感染症が流行り、おうち時間が増えて、読書する時間が増えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「いつでも、どこでも、読書したい!」
「本棚に本が入りきらなくて困る!」という方に、電子書籍がおすすめです。
電子書籍のメリットとデメリット、おすすめの電子書籍専用端末と必要性を紹介します。
目次
電子書籍のメリットとデメリット
電子書籍を使うことには、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
電子書籍のメリットとデメリットをみていきましょう。
電子書籍のメリット
まずは、電子書籍のメリットをみてきましょう。
1.本棚がいらない
読み終えた本は、本棚に片付けますよね。本を読むのが大好きな方は、本棚がすぐに埋まってしまいます。本が本棚に入らなくなると、本棚を買い足さなければいけません。いつのまにか、部屋が本棚で埋め尽くされていたというご家庭も多いのではないでしょうか。
電子書籍は、対応端末に本をダウンロードして対応端末で作品を読みます。
対応端末一台で、何冊もの作品を保管することができるんです。
電子書籍を使えば、本棚は不要。
本棚の購入費用がかからないことはもちろん、部屋も広々と使うことができます。
2.引っ越しの作業時間、費用が減る
引っ越しをする時に、本を本棚から出して段ボールに詰めますよね。
本は重いので、持ち運びしやすいように、小さな段ボールに分けて詰める必要があります。
本が多ければ多いほど、小さな段ボールをたくさん運ばなければいけなくなるので、荷物の搬入・搬出にかかる時間が増えてしまいます。
また、本棚は、トラックの体積を大きく占めます。
大型家具に分類される本棚は、引っ越し費用が跳ね上がる原因の一つです。
電子書籍であれば、対応端末一台を持ち運びするだけでOK。
引っ越しの作業時間を減らし、引っ越し費用を節約することができます。
なんなら、業者が引っ越し作業をしている間に、読書を楽しむことだってできますよ(笑)
3.無料で読める作品がある
一般的に無料で手に入れられる本はありませんが、電子書籍には無料で読める作品があります。
何故、無料で読めるのかというと、作品の著作権が切れているから。
そして、印刷代や紙代、製本代など、本を作る必要なコストが、電子書籍ではかからないからです。
著作権が切れた作品で、無料で読める作品の中には、夏目漱石の「こころ」や太宰治の「人間失格」など、有名な作品もあります。
「どうせ、最後まで読み切れないし…」と、本を購入するのをためらっていた方も、無料であれば、気軽に読み始めることができますね。
4.ポイントを貯めやすい
ポイントサービスを導入していない書店が多く、書店で本を購入しても、お得に感じられないことがほとんど。
ポイントサービスを導入していても、その書店でしか使えないことが多く、ポイントは貯まりづらいし、ポイントを使いづらいですよね。
電子書籍に加えて、他の商品を扱っている会社の電子書籍を利用すれば、電子書籍でも、他の商品でもポイントが貯まります。
中には、キャンペーン期間限定で、ポイントが2倍、5倍付与されるケースも
。
貯まったポイントは、電子書籍はもちろん他の商品を購入するのにも使えるので、生活費の節約につながります。
5.セールがある
他の商品とは異なって、本は安くなりませんよね。
でも、電子書籍であれば、特定のジャンルや出版社の作品を、40%オフで購入できる場合があり、書籍代の節約になります。
電子書籍のデメリット
続いて、電子書籍のデメリットをみてきましょう。
1.売れない
本は読み終えたら、古本屋などで売ることができますが、電子書籍は売ることができません。
2.回し読みできない
本は友達同士で貸し借りすることができますが、電子書籍を貸し借りしようとすると、端末を貸し借りしなければいけません。
また、IDやパスワードを他人に教えなければいけません。電子書籍の貸し借りには、リスクが伴います。
3.電子書籍化されない作品がある
全ての作品が電子書籍化されているわけではありません。
中には、「自分の作品は、本で読んでほしい」と、電子書籍化を拒む作者もいます。
逆に、電子書籍でしか読めない作品はないので、作品の選択肢が狭まってしまいます。
4.書き込みできない
読書をしていると、後から読んだ時に要点をつかみやすいように、印をつけておきたくなることがありますよね。
実は、電子書籍でも、線を引いたり、付箋を貼ったりできる便利な機能があります。
でも、本と同じように、付箋を貼ったページを一瞬で開くことはできません。
タップやスワイプを繰り返して、付箋を貼ったページを開くことになります。
電子書籍はエッセイや小説などを読むのには向いていますが、参考書やビジネス書を読むのには適していないかもしれませんね。
5.視力が低下するおそれがある
