感染症が流行ると、体調を崩していても崩していなくても、マスクをつけるように言われますよね。
「子どもにマスクをつけてほしいんだけど、子どもがマスクを嫌がる」と悩むお母さんも少なくありません。
そこで、嫌がる子どもにマスクをつけさせる3つのステップと注意点、おすすめのマスクを紹介します。
子どもがマスクをつけなくて困っているお母さんはもちろん、これから子どもにマスクをつけさせたいお母さんは、是非、参考にしてください。
目次
嫌がる子どもにマスクをつけさせる3つのステップ
子どもがマスクをつけるのを嫌がっているのに、マスクを無理やりつけさせようとすると、子どもがマスクをますます嫌いになるかもしれません。
では、嫌がる子どもにマスクをつけさせるには、どうしたらいいのでしょうか?
子どもが自然にマスクをつけたくなる、3つのステップをみていきましょう。
1. お母さんとお父さんがマスクをつける
子供は、お母さんやお父さんの真似をするのが大好きです。
お母さんとお父さんがマスクをつければ、子どもはマスクをつけることを意識するようになります。
逆に、お母さんとお父さんがマスクをつけていなければ、
「お母さんとお父さんがマスクをつけていないんだから、自分もつけなくていい」と思ってしまいます。
まずは、お母さんとお父さんが、マスクをつけている姿を、子どもに見せましょう。
既に、子どもにマスク姿を見せている場合は、マスクをつける時に、「マスクをつけようかな」と言ってみてください。
今まで意識していなかった子どもも、マスクに注目するようになります。
2. 子どもに好きなマスクを選ばせる
ドラッグストアで売られている白い無地のマスクの他、最近では、柄物やキャラクターの描かれたマスクが売られています。
その日のファッションに合わせて、マスクもコーディネートする時代です。
子どもがその日につけたいと思うマスクを選べるように、いろいろな種類のマスクを用意しましょう。
そして、外出する前に、「今日はどのマスクをつけたい?」と聞いて、子どもにマスクを選ばせてください。
子どもの目の前にマスクを並べると、子どもが「今日はカーズのマスクにする!」など、喜んで選んでくれます。
3. マスクをつけている人が多い場所に行く
お母さんやお父さんがマスクをつけている姿を、子どもに見せていれば、子どもがマスクをつける気になります。
でも、他の人がマスクをつけていなければ、「自分もマスクをつけなくていいや」と思ってしまうかもしれません。
マスクをつけている人が、できるだけ多い場所に行ってみましょう。
ショッピングモールや子育て支援センターなど、人がたくさん出入りする屋内では、マスクをつけるように推奨されています。
マスクをつけることは義務ではありませんが、実際、マスクをつけている人は多いです。
自分と同じぐらいの年齢の子どもがマスクをつけていると、子どもは刺激を受けます。
そして、「自分もつけてみよう」という気持ちになります。
もし、子どもがマスクをつけたがらなければ、
「マスクをつけないと、お店に入れないんだよ」
「皆、つけているよ」
と教えてあげてください。
子どもに「お店に入る時には、マスクをつける」という動作が、自然と身につきます。
年齢的に、下の子はマスクをつけたことがありません。
上の子は、2歳10ヶ月の時に、マスクを初めてつけました。
ちょうど、感染症が流行り始めた時期で、プレ幼稚園に通っていたので感染を防ぐために、マスクをつけさせました。
最初は嫌がっていましたが、マスクをつける私達大人の姿を見せ、子どもがマスクをつけたら、
「カッコイイ!」
「可愛い!」
と褒めちぎりました。
そして、「おうち以外のお部屋に入る時には、マスクをつけるんだよ」と言い続けました。
やがて、ショッピングモールに行く前に、子どもに「お店に行く時の約束は?」とたずねると、
子どもが「マスクをつける!」と答えるようになりました。
