耳の中に痒みを感じた時に、耳かきを使って耳掃除をすると思いますが、幼い子は、耳の不快感をお母さんに知らせることができません。
お母さんが、子どもの耳を定期的に掃除してあげる必要があります。
では、子どもの耳掃除はいつから始めればいいのでしょうか。
また「耳掃除をしている最中に子どもが動いて、耳の中を怪我したらどうしよう・・・」と、不安になるお母さんもいるのではないでしょうか。
子どもの耳掃除を始める時期と方法、注意点を紹介します。
目次
子どもの耳掃除を始める時期
耳の中が痒いと感じて耳を触ったら、耳垢が指についた経験はありませんか?
耳の皮膚には細い毛が生えていて、この毛の流れに沿って、耳垢が自然に排出される仕組みになっています。
つまり、通常は耳掃除をしなくてもいいのです。
しかし、10ヶ月もの間、お母さんのお腹の中にいた赤ちゃんの耳の中には羊水が入っていたため、耳垢が湿っています。
また、耳垢が乾いても、吐き戻したミルクや唾液が耳の中に入って、耳垢が再び湿ることがあります。
湿った耳垢は自然に排出されにくく、耳の中に耳垢がたまりやすいです。
「耳垢がたまりやすいなら、赤ちゃんの耳をこまめに掃除してあげたい!」と思うお母さんも多くいると思いますが、赤ちゃんは言葉が分からないため、お母さんが「動かないでね。」と言ってもじっとしていられません。
お母さんが赤ちゃんの耳掃除をするなら、言葉が分かるようになる1歳以降に始めるのが安心です。
1歳を過ぎると耳垢の湿り気がなくなるので、お母さんも耳掃除をしやすくなります。
とはいえ、耳垢が耳に詰まっている、耳垢から嫌な匂いがするなど、1歳を過ぎるまで耳掃除を待てない!というお母さんもいると思います。
1歳未満で耳掃除の必要性を感じるなら、耳鼻科に赤ちゃんを連れて行って、医師に耳掃除をしてもらいましょう。
子どもの耳掃除の方法
吐き戻したミルクや唾液が耳の中に入ったり、汗をかいたりするため、赤ちゃんの耳は汚れやすいです。
1歳を過ぎるまでは、沐浴の際に、お湯で軽く湿らせたガーゼで耳たぶを拭く程度のホームケアでかまいません。
耳たぶの裏はベビーソープの洗い残しのカスがたまりやすいので、拭き残しがないように注意してください。
1歳を過ぎてから、お母さんが耳掃除をする場合、次の手順で進めましょう。
子どもを床に寝かせる
2歳未満の子どもであれば、ベビーベッドで寝かせているご家庭が多いと思いますが、ベビーベッドに子どもを寝かせて耳掃除をすると、耳の中が見えにくいうえに、かがまないといけないのでお母さんが腰を痛めてしまいます。
耳の中が見えやすいように、また、リラックスして耳掃除をできるように、床に布団を敷いて、子どもを寝かせましょう。
片手で頭を押さえ、耳たぶを少し引っ張る。
子どもは急に動きます。
片手で子どもの頭をしっかり押さえて、親指と人差し指で耳たぶを少し引っ張って、耳の中を覗きましょう。
子どもの力が強いなら、お父さんに頭を押さえてもらってください。
耳かきや綿棒で耳掃除をする
耳の中を覗いて、耳垢を確認できたら、耳かきや綿棒で耳垢をさっと取り除きましょう。
耳の奥に耳垢が見えるからといって、奥まで耳かきを入れるのはやめてください。
もし、耳垢が取れないなら、綿棒にワセリンを塗って耳の中をぬぐうと、耳垢が綿棒にくっついて取り除きやすくなります。
私のおすすめの耳かきは
「LEDライト付き耳かきセット 」です。
子供におすすめのLEDライト付き耳かきセット
持ちやすい形をしたピンセットタイプと耳かきのセットです。
ボタンを押すと電気がついて、耳の中が見えやすくなります。
YINKE LEDライト付き耳かきを実際に使った感想
子どもが1歳を過ぎてから、この耳かきをずっと使っています。
子どもが寝ている間に、片手で耳たぶを外側にそっと引っ張って、もう片手でボタンを押して、耳の中を電気で照らします。
耳垢が見えたら、耳垢をピンセットでサッとつまんで取り除いています。
欲張ってついつい奥までピンセットを入れてしまいそうになるほど、耳垢がよく取れます。
YINKE LEDライト付き耳かきの口コミ
息子(小学生)の耳掻き用にこういうのを探していました!
