着く
など、赤ちゃんが出しているサインに気付いてあげましょう。
生後6ヶ月に入るまでは、哺乳瓶と同じように消毒してあげてくださいね。
歯固めは赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるのに便利なアイテムですが、必ず用意しなければいけないアイテムではありません。
赤ちゃんがむず痒さを感じず、ご機嫌がいいなら、歯固めを買わなくてもいいかもしれません。
赤ちゃんの様子を見て、歯固めを用意してあげるかどうか、お母さんが決めてくださいね。