それ以来、嫌がらずにマスクをつけ、車に戻るまでマスクを外すことはありません。いつの間にか、子どもはマスクを着けるのが楽しみになっていました。
プレ幼稚園に通う子どもは、全部で20人ほどでしたが、マスクをつけていたのは私の子ども一人だけでした。
「送迎するお母さんは皆、マスクをつけているのに、どうして子どもにはつけないんだろう」と疑問に思っていました。
お母さん達に話を聞くと「子どもが嫌がるから」とのことでした。
クラスの中で、私の子どもの月齢が一番低かったので、「まだ早かったかな?」「子どもに厳しくし過ぎたかな?」と反省しました。
でも、その後、感染症が大流行。
幼稚園から、「マスクを着用して登園するように」という通達がありました。
でも、マスクを嫌がっているのか、プレ幼稚園に通う子どもの半分はマスクをつけていませんでした。
プレ幼稚園を卒業し、年少として、幼稚園に通い始めると、「マスクを着用しなければ、登園を断る」という通達がありました。私の子どもは、2歳10ヶ月の頃からマスクをつけていたため、マスクをつけたまま、幼稚園で過ごすことができました。
でも、入園と同時にマスクをつけ始めた子どもは、マスクをつけるのを嫌がったり、教室で外したりしていました。
マスクをつけるという習慣は、一日では身につきません。
プレ幼稚園を控えているお子様、入園を控えているお子様のいらっしゃるご家庭であれば、登園が始まる数ヶ月前から、マスクをつける練習をし始めるのがおすすめですよ。
嫌がる子どもにマスクをつけさせる時の注意点
マスクをつけることがもともと嫌いな子どももいれば、マスクを嫌がらずにつけていたのに、マスクをつけているうちにマスクを嫌いになる子どももいます。
子どもがマスクを嫌いにならないように、子どもにマスクをつけさせる時には、次の2つに注意してください。
1.子どもにピッタリのマスクを選ぶ
マスクには、男性用、女性用、子ども用など、サイズがあります。
当たり前ですが、子どもの顔は、成人男性より小さいです。子どもが男性用のマスクを使うと、息苦しくなってしまいます。子どもの顔にピッタリのマスクを選びましょう。
また、マスクのサイズだけでなく、ゴムの長さに注目することも大事です。
ゴムが短ければ、ゴムが子どもの肌に食い込んで、痕がついてしまうかもしれません。
逆に、ゴムが長ければ、マスクと肌の間に隙間ができて、マスクの効果が半減してしまいます。
マスクを使い続けたり、洗ったりしているうちに、ゴムは伸びます。
子どもの顔の大きさに対して、マスクのゴムの長さが適切かどうか、定期的に確認しましょう。
2.肌トラブルの有無を確認する
マスクを長時間つけていると、マスクと肌の間に湿気がこもって、肌荒れや脂漏性湿疹などのトラブルが起きるおそれがあります。
また、マスクと肌の間に生じる摩擦によって、皮膚が薄くなる可能性も。
肌トラブルに気付かず、マスクをつけ続けると、肌の状態が悪化するのはもちろん、子どもが「マスクをつけたから、肌がかゆくなったんだ!」と思って、マスクを嫌いになってしまうかもしれません。
マスクを長時間つけた日は、マスクを外した後や寝る前などに、肌トラブルが起きていないかどうかを確認しましょう。
軽い肌荒れは、ワセリンなどで保湿してあげれば改善できます。
でも、おでこや鼻のまわりに出やすい脂漏性湿疹は、なかなか治らないといわれています。
でも、「脂漏性湿疹を早く治したいなら、ステロイド薬を塗るしかない」「ステロイド薬を塗るのが嫌なら、マスクをつける時間を短くしたり、こまめに顔を洗ったりするしかない」と言われました。
こまめに顔を洗うと、肌に必要な皮脂まで洗い流されて、肌がガサガサになってしまいます。
結局、冬になって、気温と湿度が下がるまで湿疹が治まりませんでした。
脂漏性湿疹が出ていることに、もっと早く気付き、マスクをつける時間を短くするべきだったと後悔しました。
子どもにおすすめのマスク