以前からライトがつくタイプは持っていましたが、耳垢が乾燥していて薄皮タイプなのでライトを照らしながら手持ちのピンセットでなんとかとっていました。
こんな商品があったとは知らず。
発見した時はこれなら絶対とりやすそうと即決で購入しました。
届いたので早速使用してみたところ、耳垢の薄皮がこれでもかっていうくらいとれてわたしが掃除した中で一番とれました!
もう耳鼻科に行かなくて済みそうです!
見やすいので時間もかからずたくさんとれて
おまけに安い!!!最高です!
楽しくて仕方ないです!
耳かきの方は痛いと言ってたのですが、ピンセットの方は痛くなかったそうなので
お子様の耳ならピンセットがオススメです!
子どもの耳掃除の注意点
お母さんが子どもの耳掃除をする時に注意しなければいけないことが3つあります。
耳の奥まで掃除しようとしない
耳の中を覗いた時に、奥に耳垢が見えると取りたくなりますよね。
せっかく耳掃除をするなら、奥の耳垢まで取ってスッキリさせてあげたい気持ちは分かります。
しかし、耳かきを奥まで入れた時に、子どもが急に動くと鼓膜を傷つけてしまうおそれがあります。
奥の耳垢が自然に出て来るのを待ったり、手前まで出て来てから耳かきで取ったりするのが無難です。
どうしても気になるなら、耳鼻科に子どもを連れて行って、医師に奥の耳垢を取ってもらいましょう。
落ち着いて耳掃除できる環境を整える
耳掃除をしている最中に子どもが動くと危険です。
テレビを消したり、おもちゃや絵本を片付けたりして、子どもの気が散らないようにしましょう。
兄弟がいる、ペットを飼っているなら、子どもに近付かないようにしなければいけません。
子どもと二人きりになれる部屋で耳掃除をしたり、ペットをケージに入れたりしてください。
子どもの手が届かない場所に耳かきを保管する
子どもはお母さんの真似をしたがります。
子どもが自分で耳かきを耳の中に入れて、鼓膜を傷つける事故が多いです。
耳かきや綿棒など、耳掃除に使う物は子どもの手が届かない場所に保管するようにしましょう。
子どもの耳掃除の体験談
私は、子どもの耳の奥に耳垢が見えたら、耳鼻科に連れて行っています。
しかし、耳鼻科には風邪やインフルエンザの患者など、感染症の患者もいます。
耳垢を取ってもらいに耳鼻科に行って、他の病気をもらって帰るのは避けたいので、必ず予約しています。
予約しても、待合室で少し待つことになるので、旦那と子どもを車の中で待機させて、私だけ待合室で待って、名前を呼ばれたら、旦那に子どもを連れてきてもらうようにしています。
もし、お母さんと子どもだけで、耳垢を取ってもらいに耳鼻科に行く場合は、風邪やインフルエンザの患者が少ない時期や時間帯を選んで予約するといいですよ。
お母さんが取るのが不安な場合は、耳鼻科だと安心ですね。
まとめ
子どもの耳掃除を始める時期と方法、注意点を紹介しました。
お母さんが赤ちゃんの耳掃除をするなら、言葉が分かるようになる、また、耳垢の湿り気がなくなる1歳以降に始めるのが安心です。
1歳未満で耳掃除の必要性を感じるなら、耳鼻科に赤ちゃんを連れて行って、医師に耳掃除をしてもらいましょう。
子どもの耳掃除をする時には、落ち着いて耳掃除をできる環境を整えて、サッと取れる耳垢だけを取り除いてください。
耳の奥の耳垢は耳掃除に慣れている耳鼻科の医師に任せましょう。
耳掃除をしなくても、耳垢は自然に排出されます。
しかし、万が一、耳垢がたまると、耳の穴が詰まって、音が聞こえにくくなるおそれがあります。
耳の中を時々覗いて、定期的に耳掃除をしてあげてくださいね。