読書に集中すると、顔が端末にどんどん近づいていきがちです。
画面と目の距離が近い状態で読書を続けると、目の焦点が合わなくなり、視力が低下する恐れがあります。
6.うまく操作できず、ストレスを感じることがある
電子書籍では、画面をタップしたり、スワイプしたりして、ページをめくります。
そのため、指先が乾燥していたり、濡れていたりするとうまく操作できません。
ページをめくれない状態が続くと、「早く次のページを読みたいのに!」とストレスがたまってしまいます。
おすすめの電子書籍専用端末と必要性
電子書籍のサービスを提供している会社はたくさんありますが、シェアを大きく占めているのは、Kindleと楽天Koboの2つです。
これから、おすすめの電子書籍専用端末として、Kindleと楽天Koboが販売している端末を紹介しますが、その前に違いを紹介したいと思います。
というのも、Kindleの電子書籍専用端末では、Kindleが提供している作品しか読めないからです。
楽天koboの電子書籍専用端末も同じで、楽天koboが提供している作品しか読めません。
つまり、電子書籍専用端末を購入する時には、Kindleと楽天koboのどちらを利用するかを決めておく必要があるんです。
Kindleと楽天Koboの違いを紹介するので、端末を選ぶ時の参考にしてください。
Kindleとは
Kindleは、世界最大の通販サイトAmazonが提供している電子書籍サービスです。
電子書籍業界では、シェア第1位となっています。
ジャンルを問わず、多くの作品を提供していますが、Kindleの特徴は、ビジネス書と洋書が豊富なこと。
Amazonを利用する顧客は、ビジネスマンがメインです。
また、Amazon自体、海外のサービスです。そのため、ビジネス書と洋書を豊富に取りそろえているんですね。
購入金額に応じて付与されるポイントサービスの割合は、購入金額の1%~と一般的な割合ですが、Amazonのプライム会員であれば、3つの特典を受けられます。
二つ目は、毎月一冊、電子書籍を無料でダウンロードできること。
三つめは、対象の電子書籍を無料で読めること。
月に一冊の無料ダウンロードでき、一部の電子書籍を無料で読めるなんて、財布に優しいですね。
楽天Koboとは
一方、楽天Koboは、国内最大の通販サイト楽天が提供している電子書籍サービスです。
電子書籍業界では、シェア第2位となっています。
楽天koboの特徴は、小説やエッセイが豊富なこと。
楽天を利用する顧客は女性が多く、女性が興味をもちやすい小説やエッセイに力を入れています。
ポイントサービスの割合は、購入金額の1%~ですが、SPUと呼ばれる楽天独自のポイントアップ制度があります。
楽天では、購入金額に応じて、ブロンズ会員、シルバー会員、ゴールド会員、プラチナ会員の4つのランクに分けられます。
購入金額が高ければ高いほど、ランクが高くなり、ランクが高ければ高いほど、付与されるポイントの割合が高くなります。
何故、楽天koboを利用しているのかというと、楽天でよく買い物するから、また、キャンペーンが多いからです。
楽天では、楽天イーグルスが勝利するとセールが開催されたり、定期的にスーパーセールが開催されたりします。
セール期間中に、読みたい作品をまとめて購入すると、安く買えるだけでなく、ポイントも倍以上付与されます。
ポイントにこだわらず、作品をたくさん読みたい方はKindleを、楽天でよく買い物をする方やセール情報に敏感な方は、楽天koboを利用するといいのではないでしょうか。
おすすめの電子書籍専用端末
Kindleと楽天kobo、それぞれのおすすめの電子書籍専用端末を紹介します。
Kindleの電子書籍専用端末
Kindleの電子書籍専用端末でおすすめの端末は、
「Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 32GB」です。
こちらの商品の特徴は、価格と性能のバランスの良さです。
薄さはなんと8.18mmと、1cm以下!バッグに入れても全くかさばりません。
また、防水機能が付いているので、コーヒーをうっかりこぼしても大丈夫。
お風呂に浸かりながら、読書を楽しむことができるのも、こちらの商品の魅力です。
Kindleには、8GBと32GBの2つのモデルがあります。
8GBモデルでは、漫画を130冊程度、
32GBモデルでは650冊程度
保存できるので、漫画を中心に読みたい方は32GBモデルがおすすめです。
もちろん、漫画より容量が少ない書籍は数千冊保存できますよ。
Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 32GB の口コミ
届いてまず軽さに驚き、使い始めて想像以上に目が疲れずまた驚き。
片手でも持ちやすく混雑した電車の中でも問題なく使えます。
