敷金や礼金、仲介手数料など、引っ越しにはさまざまな費用がかかります。
中には、引っ越しに伴って、冷蔵庫や洗濯機などの電化製品を購入する方もいらっしゃるのではないでしょうか。引っ越しするなら、料金を安く抑えたいですよね。
引っ越し料金を安く抑える方法、注意点とポイントを紹介します。
目次
引っ越し料金を安く抑える方法
引っ越し料金を安く抑える方法をみていきましょう。
1.複数の引越し業者の料金を比較する
電化製品を購入する時に家電量販店のチラシを見比べて、一番安いお店で購入したことはありませんか。
業者に引っ越しをお願いするなら、複数の業者から見積もりを出してもらって、料金を比較しましょう。
2.複数の業者に一括で連絡する方法
です。
この2つの方法には、それぞれデメリットがあります。
業者に直接連絡する方法は、1社1社に荷物や住所などの情報を入力しなければいけないので、手間がかかります。
また、複数の業者に一括で連絡する方法は、荷物や住所などの情報を一度入力すれば、複数の業者から見積もりを取ることができるので便利です。その一方で「見積もりをご覧になりましたか?」「引っ越し業者は決まりましたか?」といった電話がたくさんかかってきます。
業者に直接連絡する方法は「入力するのが面倒くさいから、2社だけでいいかな」と思って、入力を途中でやめてしまいました。
また、複数の業者に一括で連絡する方法は便利でしたが、見積もりを取った後の対応が大変でした。先述したように、業者からたくさん電話がかかってきます。ただ、自分で業者を選んで問い合わせたわけではありません。
そのため、「初めて聞く引っ越し業者だなぁ」「本当に存在する引っ越し業者なのかな?」と不安になりました。
引っ越しが決まると、毎日バタバタするもの。
自分の忙しさにあわせて、業者に直接連絡をするか、複数の業者に一括で連絡するかを選ぶといいですよ。
2.秋に引っ越す
引っ越し料金は時期によって変動します。引っ越し料金が一番高くなるのは3月。
入学や入社など、引っ越す人が最も多い時期で、引っ越し業者にとって、3月は稼ぎどきです。
また、ゴールデンウィークがある5月、お盆休みがある8月も、引っ越しの需要が高く、3月に続いて引っ越し料金が高い時期です。
では、引っ越し料金が安い時期はいつなのかというと、9月や10月。引っ越し料金を抑えたい方は、9月や10月に引っ越しするのがおすすめです。
ただ、最近では、海外の大学の入学時期にあわせて、日本でも秋入学ができる大学が増えてきました。春入学より、秋入学がメジャーになれば、8月や9月に引っ越す人が増えて、引っ越し料金が跳ね上がる可能性があります。
また、県をまたぐ移動を自粛しなければいけない場合、引っ越しを延期する人も多くいます。
ニュースや引っ越し業者のホームページを見て、動きに注意してくださいね。
3.午後から引っ越す
引っ越し料金は、時期だけでなく、一日の時間帯によっても変動します。
午前中に引っ越しをして、午後から開梱、片付けなどの作業に入りたい人が多いため、午前の引っ越し料金は高くなります。引っ越し料金を安く抑えたいなら、午後から引っ越すのがおすすめです。
ただ午後といっても、夕方4時以降に引っ越し作業を開始するとなると、近所に迷惑をかけてしまうかもしれません。
荷物の量や引っ越し業者の人手にもよりますが、4人家族の我が家では、荷物を搬出するのに2時間、搬入するのに2時間かかりました。
自宅が車通りの多い道路に面していたり、車通勤の方が多い地域にあったりすると、近所に迷惑をかけてしまいます。引っ越し前の自宅でも、近所に迷惑はかけたくないものですが、引っ越し先で近所に迷惑をかけると、新生活を気持ち良くスタートできませんよね。
引越し料金の安さだけにとらわれず、近所に迷惑をかけないような時間帯を選んでくださいね。
4.フリー便を利用する
時間に融通がきく方におすすめなのがフリー便です。
フリー便:引っ越し作業の開始時間を指定せずに、業者の都合にあわせるプラン。