子どもにマスクをつけさせるステップと注意点を紹介しましたが、「子ども用のマスクをどのように選べばいいのか分からない」というお母さんもいらっしゃると思います。
そこで、子どもにおすすめのマスクを2つ紹介します。
3枚セット マスク
優しい色合いで、男の子でも女の子でも使えるマスクです。
内側にガーゼを使用しているので通気性が良く、息苦しくなったり、蒸れたりしません。
こちらのマスクの特徴は2つ。
1つ目は、ゴム部分にアジャスターが付いていること。
子どもの顔のサイズには個人差が大きいため、「マスクが子どもにフィットするか心配」というお母さんもいらっしゃると思います。
でも、こちらのマスクであれば、子どもの顔のサイズや成長に合わせて、アジャスターでゴムの長さを細かく調整できます。
ゴムが伸びても、アジャスターでゴムを短くすれば、ゴムを交換する必要がありません。
2つ目は、マスクの表面上部にタグが付いていること。
子どもには、マスクの上下や裏表を判断するのが難しいですよね。
でも、こちらのマスクであれば、「タグが付いているほうが表で上」と教えることができます。
一つだけ難点があるとすれば、お店がデザインをランダムに選んで発送してくれること。
お母さんや子どもが好きなデザインを選べないので、届いたマスクを見て、「欲しかったデザインじゃなかった」とガックリしてしまうかもしれません。
デザインにこだわりがない子どもにおすすめです。
3枚セット マスクの口コミ
柄も可愛くて子供も喜んでいます。
毎日使うので、サイズ感良し!使い勝手良し!デザイン良し!だと気に入って使えますね。
3枚とも違う柄で大変満足です。
ガーゼでしっかりしているため何度洗濯してもヘタれません。
母個人的にはタグがワンポイントになって可愛くてお気に入りの商品です。
SKATER スケーター 不織布マスク
好きなキャラクターがいるという子どもには、こちらのマスクがおすすめです。
絵本でお馴染みのはらぺこあおむしやしまじろうの他、女の子に人気のハローキティ、男の子に人気のプラレールのマスクがあります。
子どもが大好きなキャラクターのマスクなのに、10枚入りで500円もしないコスパの高さ。
鼻水や唾液で汚れがちなマスク。同じデザインのマスクを10枚持っていても損はありませんよ。
SKATER スケーター 不織布マスクの口コミ
他の横プリーツマスクは噛んでしまいよだれでベタベタにしてしまうけど、このマスクの形は噛めないので、マスクの噛み癖がなくなった
ゴムの強度や長さもちょうど良く、値段も安めで助かります。
子どものマスクを選ぶ時に、デザインや機能性を重視しがちですが、色合いも大事です。
というのも、幼稚園や小学校に持って行く物には、クラスと名前を明記するように言われます。
衛生用品であるマスクの取り扱いには、特に注意したいところ。
黒色や青色、茶色など、文字が見えづらい色のマスクでは万が一紛失した時に、子どもはもちろん先生も探しにくいです。
私の個人的な意見ですが、文字が見えやすい色のマスクを選ぶことが、子どもを預かってくれる先生への気遣いに繋がると思います。
まとめ
嫌がる子どもにマスクをつけさせる3つのステップと注意点、おすすめのマスクを紹介しました。
自然と子どもにマスクをつけさせるためには、お母さんとお父さんがマスクをつける。
子どもに好きなマスクを選ばせる。
マスクをつけている人が多い場所に行くという3つのステップが大事です。
マスクをつける習慣は、すぐに身につきません。
プレ幼稚園や入園を控えているお子様のいらっしゃるご家庭であれば、登園が始まる数ヶ月前からマスクをつける練習をし始めましょう。
また、子どもがマスクを嫌いにならないように、子どもにピッタリのマスクを選ぶ、肌トラブルの有無を確認することも必要です。
マスクは子どもの笑顔を隠してしまうので、あまりつけたくないかもしれません。
でも、子どもの感染を防ぐことで、子ども達が笑顔を見せ合える日が近付きます。
子どもと一緒に、マスク生活を楽しみましょう。