子どもが生まれて、今住んでいる物件では部屋が足りなくなった、転勤が決まったなどの理由で、引っ越さなければいけない場合がありますよね。
自分一人や夫婦二人で引っ越すなら、ゆっくり探すことができますが、小さな子どもがいると、時間をかけて探せません。また、引っ越しの準備も大変ですよね。
子どもを連れて物件を効率的に探す方法、引っ越す方法を紹介します。
目次
子どもを連れて物件を効率的に探す方法
子どもを連れて物件を効率的に探す方法をみていきましょう。
1.条件をリストアップする
まずは、どのような物件に住みたいかをお父さんと話し合いましょう。
何部屋必要か、どのぐらいの広さが必要か、家賃の上限はいくらか、駅やバス停から近いほうがいいのか。最低限話し合っておきたい条件の他、駐車場は必要か、必要な場合、何台分必要か、浴室乾燥機は必要かなど、話し合って、細かく決めてください。
子どもがいる家庭で、忘れてはいけないのが、物件から幼稚園や小学校までの距離です。
多くの幼稚園が送迎バスを用意していますが、送迎バスが家の近くを通るとは限りませんよね。幼稚園のホームページを見て、送迎バスのルートを確認し、ルートに当てはまるエリアを選びましょう。
ホームページにルートが記載されていないなら、幼稚園に問い合わせてください。「入園を受け付けている幼稚園を探している」と話せば、空き状況もあわせて確認できます。
また、子どもが小学校に通う場合、多くの小学校には送迎バスがないので、子どもが歩いて通うことになります。家から小学校までの距離が長いと、子どもが疲れてしまいますし、事件に巻き込まれないかと、お母さんの心配になりますよね。
小学生の子どもがいるなら、小学校から近い家を、幼稚園の子どもがいるなら、小学校から近く、且つ、幼稚園の送迎バスが通っている家を探しましょう。
2.不動産会社にメールで問い合わせる
条件が決まったら、不動産会社にメールで問い合わせましょう。
不動産会社を訪ねて、探している物件の条件を伝えても、手が空いていれば、おそらく対応してはもらえます。
でも、中には、物件のオーナーから鍵を借りなければ、案内できない物件があります。不動産会社に条件を伝えて、物件を探して、オーナーに物件の空き状況を確認してから、物件を紹介してもらうとなると、不動産会社での待ち時間が長くなりますよね。
待ち時間が長いと、物件を案内してもらうまで、子どもの体力や集中力が続かず、グズってしまうかもしれません。不動産会社に行く前に、インターネットなどで理想の物件を検索し、物件の候補をいくつか挙げておきましょう。
検索した条件、表示された検索結果のURLを、不動産会社に前もってメールしておくと、不動産会社も物件を探しやすくなります。
また、不動産会社との認識のズレを防ぐことができますよ。
3.車にチャイルドシートを取り付けて案内してくれるか問い合わせる
6歳未満の子どもは、チャイルドシートに乗せなければいけません。引っ越し先が近ければ、自分が所有している車で、不動産会社の車の後ろをついていけば問題ありません。
でも、引っ越し先が遠く、新幹線や飛行機などの公共交通機関を使って、不動産会社まで行く場合は注意が必要です。不動産会社の車にチャイルドシートを取り付けて、案内してくれるかどうかを確認しておきましょう。
もし、チャイルドシートを取り付けてもらえない場合は、おすすめの移動方法を聞いておきましょう。駅やバス停から近い物件ばかりであれば、電車やバスなどを使って移動してもいいかもしれません。
もし、物件が駅やバス停から遠いなら、タクシーやレンタカーなどを使って、不動産会社の車の後ろをついていく必要があります。タクシーやレンタカーを使うと、お金がかかるので注意しましょう。
4.物件を見学する
物件をある程度絞り込んで、子どもを連れて見学する段取りが整ったら、物件を案内してもらいましょう。
大人に比べて、子どもは体力がありません。一日に何件も物件を見て回ると疲れてしまいます。
物件を2件見たら休憩したり、見学したい物件数が多いなら、2日間に分けたりするなどしましょう。授乳中であれば、授乳スペースを事前に確認しておいてください。
万が一、物件の近くに授乳スペースがなかった場合に備えて、車の中で授乳できるように授乳ケープを持ち歩くといいですね。
同じ市内での引っ越しで、2件内見しました。
1件は自分が所有している車で現地に向かい、もう1件は不動産会社に車を停めて、歩いて現地に向かいました。引っ越し先が今住んでいる家から近いなら、所有している車で現地に向かうのが便利です。
引っ越し先が遠方で、車で現地に向かえないママ友は「旦那だけ内見して、自分と子どもは留守番していた」と言っていました。旦那さんには、物件から幼稚園やスーパーまで近いか、治安がいいかなど、チェックリストを渡したそうです。
そして、旦那さんが内見している時間はいつでも電話に出られるように待機したりしていたそうですよ。
子どもを連れて内見するのは大変ですが、家で一番長く過ごすのはお母さんです。立地や治安の他、台所の使い勝手など、気になることがたくさんあると思います。
もし、実家が近く、子どもがおじいちゃん、おばあちゃんになついているなら、実家に子どもを預けて、夫婦で内見するのがおすすめです。
子どもを連れて効率的に引っ越す方法
子どもの月齢が小さいと、授乳したり、オムツを交換したり、離乳食を作ったりしているうちに、一日があっという間に終わってしまいます。
また、子どもが動き回ると、ガラス製品を割ったり、段ボールで怪我をしたりしないかと心配になりますよね。子どもがいると、引っ越しの準備がなかなか進まないと思います。
そこで、子どもがいるご家庭におすすめなのが、梱包サービス付きの引っ越しプランです。
通常の引っ越しに比べて、業者の拘束時間が長くなるため、引っ越し費用は跳ね上がります。でも、プロに梱包を任せれば、「慌てて梱包したら、お皿が割れてしまった」という事態を防げます。
下着など、引っ越し業者の目に触れたくないものだけ自分で梱包して、あとは全部、業者に梱包を任せてしまいましょう。
もし引っ越しまでに、時間に余裕があるなら、荷物の分類をして、業者が梱包する時に「これを一つの段ボールに入れてほしい」とお願いすれば、引っ越し後、荷物を整理しやすくなります。
まとめ
子どもを連れて物件を効率的に探す方法、引っ越す方法を紹介しました。
引っ越したいからといって、不動産会社を突然訪ねても、物件を紹介したり、案内したりしてくれるとは限りません。不動産会社を訪ねる前に、物件の条件をリストアップし、不動産会社にメールで問い合わせましょう。
また、不動産会社の車で物件を案内してもらうなら、車にチャイルドシートを取り付けてもらえるかを確認しておきましょう。
未就園児の子どもがいると、子どものお世話に追われて、引っ越し作業がなかなか進みません。引っ越し業者に依頼するなら、梱包サービス付きの引っ越しプランを検討してみてはいかがでしょうか。業者が梱包している間、お母さんは子どもとゆっくり過ごすことができますよ。
子どもを連れて物件を探したり、引っ越したりするのは大変ですが、物件を妥協すると、またすぐに引っ越すことになるかもしれません。お父さんと協力し合って、理想の家をみつけてくださいね。