スマホと違い通知で読書を邪魔されることもないですし本よりも薄く持ち運びに便利です。
プライム会員ならPrime Readingで数百冊の本が読み放題なのですぐに元が取れると思います。
防水機能が搭載されたことで実物の書籍では読むことができない水場でも使用可能になり、購入してから私の読書ライフはかなり充実したものになりました。
楽天koboの電子書籍専用端末
楽天koboの電子書籍専用端末でおすすめの端末は、
「Kobo Clara HD」です。
こちらの商品の特徴は、koboの中で最も安く、そして、最も軽量なこと。
わずか166gなので、多くのスマホと同じぐらい軽いんです。
8GBモデルの一つしかありませんが、漫画を150冊程度保存できます。
書籍であれば6000冊保存できます。「
とりあえず、電子書籍端末デビューしたい」という方におすすめです。
Kobo Clara HD の口コミ
ただ、出張時など多数の本を持つには重いので、一念発起して購入。
懸念していた目の疲れもそれほど感じませんし、なんせ本を持ち歩くよりコンパクトで軽いです。
本の価格も安い場合もあり、満足しております。
本当にキレイでルビまでくっきりしています。
auraを使用していて余り不便を感じませんでしたが、目が悪いせいかルビがぼやけて見えるのが悩みでした。
どうしても目の疲れ具合などで見えにくい時も、拡大することでくっきりと見えます。
画質の鮮明さの違いかauraは画像系のファイルも拡大するとぼやけて若干見えにくさを感じていましたが、claraはとても鮮明に見えます。
私はほぼ小説を中心に読むので、上位機種も魅力でかなり悩みましたが、私の読書スタイルから片手で持って読めるのが選んだ決め手でした。
実際に手に取ってこの機種を選んで良かったと思いました。
電子書籍専用端末の必要性
家電量販店に行くと、電子書籍専用端末が売られています。
でも、意外に思われるかもしれませんが、スマホやタブレットで電子書籍を読むことができます。
電子書籍専用端末を持っていなくても、電子書籍を楽しめるんですね。
「スマホやタブレットで読めるのに、どうして、電子書籍専用端末をわざわざ売っているの?」と不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最初は私も不思議に思っていましたが、今では、電子書籍専用端末を購入して良かったと思っています。
その理由は、3つあります。
1.容量が取られる
スマホやタブレットに、電子書籍をダウンロードすると、そのダウンロードした電子書籍分、容量が取られます。
つまり、電子書籍をダウンロードすればするほど、スマホやタブレットの空き容量が減るんです。
容量不足になると、電子書籍を更にダウンロードすることができないのはもちろん、動作が遅くなって、不便になってしまいます。
2.通信費がかかる
中には、スマホやタブレットに電子書籍専用のアプリをダウンロードして、アプリ内で電子書籍を楽しむサービスがあります。
この場合、電子書籍をたくさんダウンロードしても、スマホやタブレットの空き容量が減ることはありません。
でも、電子書籍を読もうとする度に、通信費がかかります。
もちろん、wi-fiが整っている環境であれば、通信費はかかりません。
でも、電車の中など、wi-fiが整っていない環境で、電子書籍を読もうとすると、通信費がかかってしまいます。
3.文字を読みやすい
タブレットの画面はそれなりに大きいですか、スマホの画面は小さく文字も小さくなってしまうので、電子書籍をスムーズに読めません。
漫画を読むぶんには、スマホでも問題ありませんが、文字がずらりと並ぶ作品は、電子書籍専用端末のほうが楽しめますね。
この3つの理由をまとめると、
- 電子書籍専用端末を持っていれば、スマホやタブレットを使わないので、空き容量を気にせずに、作品をどんどんダウンロードすることができる
- 電子書籍専用端末は、文庫本より少し大きめのサイズなので、文庫本を読んでいる感覚で、文字をとらえることができる
となります。
電子書籍専用端末には、電子書籍専用端末ならではの良さがあるんですね。
まとめ
電子書籍のメリットとデメリット、おすすめの電子書籍専用端末と必要性を紹介しました。
・引っ越しの作業時間、費用が減る
・無料で読める作品がある
・ポイントを貯めやすい
・セールがある
など
・回し読みできない
・書き込みできない
・視力が低下するおそれがある
・うまく操作できず、ストレスを感じることがある
など
電子書籍専用端末を持っていなくても、スマホやタブレットで電子書籍を楽しめますが、電子書籍をダウンロードするとなると、その分の容量が必要になります。
また、スマホの画面が小さいので、電子書籍をスムーズに読めません。
電子書籍専用端末を一台持っていると便利ですよ。
おうち時間が増えた今こそ、電子書籍を読んでみてはいかがでしょうか。