例えば、午前中に引っ越し作業が入っていれば、その作業が終わり次第、引っ越し作業を開始するというもの。引っ越し料金を安く抑えられる代わりに「いつ、業者が来るんだろう?」とドキドキしながら、業者を待つことになります。
仕事を一日休むことができない、午前休、午後休しか取得できない方には向いていないプランですが、一日休むことができる方にはおすすめです。
5.宅配便で荷物を送る
荷物があまりないなら、梱包した段ボールを宅配便を取り扱っているお店に持ち込んで、引っ越し先に送るのがおすすめです。
例えば、関東から関西まで、幅、奥行、高さの合計が160cm以内の箱を送りたい場合、ヤマト運輸を利用すれば、2180円で送ることができます。段ボール10箱程度であれば、宅配業者を利用して引っ越すほうが安く済むかもしれません。
ただ、重量制限があり、重い荷物は送ることができないので、注意してくださいね。
引っ越し料金を安く抑える注意点とポイント
引っ越し料金を安く抑える注意点とポイントをみていきましょう。
1.引っ越し料金を安く抑える注意点
先述したように、時間に融通がきくなら、フリー便がおすすめです。
でも、引っ越し作業が遅い時間帯に始まることで、荷物の搬出や搬入以外に必要な手続きに支障をきたすおそれがあります。
例えば、ガスの開栓。
引っ越し先がオール電化であれば問題ありませんが、ガスを使用する場合、ガス会社がガスの開栓に立ち会うことになります。荷物を搬入する時間が遅くなれば、ガス会社の立ち会いが難しくなり、その日一日、料理したり、入浴したりするのが難しくなります。
引っ越し当日の過ごし方を念頭に置いて、引っ越しプランを選びましょう。
それから、退去の立ち会いをして、荷物の搬入が始まったのが午後6時、全ての作業が終わったのが午後8時でした。それから、お風呂に入ったり、夜ごはんを食べたり、片付けたりしました。
そして、冷蔵庫の取っ手をつかんだ時に、取っ手に傷がついていることに気付いたんです。引っ越し業者に電話しましたが、その日は夜遅かったので、電話がつながりませんでした。
翌日、電話がつながったんですが、業者は「冷蔵庫を梱包して運んだので、傷がつくわけがない」と言いました。
また、「搬入が終わった時に、『荷物に問題がないかを確認してください』と話しましたよね」と。「『問題がない』と返答されたので、傷がついていたとしても受け付けられません」と言われました。実際、冷蔵庫の他にも、部品が破損した家具がありました。
でも、午後8時に作業が終わったこともあり、業者も私もお互い急いでいたので、荷物をちゃんと確認できていなかったんです。
部品が破損した家具については、業者が不手際を認めたんですが、冷蔵庫の取っ手の傷は諦めるしかありませんでした。
2.引っ越し料金を安く抑えるポイント
引越し料金を安く抑えたいなら、引っ越し時期や時間帯を選ぶことはもちろん、荷物を減らすことも大事です。
段ボールの数が多ければ多いほど、引っ越し料金は高くなります。
業者が出した見積もりの金額が、引っ越し当日になって変わることは基本的にはありません。
見積もりを取る前に、いらない物は処分しましょう。
該当するゴミの日に出すのが手っ取り早いですが、フリマやリサイクルショップで売れば、引っ越し料金の足しになります。捨てることも、売ることもしたくないという方は、今までお世話になった感謝の気持ちをこめて、近所に配るのも一つです。
私は近所に未開封の焼酎を渡したところ、とても喜ばれました。
まとめ
引っ越し料金を安く抑える方法、注意点とポイントを紹介しました。
・秋に引っ越す
・午後から引っ越す
・フリー便を利用する
・宅配便で荷物を送る
などの方法があります。
ただ、フリー便を利用して、万が一、引っ越し作業が遅い時間帯に始まると、荷物の搬出や搬入以外に必要な手続きに支障をきたすかもしれません。注意しましょう。
また、段ボールの数が多ければ多いほど、引っ越し料金は高くなるので、いらない物は捨てたり、売ったりするといいですよ。
引っ越し料金の他、業者の評判など、情報をしっかり仕入れて、引っ越し業者を選んでくださいね。